終わりにガンダーラ遺跡を見て廻った.
表にあった看板地図を見ると,次に廻るシルカップとジュリアンもタキシラ遺跡に含まれるようである.タキシラはガンダーラ文化の中心地のひとつだそうで,アレクサンダー大王の遠征以後,インドグリーク王朝などの下,ヘレニズム文化の中心地として栄えてきたようだ.
このような仏頭や,壷,建築構造の一部など展示されている.特に釈尊が仏陀になる前,なった後のそれぞれの像など多く展示されていた.本来撮影禁止であるが,どんどん撮っていいからちょっとお金を....と,館員にせびられた.断ると,顔を覚えられていて出口で,「おたくのグループのメンバーはあっちへ行ったよ」とあさっての方向を教えてくれた.意地悪されたことに気付くまで1,2分要した.
下は,タキシラ博物館の写真あれこれ.
タキシラ博物館前の通りを眺めているといろいろ行き交う.猫バスのように派手なバスはちゃんと天上席が設けてあって,最初から客を満載する設計になっているのだ.まあロンドンなどでよく見る観光用オープンバスなどと同じようなものと考えれば,それほど驚くにはあたらないのかな?
シルカップは王宮や商店街,住宅などを備えた広大な都市遺跡だそうである.ところでこの丸い窪みは何だったか?説明を聞いていたのに思い出せない.
インド,ペルシャ,ギリシャそれぞれに特徴的な造形が巧みに組み合わせて構成されている,所謂ガンダーラ様式となっているそうである.そう言われると,少なくとも柱部分のレリーフはコリント様式の特徴を備えているのは解る.また鷲の頭はペルシャ/ペルセポリスの鷲の頭(イランエアラインのマーク)と似ているように思える.残り部分,例えば積層された段々のデザインはインド風なような.....
下は,シルカップの写真あれこれ
下は,ジュリアン遺跡の写真.