北京経由でイスラマバードに向かった.
シート着用とライフジャケットの場所を示すアラビア文字がイスラム圏の雰囲気を醸し出す.何よりも離陸の前に多分コーランの一節ではなかろうかと思われるお祈りが放送されることが最大の特徴であろう.これはイラン航空でもないことだ.機内サービスでお酒はないが,お酒の持ち込みは許されている.この点は持ち込みも禁止されているイラン航空より規制が緩いようである.
隣のシートに乗り合わせたパキスタン少年.お父さんの仕事で2年ほど上大岡で過ごし,母親と兄弟5人でカラチの自宅に帰るところだという.小学校2年生だそうで,日本語がかなりできる.
この娘が長女で,多分1年生くらいか.一番下はまだ乳飲み子で,5人の子供を連れたお母さんはてんてこ舞いの様子であった.
イスラマバードとラワルピンディーは隣接し,ラワルピンディーが昔からある街で,イスラマバードは新しく作られた首都で,多くの行政機関があり,住宅街や商店街が多くあるラワルピンディーから通勤している人が多いようである.ここイスラマバード国際空港に着くと先ず民族服の男性が目立つのに女性が少なく,やはりイスラム圏と実感する.ここは出発ロビー前の風景であるが少し暗いのが気になる.
夕刻前であるが街全体の照明が暗い.電力が十分でないのであろう.商品は他国の大都市と同様に最新のデジカメや携帯電話,非イスラム圏,いやズバリハリウッド映画のDVDが並んでいる.
ここは大都会なのでスーパーマーケットがある.値段は高いそうであるが少し生活にゆとりのある人はよく利用するそうである.クレジットカードも使えた.ただ電力事情は悪いようで,ここで買い物をしている最中に停電に遭遇した.非常用電源は無さそうで,3分くらいであろうか完全に真っ暗になり,レジも何もすべて止まってしまったのには驚かされた.
下は,ラワルピンディーの写真あれこれ