ツフロフという珍しい航空機でシラーズに到着した.夕刻バスでホテルに着いて辺りを見回すと,テヘランと比べて圧倒的に人通りの疎らな言わば地方都市の趣だ.
モハマドゴリーハーンによってガージャール朝時代に造られた庭園だそうだ.ハーンと付くからモンゴル帝国時代か?エラムとはペルシャ語で楽園の意だそうで,シラーズの中では最も花の多い庭園だそうである.特に北側のバラ園が有名だそうだ.糸杉の並木もなかなか見事だと思う.
下は,エラムガーデンの写真あれこれ.門前の道路両側の並木には水路が導かれ,一日のうち所定時間に貴重な水が流されるようである.庭園内には外国で見かけることは極めて珍しい(と思う)柿の実を見かけた.
この分野に甚だ素養を欠くため詳しくないが,イランの著名な詩人ゴレスタンサーディの墓がある.廟の壁に詩の一部が記され,ガイドのムハンマドさんが読み,解説してくれた.
下は,サーディ廟と訪れる人々.イランでは詩を愛する人が多いようだ.