クアラカンサーKuala Kangsar

このクアラカンサー編では行く途中のイポー,クアラカンサーのウブディアモスク,クアラカンサーの村の写真を掲載した.


クアラカンサー付近のGoogleマップ

下の風船がイポーの街,上の風船がクアラカンサーの位置である.

イポーIpoh

イポーの街

イポーの街

クアラカンサーに行く途中イポーのレストランに寄ってきし麺の昼食を戴いた.イポーは人口71万人でマレーシアで3番目に大きい都市だそうである.イポーは古くから錫を産出し栄えたようだ.他にモヤシやきし麺,それと美人の土地としても知られるそうだ.まあ,それで昼食はモヤシ入りきし麺となった訳だが,食事はいいとして,ウエイトレスはどうかな~?ごく普通のような.....

イポーは小桂林と称されるほど風光明媚である(らしい)が,首都と比べると退屈で,概して若者は離れていく傾向があるそうだ.色々な山がニョキニョキしており,錫の露天掘り後の人造湖の景観が(言われれば)桂林を彷彿させるのであろうが,それらの山肌が石材やセメント材切り出しのため無残に抉られた場所も多く見られる.

ガイドWさんはクアラルンプールに住まうがこの地方出身だそうだ.Wさんが子供の頃家の庭でニワトリが騒ぐので出てみると,既に数羽を飲み込んだニシキヘビが腹いっぱいで動けなくなくなっていたり,コブラが現れ,お爺さんが棒でたたき殺したしたものだそうだ.まあ,イポーに限らずマレーシアで自然豊かな所はそのような感じであろう.


下は,イポーの写真.小桂林的風景は撮り損ねた.

イポーの眺め
イポーの眺め イポーの眺め イポーの眺め イポーの眺め イポーの眺め

クアラカンサーのウブディアモスクMasjid Ubudiah/Ubudiah mosque at Kuala Kangsar

クアラカンサーの街

クアラカンサーの街

イポーの後クアラカンサーに到着した.上記イポーがペラ州の州都だが,スルタン(Sultan)の宮殿はこのクアラカンサーにあるそうだ.ところでマレーシア9州にはそれぞれスルタンが居て,9人のスルタンの互選で国の王様(アゴンAgonと呼ばれ,任期5年だそうだ)が選ばれる仕組みになっているそうだ.アゴンは立憲君主国の元首で,またイスラムの最高権威者に相当するそうだ.例えばラマダンの日を決定するのはアゴン,と云うことだそうだ.なおマレーシアシアには13州あるということだから4つの州にはスルタンがいないのだと思われる.

クアラカンサーには学校が大変多いそうだ.高校までは地元や周辺の子が主に通うが,大学生は全国から集まっているそうである.クアラカンサーに限らないが,学校は民族別(母語別)にあるが,マレーシア語と英語はどの学校でも必修ということだ.メドレセなど宗教校ももちろん在るそうだ.


ウブディアモスク

一目見て大変美しいと思った.クアラルンプールで見た国立モスクも現代風清楚でなかなかだが,このウブディアモスクは伝統様式美を備え,白や褐色,金といった色彩がゴージャスだ.

ドームやミナレットの形はタージマハルなどムガール様式と似たところがあるようだ.1919年竣工と聞くがあまり傷んだ様子は感じられず,よくメンテナンスされているようだ.

クアラカンサーのウブディアモスククアラカンサーのウブディアモスク

クアラカンサーのウブディアモスク礼拝堂

ウブディアモスク礼拝堂

入り口で靴を脱ぎ,ショートパンツの人は渡されたローブを,女性は皆スカーフを付けて入れてもらった.金色のドームの内側となる礼拝堂を覗かせてもらうと地元(多分)の男性10人くらいが礼拝中だった.

建立当時からある時期までこのウブディアモスクはスルタン一族専用のモスクだったそうだ.インテリアがなかなか素晴らしいのもこのためか.現在は一般市民共用のモスクとなり,私たち異教徒にも庭や回廊に入ることを許容している.


クアラカンサーのウブディアモスク回廊

ウブディアモスク回廊

礼拝堂の回りは広い回廊となっている.床はピカピカに磨かれた白と黒の大理石で実に見事だ.回廊の一部に書架があり,きっとコーランなどイスラム関連書籍なのであろう,並べられ,そこに座り熱心に読む一人の男性の姿があった.


ウブディアモスクモスク裏手の墓所

モスク裏手に墓所

モスクの裏側はお墓になっていた.モスク本体と違ってここは今もスルタン一族専用だということだ.建造物はモスク本体と調和する統一的デザインがなされている.


下は,クアラカンサーのウブディアモスクの写真

クアラカンサーのウブディアモスクの眺め
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クアラカンサーの村a village at Kuala Kangsar

クアラカンサー村の高床式住居

高床式の家

モスク近くの小さな集落を歩いてみた.住宅は高床式が多い.周囲はジャングルなのでヒョウや少なくなったであろうがトラ,ニシキヘビ.....などいろいろ生息しており,それらの侵入を防ぐためではないだろうか.庭にはバナナなど以外にあまり見たことのないような果実を付ける木も植えられており,面白い.

バナナやパイナップルなど多くは年間を通して収穫,ドリアンは年2回の収穫と,赤道直下ではあるが果物毎に採れる時期にある程度差があるそうだ.


タピオカの木(草)

タピオカの木(草)

赤い茎と八ツ手のような葉を持つタピオカの木が藪に生えていた.これを見る限り華奢で,地下に巨大なイモができるとは想像しにくい.(←単に想像力不足)

南米アマゾンが原産,世界各地で栽培されているそうだ.するとマレーシアには相当昔に入って,あちこちで自生するようになったのだろうか?根茎は他のイモ類同様殆ど澱粉で,朝キャメロンハイランドで食べた蒸しタピオカなど以外に,例えばお菓子のツナギ材料としてもよく用いられるようだ.


下は,クアラカンサーの村の写真

クアラカンサーの村の眺め
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クアラカンサーを離れ,ペナンに向かう

クアラカンサーを見物した後再びバスに乗り,高速道に入り途中で休憩を挟みながら北上した.

クアラカンサーを離れ,ペナンに向かうときの眺め
クアラカンサーを離れ,ペナンに向かうときの眺め クアラカンサーを離れ,ペナンに向かうときの眺め クアラカンサーを離れ,ペナンに向かうときの眺め クアラカンサーを離れ,ペナンに向かうときの眺め クアラカンサーを離れ,ペナンに向かうときの眺め


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