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ティムール門の辺りTimor Gate and the vicinity

ティムール門辺り

タシケントからサマルカンドへの道中,ティムール門と呼ばれる狭隘な谷間を通る.古くはアレキサンダー大王,ジンギスカン...等々,時の覇者がここを通り,そしてティムールの時代になると彼の重要な通り道となり,敵に対しては城壁のような機能を果たしたことからこう呼ばれるようになったようだ.

この辺は若干標高が高いのか霧が立ち込めていた.切り立った道路脇の岩肌には現代の旅行者がつまらない落書きを残している.バスから降りて丘を見上げると直ぐ先が見えないほど霧は濃い.右下写真は確かキャンプ場だったかな?それにしても濃い霧だ.この辺りは標高も若干高いようで寒く,ぶる~っとした.この先どうなるかと身構えたが,寒いのはここまで,天気もよくなりつつある.

ティムール門の辺りの風景ティムール門の辺りの風景
ティムール門の辺りの風景ティムール門の辺りの風景

ミネラルウォーターを仕入れる

ミネラルウォーター

この辺で水を仕入れる.写っているのは私たちのバスの運転手さん.ミネラルウォーターはネッスルブランドが結構ハバをきかしているようだ.

カザフスタンの辺りKazakhstan and the vicinity

カザフスタン国境近く

タシケントからサマルカンドへ向かう道中は殆ど畑である.麦や綿花などの主要農産物に関してはソ連時代のコルホーズのシステムに似たようなシステムで維持されているという.大型の農業機械を扱うので,ある程度集団で作業するのが効率的なのだという.野菜は個人ベースで作ることが多く,余ったものは街のバザールで売って稼ぐという.

この辺りは麦とかが比較的多いようだ.木はポプラとか楡の木が多いようだ.いくら野原でも木の根元は完璧に白くしてあることに変わりない.

カザフスタンの辺りの風景カザフスタンの辺りの風景

カザフスタンに入る

暫く行くとカザフスタンの領土を貫く道路に達し,通行していいかどうかカザフの入国管理官と交渉する.このバスは外国人の観光客で......この道を通過しないと50分の遅れを生じ...,と交渉するそうだ.この日は交渉成立し無事通過できた.なお領土はカザフスタンのものであるが道路はウズベキスタンのものと云う不思議な権利関係にあるそうだ.まあソ連時代の名残りで今後どうなるか不明確だそうだ.

カザフ領土に入るととたんに荒れた感じ,つまり並木や畑が整備されていないような感じに変わる....ように見えた.他の観光客もそんな感じを口にしていたので半ばそうであろう.なお我々はカザフのヴィザを持っていないのでバスを止めて降りることはできない.

カザフスタンに入るカザフスタンに入る

再びウズベキスタンに入る

暫くカザフ領内を走り,再びウズベキスタンの領土に抜けたところでトイレ休憩のため停車,といってもトイレがある訳ではないが......まあ,観光インフラがまだ不十分なので仕方がないであろう.

特に羊が多く放牧されている.インドなどに比すれば特段に驚くに値しないだろうが...

再びウズベキスタンに入る再びウズベキスタンに入る

ナボイの市場

サマルカンドからブハラに向かう道中にナボイなどいくつかの街を通過する.この日は木曜日であったが,この家族のように朝からの買い物客が見られる.

右のグループは我々と同様,旅の途中か,ワゴン車から降りていろいろ仕入れていた.ところで,どこへ行ってもコークは山と詰まれ,旧ソ連圏においてもまた制覇したようだ.

ナボイの市場ナボイの市場

ウズベクパン

これがウズベクのパン,丸くて中央部が少し凹んでいる.全国ほぼ共通の形状と味と見た.総じて美味しい.売る人も買う人も世界的に美味とされるフランスとかトルコの人々と同様に剥き出しでパンを扱っている.この人は7枚買い込んでいるのでかなりの大家族か?

右写真は,手元が見えなければロシアンマフィア,といった趣のお二人.実は単にウズベクスタイルのファストフード店で朝食のドーナッツをほおばっているところ.

ウズベクパンウズベクパン

末っ子を抱いたナボイの母親

母子

末っ子を抱いた母親.全部で3人の子供がいて,ここの原っぱの大きな通りで車の出迎えを待っているところ.


ロバに跨った二人の少年

少年とロバ

同じ場所でロバに跨った二人の少年が通りかかった.子供とは言え,二人も載せてロバもほんとに大変だね~


ナボイ近郷の農家

ナボイ近郷の農家

この近くの民家の旦那.朝の風景を楽しんでいる.この辺は綿花畑,杏などの果物栽培が多いようだ.ウズベキスタン全土でみると,ソ連時代には綿花のモノカルチャー経済を強いられ,解体後の経済活動のどん底状態を経て,現在は綿に加え,果実,麦,煙草なども多く栽培されるようになったようだ.


火力発電所

火力発電所

ウズベキスタンは地下資源として非鉄重金属,金に加え,天然ガス,石油,石炭が豊富らしいのでそれらが燃料であろう.このような円筒型の発電所はヨーロッパでよく見る形だ.


キャラバンサライの遺跡

左:出ました!これぞシルクロード時代のキャラバンサライの遺跡.現在修復作業中だ.

中:同サライの貯蔵庫だったか?水タンクだったか?宿舎だったか?う~ん,思い出せなくなった.

右:同サライの木造建築.今は土産物屋さんとして使われている.柱や梁の一部に彫刻が施してある.

キャラバンサライの遺跡キャラバンサライの遺跡キャラバンサライの遺跡

綿花工場

綿花工場

綿花工場に集積された綿花の山.綿花は現在でもウズベキスタンの主要産業の1つであることに変わりなく,大きな綿花工場が町ごとにあるようだ.



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