台風で出鼻をくじかれたが1日短い日程で所期の行程を歩くことができた.なかなかいいトレッキングで,すぐに次の夢がいろいろ生まれてしまって,困ったというか,楽しいというか.....
パルスオキシメータ(血中酸素飽和度計:血液中(動脈)のヘモグロビンがどのぐらいの酸素を持っているか(%表示)を調べる機器)でどのような値だったか一覧にしてみた.
日にち | 場所 | 標高 | 酸素飽和度 SpO2(%) | 脈拍 (min-1) |
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10/22 | 朝:ルクラ | 2800m | 93% | 77 |
夕:パクディン | 2640m | 90% | 82 | |
10/23 | 朝:パクディン | 2640m | 87% | 79 |
夕:ナムチェ | 3420m | 86% | 94 | |
10/24 | 朝:ナムチェ | 3420m | 83% | 82 |
昼:クムジュン | 3760m | 82% | 90 | |
夕:タシンゴ | 3450m | 87% | 79 | |
10/25 | 朝:タシンゴ | 3450m | 93% | 71 |
昼:パンボチェ | 3960m | 83% | 80 | |
夕:タンボチェ | 3860m | 80% | 92 | |
10/26 | 朝:タンボチェ | 3860m | 88% | 79 |
夕:モンジョ | 2815m | 92% | 79 | |
10/27 | 朝:モンジョ | 2815m | 96% | 74 |
パルスオキシメータは,指先の血液の流れを,波長の違う二つの赤外線(酸化ヘモグロビンに吸収されやすい波長と,還元ヘモグロビンに吸収されやすい波長の二つ)で計り,その割合から血液の中の酸素の含まれる割合を計算して,リアルタイムで表示するそうである.透過光全体のうち動脈血を透過したものと静脈血や軟部組織を透過したものの区別は,拍動のある成分が動脈血によるものであることを利用するのだそうだ.山では普通70%以下になると危険で,下山して回復させるのが普通であるそうだ.なお外科手術では90%を切ると,一般に酸素補給をするらしい.
おしまいまで見て頂きありがとうございました.