巡礼後after the pilgrimage
この巡礼後編で,2019年6/22(土)巡礼者ミサ参加,6/23(日)アルベルゲ滞在,6/24(月)列車でマドリードへ行き,6/25(火)マドリード滞在,6/26(水)マドリード空港を出発し,アブダビに至り,ここで乗り換えて,6/27(木)成田に到着し,旅を終えたときの写真を載せました.
巡礼後の列車とフライトルート略図のGoogleマップroute after the pilgrimage
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6/22(土)巡礼者ミサ6/22(Sat)Pilgrim's Mass
八百屋さん市場
さて巡礼完了の翌日,6/27正午からサンフランシスコ修道院教会で巡礼者ミサが執り行われる.前回フレンチカミーノのときは既にシートが埋まっていたので今回は早く出掛ける.
さてセミナリオアルベルゲの丘から下り,旧市街に上ったところにある大きな市場を見物する.青果市場でいろいろな八百屋さんが種々野菜や果物を並べている.お客さんは一般家庭の奥さんが多いようだ.
魚市場
こちらは魚市場でかなりのお店が出品している.こちらは氷の上に各種魚を並べて扱っているが,中型以下の魚で,例えばマグロなどの大きな魚の切り身等は扱ってない.
青果市場と比べて客は少ないが,客単価が高いのでちょうどいいのであろう.
も一度サンティアゴデコンポステーラ大聖堂
サンフランシスコ修道院教会に行く途中,も一度サンティアゴデコンポステーラ大聖堂を訪れた.
いや~やはり威容ですね.カトリックの本質に関わるところなのだと思う.
サンフランシスコ修道院教会
サンフランシスコ修道院教会に着いた.こちらも再度眺めているところだが,やはり大きい.
13世紀ゴシック様式で建立され,18世紀にバロック様式に建て替えられたということだ.
写真左側石像は聖フランシスコ修道士の像で,1182年アッシジ(イタリア)生まれで,アッシジの聖フランシスコ,フランシスコ会創立者としてよく知られるようだ.
サンフランシスコ修道院教会主祭壇
主祭壇を間近に見せてもらった.エンタシスで3階建てに区画された中央に聖マリア像を配した比較的シンプルなデザインだ.白いエンタシスと,金色の柱頭が目立つ.ゴージャスな雰囲気だ.
手前身廊の柱が丸ではなく四角いのはバロック様式だからなのでしょうか....いやそんなことはなく,丸いのも捻れたものなどいろいろあるようだ.
横のサンティアゴ像
横にサンティアゴ像が据えてあった.瓢箪の杖があるので判り易い.
ミサは前回と同じように執り行われた.勝手にもういいかなと思われる時点で退出した.
再び旧市街を横断しアルベルゲに戻る
サンティアゴ旧市街の細い道を歩く.各階窓ごとにゼラニウムであろうか赤い花を下げた家が見える.一階は店舗で,二階以上は居住スペースになっているのでしょう.
その家のこちら側はPEPAのお店.PEPAは女性のニックネーム,a Lobaは狼に,のようだが,はて具体的には何を扱っているのかな....
アルベルゲに戻りダイニングルームに
アルベルゲに戻り地階のダイニングルームに降りた.売店で冷凍のパスタや生ハム,ビールを買って,レンジでチンして食べた.
生ハムは一枚毎にスペーサーフィルムが挟んである.日本では普通そんなもの挟んでないと思うが.
ダイニングルームで飲んでいると,青年Kdさんに久しぶりに再会した.スペイン西端フィステーラを往復してきたそうだ.そして明日はポルトに向かうと言う.どうぞお気を付けて.
少し後に香川のSdさんにも久しぶりにお会いした.やはりフィステーラを往復してきたようだ.そして明日はKdさんと同じようにポルトに向かうそうだ.お二人は一緒に行こうかと相談しているようだ.楽しんできて下さいね.
6/23(日)アルベルゲ滞在6/23(Sun)stay at the Albergue
アルベルゲの廊下
アルベルゲで2泊目明けの朝がきた.このアルベルゲの廊下はとても広く,コークやコーヒーのベンダーが置かれ,またテーブルセットなども備えている.
ランドリー
この日はランドリーと食べることくらいで何もない.洗濯物を持ち,地階キッチン奥のランドリーに行く.洗濯は3.5ユーロ,乾燥は3ユーロで,ここの乾燥は強力なので助かる.それに空いている.
ビールは美味しい
一日ゴロゴロしているがビールはやはり美味しい.売店が開いている時間はいつでも買えるのでありがたい.
ワインも美味しい
ワインもまた美味しい.もちろんこちらも売店で買える.コルク抜きはランドリー手前のキッチンに備えられているから心配ない.
6/24(月)マドリードへ6/24(Non)go to Madrid
6/24朝アルベルゲにお暇する
6/24朝になった.目覚めて顔を洗い(部屋に洗面台備える),シーツを剥がし,ゴミ箱に入れ....で,0階の入り口(出口)に来る.
部屋のキーはここの郵便受けに放り込んでチェックアウトする決まりで,それに従い,そしてお暇した.ありがとうございました.
サンティアゴデコンポステーラ駅
アルベルゲから近道でサンティアゴデコンポステーラ駅に行った.15分くらいであったか.切符を買いに来たとき,カフェがあるのを見ていたのでそこで朝食を食べようと思って早く来たのだ.
駅カフェで食べる
ここはカフェテリア方式で,トレイを移動し注文する.オレンジジュースにコーヒー,サンドイッチ2つにした.サンドイッチの一つは列車内でランチ用にするつもりだ.わざわざイベリコブランドのハムを強調したサンドイッチだった.
7:48発マドリード行きを待つ
1番ホームで7:48発マドリード行きを待つ.13:12マドリード着なので,5時間24分もかかる.値段は59.40ユーロを間違えて2枚分(118.8ユーロ)買った(買わされた)やつだ.
マドリードまでどのくらいの走行距離が分からないが,スペイン国鉄renfeの高速列車だ.
renfe列車入ってきた
renfe列車が1番ホーム入ってきた.速そうな形の先頭車両だ.機関車方式なので先頭車両は大きい.
ネットで見たらこの機関車はS-130というタイプで,最高速度は250km/hということだ.また編成旅客定員は299人だそうで,JR新幹線と比べて少ないと思う.
マドリード行き列車車内
renfe在来線軌間は1,668mmの広軌だが,高速鉄道は仏など他国との相互乗り入れを重視し,標準軌(1,435mm=JR新幹線)を採用しているそうだ.また高速化のため質量を減らすためであろうが,車両幅は広くはなく,4人掛けだ.
JRは高速化のため軌道間を広げたが,スペインでは折角の広軌を狭めた.いろいろ苦労が偲ばれる.
山村を越える
列車は山間の地を走り,山村を越える.天気がイマイチで遠くは見えないが結構爽やかな風景だ.
都市も過ぎる
もちろん都市も通る.列車なので当然停車するところもある.
山の上の湖あり
かなり標高の高いところだろうか,荒涼とした地帯だ.そしてそこに湖がある.どこから水が流れ込んで来るのだろう.
マドリード駅に到着
マドリード駅に到着した.ここは終点なので全員降りる.
私は良く分かってないまま改札を出た.サンティアゴに戻った日に予約したホテルは空港に近い筈で,地下鉄だけでなくrenfeの駅もあるようで,それを使えば多分出なくて良かったのではなかろうか.
地下鉄に乗る
とにかく地下鉄に入り,空港方面線に乗った.車内にもエアロポルテ方向みたいな表示が出ているのでこれで行けるであろう.
ところで乗っているとき気付かなかった,この写真を見ると車両間つなぎ部分は車両の幅とほぼ同じくらい広いようですね.
メトロマドリード空港駅に到着
メトロはどうやらマドリード空港駅に到着したようでここで降りる
後はGoogle mapでホテル名,Don Luisホテルをターゲットに歩いた.マドリード空港駅からは25分くらいと比較的長く歩いたと思うが,ザックは軽く,巡礼路の一日の長さに比べれば何でもない距離だ.
Don Luisホテルにチェックイン
Google map頼りで無事Don Luisホテルに到着し,チェックインした.部屋はごく普通のツインだ.
これまで久しくテレビを見なかったが,ここには普通のホテルだけに設備されていた.ただどのチャンネルもスペイン語だけのようで,暇なのにあまり見ることはなかった.
バスタブがあった
ここも普通のホテルらしくバスタブがあった.これも久しぶりだ.ありがたい.
きっとbooking.comで見てたかも知れないが,さほど気にしていなかったのであろう.
6/25(火)マドリード滞在6/25(Tue)stay in Madrid
Don Luisホテル周辺の眺め
さてDon Luisホテルで一夜明け6/25になった.表に出るとそれまでのサンティアゴ周辺と違ってエラく暑い.随分と違うことに驚いた.
また何の見どころもない街なのだと思うが,当初の狙い通りそれでいいのだ.
ただ近い場所に大きなスーパーマーケットがあり,飲み物,食べ物を買ってくることができた.
ケバブ屋のケバブバーガー
ホテル近くにケバブ屋さんがあった.そしてそこでバーガーを買ってきて食べた.マックとかバーガーキングとかのバーガーはひき肉のビーフだが,ケバブ屋さんのはちょい違って,あのドネルケバブで焼いたビーフを削ぎ取ったものが挟んである.歯ざわりと味が異なり,なかなか美味しい.
それとエティハド航空2つのフライトのオンラインチェックインをスマホのアプリから行った.予想外にスムーズに実行できてホッとした.
6/26(水)マドリード出発6/26(Wed)leave Madrid
ホテルの街を出る
6/26朝になった.Don Luisホテルをチェックアウトし,街を出て空港に向かう.まだ薄暗い中に教会の尖塔が見える.こうした郊外にもちゃんと教会が組織されていることに改めて感心した.
マドリード空港に着いた
マドリード空港,正式にはアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港(Aeropuerto Adolfo Suarez Madrid-Barajas)に着いた.
真ん中辺りでちょっとまごついた.
バゲージドロップ
前日オンラインチェックインが済んでいるので,エティハドのバゲージドロップカウンタに行った.このカウンタは嘘みたいに空いており,直ぐチェックインが済んだ.
マドリードらしい塊のハム
驚いたことに日本語の方向案内のあったイミグレーションを通過し,ショップ街を通る.ここにはもちろんスペイン特産のもの,例えばワインなど多く並んでいる.
そんな中で,イベリコの生ハムなどはよく知られていると思う.写真の一本は269.95ユーロの正札であるが,日本で買うともっと高価らしい.ただこれは普通の旅行者は検疫の証明書とかないといけないので難しいのではなかろうか(私は昔ロンドンで買ったハムを没収されたことがある)
私は単なるクッキーを買ったのだが,ビニ袋がスーパーなどと同じように有料なのだ.時代は少しずつ変わってきてますね.
懐かしのスタバあり
マドリード発10:10 エティハドEY076便のゲート前にスターバックスの自販カウンタがあった.普通の自販機より少し大きな場所を占めているが,自販機だ.
でもコーヒーの味やサイズは普通のお店のようであり,特にサイズがトールとかグランデとか選べるのがいい.スペインのコーヒーはサイズが残念だっただけに気に入った.でも私はグランデとか多過ぎるので,トールで十分だ.
アブダビ行きエティハドEY076便に搭乗
エティハドEY076便は定刻の9時半頃搭乗開始された.これで長くお世話になったスペインとお別れか.
エティハドEY076便はB787-9
エティハドEY076便はB787-9だった.エコノミークラスのシートマップは3-3-3なので,前日オンラインチェックインで通路を取ってあったのでいいが,窓際は二人跨ぎで見るからにまずい.
USBやAC電源が設けてあるのは来るとき同様結構なことだ.
エティハドEY076便はアブダビに至る
エティハドEY076便は順調に飛び,アブダビ上空に至った.フライトトラックを眺めるとやはりシナイ半島やシリア上空は避けているようだ(遠回りのサウジを通過している).
エティハドEY076便はアブダビに到着
エティハドEY076便はアラブ首長国連邦関連首都アブダビに到着した.降機し,トランスファーゲートに回り,セキュリティチェックを受ける.
そして無事通過し次のフライトエティハドEY878便の搭乗ゲートに向かう.
成田行きエティハドEY878便に乗る
待つことしばし,やがて成田行きエティハドEY878便の搭乗が始まり,乗り込む.
EY878便の機体も上の便と同様B787-9だった.これもシートは予約してあったが,ガラガラなので3シート無人のところに移り,肘掛けを上げて寝転んだ.とても快適で,貧乏人のビジネスクラスといった趣きだ.
6/27(木)成田着6/27(Thu)arrive at Narita
成田到着前の食事
もうすぐ成田到着,その1,2時間前に食事を出してくれた.パスタか何かのようだが,ちゃんとワインも付いていたようで,これがエティハドの太っ腹なところであろう.
もうすぐ成田
フライトトラックを見ると,アブダビを出た後は中国,タクラマカン南側辺りを飛び,北京,ソウル辺りを経由し今日本上空だ.
そして6/27(木)午後1時過ぎ成田着
そして機は成田上空に達し,6/27(木)午後1時過ぎ着陸した.いい旅だった.おしまい.