ナガルコットからカトマンドゥに戻り,30~40分離れたパタンの街の見物に出かけた.「美の都」と称される古都パタンはかってのマツラ三王国の都として栄えたため,旧王宮をはじめ17世紀に建立された写真左のヒンドゥー寺院や,写真右のような赤いレンガと木材から成るネワール様式建築がたくさん見られた.ネワール様式建築は,かなり傷んでいるものが多いが,庇の下や窓などに精巧な彫刻が施されているのが特徴だ.また仏教寺院もあって(と言うか,パタンはネパール仏教の中心とも聞く),引っ切りなし訪れる大勢の信徒に混じって我々も参拝させてもらった.ネパールの国教はヒンドゥー教であるが,スリランカのようにヒンドゥー教徒と仏教徒が衝突することなく,融和しているようだ.ごちゃごちゃした街を歩くのはなかなか興味深いが,ここパタンに限らずネパールの街はどことなく埃っぽい感じを受ける.しかしこれはやむを得ないであろう.
下は,パタンの写真
さらにパタンの写真
なおもパタンの写真