インダス復路Return Trip

フンザから再びフンザ川,ギルギット川を下り,インダスを辿り復路に付くことになった.

再びラカポシビューポイントRakaposhi View point

ラカポシが見えた

ラカポシ

行くときは雲が厚く見えなかったラカポシも今度は見えた.ただし順光線なのでまあどうということのない眺めだ.標高は7,788m,カラコルム山脈の西端に近く,ギルギット川支流のフンザ川東岸に位置している.つまりここからだとおよそ東に見える.ちなみにカリマバードでは南の方向に見えた.


ラカポシビューレストラン

ラカポシビューレストラン

カフェ兼ショップ.或いは2階には宿泊設備もあるのかも知れない.イスラム圏なのでビール等が無いのはちょっと残念.但しパキスタンも,地方によっては非イスラム教徒も居るであろうし,パキスタンブランドのビールも製造されていると聞く.

再び記念碑Monument of the Karakoram Highway

山を下りカラコルムハイウェイ記念碑辺りまで来た.山には相変わらず木が無いが川縁の緑が美しい.カラコルムハイウェイは中国/パキスタン間の交易はもちろんであろうが,旅行,登山へのアクセスも容易にした効果も大きいだろう.ただ9.11以降,非英語圏の国(ヨーロッパの多くを含む)からの観光客は回復しつつあるが,米英からの観光客は激減したままのようだ.

カラコルムハイウェイ記念碑辺り記念碑辺り
記念碑辺り記念碑辺り

再びナンガパルバットNanga Parbat

ラッキー!!往路では全く見えなかったナンガパルバット(Nanga Parbat:8,125m)が帰りはよく見えた.車窓から遠くに見え始め,徐々に大きく見えてくる.ナンガパルバットはカラコルム山系ではなくヒマラヤ山系に属し,その西端に位置する.8,125mは世界第9位の標高だという.ナンガパルバットはサンスクリット語で「裸の山」の意味だそうで,その周囲に高い山が無い,つまり独立峰であることに由来するそうだ.南側のディアミール壁は標高差4,800mもあって,世界屈指の登攀難壁,初登頂までに多くの遭難者を出したことから人喰い山と恐れられているようだ.獨/オーストリア遠征隊のへルマンブールが1953年初登頂に成功したそうだ.彼以前既に31人の死者を出していたそうで人喰い山の意もよくわかる.なおルマンブールは単独無酸素8,000m初登頂を成し遂げたことでも極めてドラマチックだ.ルマンブールの後は,色々な人がより困難なルートに挑戦し,成功していったようである.

ナンガパルバットナンガパルバット
ナンガパルバットナンガパルバット

下は,ナンガパルバットと展望地点の写真あれこれ

ナンガパルバット
ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め
ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め ナンガパルバットの眺め

再びトラックTrucks

インダス沿いにカラコルムハイウェイをなおも下る.

カラコルムハイウェイ修復の工事現場デコトラ
デコトラデコトラ

再びチラースChilas

ケバブ焼きの少年

ケバブ焼きの少年

再びチラースに戻り,シャングリラインダスビューホテルでランチとなった.チラースは街道沿いの小さい集落.街道に面して少年がケバブ(羊肉,牛肉の串焼き)を焼いていた.すのこの団扇の手さばきも鮮やかで,愛想もいい.


トラック野郎

トラック野郎

チラースには車の修理店がいくつかある.何しろ殆どのトラックは中古品なので故障は普通のことだ.ドライバはそれなりの修理技術を有し,ある程度自力で修復できる腕前がないとならないみたいだ.殆ど山道のようなところを通るので解る.この辺をカメラを下げて歩いていたら,「写真を撮れ」と言ってくれる人(大人)がたくさん寄ってくる.後でプリントを送ってくれ,という訳ではなく,単にシャッターを押せば,ありがとう!と言って,ニコニコしてくれる.こちらこそどうもありがとう!


下は,復路のチラースの写真

チラースの写真
チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真
チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真 チラースの写真

再び岩絵Inscriptions

行くときとは別の場所であるが,地名は忘れてしまった.文字も沢山あり,ガンダーラ地方への巡礼者が刻んだもののようだ.

巡礼者の岩絵巡礼者の岩絵
巡礼者の岩絵巡礼者の岩絵

再びベシャームBesham

写真左上:ベシャームに下る途中我々のバスが故障して動かなくなってしまった.
写真右上:インダスの脇だ.
ドライバのハジさんが懸命に調べてくれているが,なかなか直らない.とりあえず代替の車を手配することになってガイドのフェイサルさんが次の町まで行って手筈を整えてきてくれた.実際代替車がいつくるかハッキリしないが.....そんな中,全然関係ないトラックが,我々の様子を見て止まってくれた.エンジルームを開け,どこかいろいろ操作し,エンジンがかかるようにしてくれた.一時間半ほど止まっていたが暗くなる前に決着してよかった.ところでカラコルムハイウェイのドライバ仲間は結束が堅いそうで,すれ違いの際の挨拶のホーンなどは常識で,時間や状況によってメロディーや音色が違い,一定の約束事に従って鳴らすそうである.我々のバスにも30通りの音声が選択できる操作パネルが付いていた.普通よく使うのは7種類くらいらしい.だからエンコで困っているときも助っ人を求める合図の音色を発したりすることもできるようである.それに応えてくれるトラックドライバもとても暖かい人だと思った.
写真左下:以降バスは順調に走り,インダスほとりのPTDCモーテルに到着した.この辺になると山に木も見えるようになる.
写真右下:しかし急な山の斜面にいくつもの民家が貼り付いている様子を眺めるに,生活の厳しさを垣間見る思いだ.細かな段々畑が見えるが,行きつくだけでも目が眩みそうだ.

インダスを下るインダスを下る
インダスを下るインダスを下る

下は,ベシャームの宿周辺の写真.

ベシャームの宿周辺
ベシャームの宿周辺 ベシャームの宿周辺 ベシャームの宿周辺 ベシャームの宿周辺 ベシャームの宿周辺 ベシャームの宿周辺 ベシャームの宿周辺

左:ガイドのフェイサルさん,日本語が上手.右:ガイド助手のアベドさん.

ガイドのフェイサルさんガイド助手のアベドさん

再びバテクラムBattgram

幾つかの町を抜け,再び実りの畑が広がるバテクラムに到着した.レストランの近くでは小さな女の子が牛を追っていた.フンザでも似たような光景に出会った.通りかかったトラクタを見ると,目やすだれの装飾はデコトラのノリと全く同じだ.面白い.

再びバテクラム再びバテクラム
再びバテクラム再びバテクラム
再びバテクラム再びバテクラム

再びマンセールMansehra

再びマンセールに戻った.ここのホテルでお茶を飲み一休みした.この町周辺は豊かな農地が広がり所々に小さなモスクが見える.モスクのデザインは,雰囲気的にインドの寺院と共通性が感じられる.お茶の後,マンセールを離れ,バシケンド(?)のB.B.Qレストランに向かった.レストラン入り口にはマシンガンで武装したガードが立っている.近くの通りではパトロール中の警官も居る.安心というか,ヤバそうというか,....パキスタンらしい光景だ.

再びマンセール
再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール
再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール 再びマンセール


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