モンブランを眺めるためにシャモニーに行った.
斜面にあるため石をあまり含んでいないのだろう,真っ白できれいな氷河だ.シャモニー辺りの氷河ではMer du Glace(氷河の海)がよく知られているそうであるが,これはその末端の1つであろうか?
下は,シャモニーに向かうまでの風景
フランス側のモンブランの麓シャモニー
下は,シャモニーの写真あれこれ
モンブラン,グランドジョラスを望む3,842m(プロトレックの実測値もほぼこの値だ)のエジューデュミディへ
モンブラン(Mont Blanc/白い山:4,810m)はヨーロッパアルプスの第5の高峰で,フランスとイタリアの国境に位置する.イタリアではモンテ・ビアンコ (Monte Bianco) と呼ばれるそうであるが,日本では皆モンブランと言ってますね~.魔の山と恐れられていたモンブランは1786年8月8日に水晶取りのジャックバルマと医者のミッシェルガブリエルパッカールによって初登頂されたそうである.2世紀あまり前ということになる.現代は,モンブラン登山は標高が高いため,高山病が出やすいが,技術的には比較的易しいのだそうだ.晴天でガイドが同行すれば雪山の経験と体力があれば頂上に立つことができるらしい.ただ悪天候になれば,夏でも吹雪になり,地元の山岳ガイドでもたちまち脱出困難,強い風に見舞われれば凍傷,凍死という結果を引き起こす,ということだ.
グランドジョラス(Grandes jorasses:4,208m)もまたフランスとイタリアの国境に位置する.北壁(ウォーカー側稜/ウォーカーバットレス)はヨーロッパ三大北壁の一つ.長谷川恒男氏と森田勝氏の冬季北壁単独世界初登拳争いの舞台にもなったそうだ. 三大北壁中難易度では最難関と言われるそうで,森田勝氏もこの山で命を落としたそうである.ちなみに長谷川恒男氏は1977年~79年ここグランドジョラスを含む三大北壁冬季単独世界初登頂を成し遂げた.しかし1991年10月,パキスタン北部,ウルタルⅡ峰登山中雪崩により遭難,没した.
下は,エジューデュミディへの途中,エジューデュミディから眺めた写真.