本渓Benxi

この本渓編では,2018年5月20日瀋陽のホテルを出て本渓へ行き,本渓水洞を見物したときの写真を載せました.


本渓付近のGoogleマップ

本渓は瀋陽の南この辺りに位置している.

本渓へgo to Benxi

瀋陽珀麗酒店で二度目の朝食へ

瀋陽珀麗酒店で二度目の朝食

瀋陽珀麗酒店で5/20(日)朝を迎えた.前日同様レストランに降り,朝食を頂く.ここの朝食は美味しい.


瀋陽の都心から出る

瀋陽の都心から出る

バスは瀋陽を目指し,都心から離れていった.幸い今日もいい天気で何よりだ.


渾河を渡る

渾河を渡る

さてここは渾河(こんが)の橋だ.前日も撫順で渡った河の少し下流になる.渾河は泥の河の意と云うことを前ページに記したが,こうして眺めると結構きれいで,泥河には見えないような.....

ジョギングの人にサイクリングの人がいる.一般に中国では自転車に乗る人が少ないように見えるが,それなりにいるということかな.


高速道路脇の野菜畑

高速道路脇の野菜畑

瀋陽郊外は農業地帯になっている.この瀋丹高速道路は畑が多く,多くはまだ土色のままで,一部写真のようにポプラ並木の向こうに野菜畑のグリーンが見える.何人かの作業者が見えるが,やはりかなり手が掛かるのであろう.


劉(刘)千戸停車場

劉(刘)千戸停車場

小規模なパーキングエリア劉(刘)千戸停車場で休憩した.お手洗いに,レストランに,売店を備えている.劉(刘)千戸は地名でしょうが,劉(刘)さん一族が大勢集まっている集落がある(あった)のでしょうか?

ググって見ると,千戸はモンゴル遊牧民の伝統的行政軍事組織で,1000人の兵士または労働力を供出できる単位,ということだ.チンギスハンも征服した部族を千戸単位に再編成し,その長 (千戸長) は世襲制としたそうだ.ふむふむ,すると千戸は相当大きい人口と領地から成り立っており,劉(刘)さんは千戸長だったのでしょうな.


劉千戸停車場から見る畑と集落

劉千戸停車場から見る畑と集落

劉千戸停車場の脇には畑が広がっている.作物はトウモロコシであろうか.そしてその先に集落が見える.これが劉千戸村かな~?そして農家は平屋のレンガに瓦屋根構造が多いようだ.やはり土地が広いので平屋にできるのであろう.


本渓の街に入ってきた

本渓の街に入ってきた

高速道路を降り,本渓市街地に入ってきた.街路樹が豊かで,歩道も広いようだ.

本渓市の総人口は156万人というから川崎市と同程度か.ただし面積は相当広そうである.前日訪れた撫順などに似て,周辺地域で豊富な鉄鉱石や石炭を産するので,これを活かし冶金業,製鉄業,重工業が盛んだそうだ.ただし老朽化した製鉄設備など工場排出煤煙による大気汚染が相当問題のようだ.

なお満鉄が進出した頃,治外法権的に本渓湖炭鉱など日系資本による石炭,山林開発が行われ,重工業化が進められたという.


本渓の山間部に入っていく

本渓の山間部に入っていく

本渓の市街地を通り過ぎると,今度は緩やかな山間部に入って行った.目指す本渓水洞はいくらか山間の地に位置しているようだ.


本渓水洞Benxi Water Caves

本渓水洞に到着

本渓水洞に到着

さてバスは本渓水洞駐車場に到着した.駐車場には多数のバスが停まっている.ここは4A級国立公園で観光客がいっぱいなのだ.

駐車場から管理事務所に歩く.チケット購入にパスポートが要るという,しまった,バスに置いてきた.そして戻り,往復する.多分添乗Hさんには予め聞いており,また他所でもパスポートが必要なのは経験していた筈だが....情けない.運動にはなったか.


先ずは腹ごしらえ

先ずは腹ごしらえ

そして園内に入る.直ぐのところにレストランがあり,本渓風田舎料理の昼食となった.右端のフレンチトーストのような見かけの料理がユニークだったかな.....でもどんな味だったか思い出せない.それと左端は場所柄川魚料理で,実が柔らか過ぎたように思う.全般的には美味しかった.


園内は整備されきれいだ

園内は整備されきれいだ

園内は樹木が茂り,石畳の道路が整備され,とてもきれいだ.そして電気カートも往来している.

掃除担当者がTDLと同じようにゴミを拾っているが,中国の観光地はゴミ拾いに力を入れているように見える.結構なことだ.


焼きトウモロコシ売り

焼きトウモロコシ売り

来るときトウモロコシ畑を見たが,ここでは焼きトウモロコシにして販売していた.今ランチを済ませたばかりでお腹いっぱいで入らぬが,美味しそう.


本渓水洞外の流れもあり

水洞外の流れもあり

水洞内部だけでなく,水は当然外部にも流れている.なかなか澄んだ流れだ.


そして本渓水洞入り口に至る

そして本渓水洞入り口に至る

そして本渓水洞入り口に至った.洞の入り口岩壁には直接本渓水洞の文字が刻まれている.これが中国流で,なにも本体を傷付けずも,看板を掛けるとか,脇に立て札でも立てれば済むものを....と愚痴が出そうになる.

まあそれはそれとして,中は12℃くらいで寒いが入ったところでジャケットが借りられますよ~と案内される.もちろん借りることにしよう.


貸衣装と写真屋さん

貸衣装と写真屋さん

中国の観光地では一般的な(少数民族の)貸衣装と写真屋さん(これでセット)がここでも営業していた.ここでは頭の銀の冠からすると,少なくともこの辺で比較的多数とされる満族や朝鮮族の衣装ではないし....土家族(トゥチャ族)とかさらに南のペー族とかの衣装ではないか....ガイドSさんに訊くと,まあ,インスタ映えする衣装がいいので,ということらしい.まあ,それはそうかも,ですね.


綿入りジャケットを借り,電動ボートに乗り込む

綿入りジャケットを借り,電動ボートに乗り込む

洞に入ると既にひんやりする.列に並び順番が回ってきて,綿入りジャケットを借り,電動ボートに乗り込む.ジャケットはあまり清潔には見えないので,きれい好きの人には無理そうだ.ボートは十数人乗りだ.そして席が埋まると,確か女性の船頭さんが,電動なので静かにボートを発進した.


水洞に垂れ下がる鍾乳石

水洞に垂れ下がる鍾乳石

水洞は結構広く,ボートは往復対向しながら運行されている.そして水洞には垂れ下がる鍾乳石が順次現れてくる.鍾乳石には色々名前が付けられている.中国の人は概してこうした命名には秀でている.些か無理やり感も無きにしもあらずだが.

また垂れ下がるのと比べて数は少ないが,地面に立つ石筍も見える.


本渓水洞鍾乳石はどんどん現れる

鍾乳石はどんどん現れる

鍾乳石はどんどん現れる.中には頭上直ぐ近くまで垂れ,運行するに妨げとなるため切り取られたものもある.なかなかの迫力だ.

鍾乳石は炭酸カルシウムを含んだ地下水が天井から落ちるとき生成された結晶質石灰岩なのだそうだが,一般にその成長には長い年月要すると聞くので,多分ここも相当年月を費やしているのでしょう.

ボートは往復で1時間,いや40分くらいだったか,入り口に戻り,外に出た.


本渓水洞駐車場のアカシア

本渓水洞駐車場のアカシア

本渓水洞を出ると,再び電動カートで駐車場に戻った.そこにはアカシアが白い花を付けていた.地味な花だが青空の下でそれなりに,いやかなり映える.次の大連に行けばもっとたくさん咲いているそうだ.


湖の脇を通り大連に向かう

湖の脇を通り大連に向かう

本渓水洞見物が終わり,バスに乗るときれいな湖の脇を通過し,次の大連に向かった.



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