このページはバルトロ氷河方面で見える山写真のダイジェスト版です.Googleマップにトレイルと山マーカーを付し,既存ページから転載し,バフォルダスピーク,パイユピーク,ダブルピーク,リリゴピーク,ウリビアホー,トランゴ岩塔群,グレートトランゴ,カテドラル,ロブサンスパイアー,マッシャーブルム,ビアルチェリ,ムスターグタワー,クリスタルピーク,マーブルピーク,スキルブラム,サヴォイヤカンリ,エンジェルピーク,ミトレピーク,チョゴリサ,K2,ブロードピーク,ガッシャーブルムⅡ,ガッシャーブルムⅣ,バルトロカンリ,スノードームの写真を載せました.またトレックで通過した幾つかのポイント,具体的には出発点アスコーレ,ジョラ,スカムツォク,パイユ,コボルツェ,ウルドカス,ゴレⅡ,コンコルディア,最奥点ブロードピークBCにもマーカーを付けました.
ジョラのテントサイトから眺めたバフォルダスピーク(Bakhordus Peak:5,810m)
トレック始まりの頃は比較的雲が多く,最初に目立ったのがこのバフォルダスピーク.ジョラのキャンプサイトから眺めることができる.ジョラでは他の山も見えるが,バフォルダスピークの形が極めてユニークなためこれだけは見分け易い.
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コボルツェから朝眺めたパイユピーク(Paiju Peak:6,610m)
パイユピークはアスコーレから歩き始めて最初に目に入る山(我々は雲で麓しか見えなかったが).パイユの辺りにあるのだが,パイユのキャンプサイトでは背後の山に遮られ,頂上のみ少し見える.遥かコンコルディアからも望むことができた.なかなか険しそうな山だ.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/ウルドカスへのページから. 上へ↑
パイユ裏山から眺めたダブルピーク(Double Peak)
ダブルピークはパイユのキャンプサイトから南に見える.手前の山に邪魔されて麓から見えないのは少し残念.シドニーのオペラハウスをワイルドにしたような荒々しい山容が印象的だ.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/パイユ滞在のページから. 上へ↑
パイユから眺めたリリゴピーク(Liligo Peak:5,600m)
パイユのキャンプサイトから,コボルツェに登るとき暫く右手に見える.これもかなり切立っている.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/パイユへ行くのページから. 上へ↑
コボルツェの朝眺めたウリビアホー(Uli Biaho:6,417m)
トレッキングルートはビアフォのすぐ下を通っている.随分尖った峰々だ.真中がウリビアフォで小ビアフォの意味だそうだ.奥がビアフォタワーだが,手前の山が邪魔になって上部しか見えない.
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パイユから眺めたトランゴ岩塔群(Trango Towers:6,286m)
良質の花崗岩の山から成るこのエリアはロッククライマーにはいい場所だそうだ.カナジー的には色や形が似ているようでかなり混乱する.
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コボルツェから眺めたグレートトランゴ(Great Trango:6,286m)
トランゴ岩塔群の中の1つがグレートトランゴ.グレートトランゴ前を流れるバルトロ氷河は岩石が堆積し,よく見ないと氷河とは判らない.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/コボルツェに下るのページから. 上へ↑
ボルツェの少し先から見たカテドラル(Cathedral Towers:5,866m)
これも茶色の岩山で,見る場所で形が変わるし,他の山との位置関係が変わり混乱している.写真が間違っている可能性あり得る.パキスタンはイスラムの国であるが,キリスト教の「カテドラル」と名付けられたのはしばしば見られる例だ.パキスタン,インド,ネパール.....などその昔大英帝国の支配下にあったところは特にそうであろう.
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ロブサンスパイアー(Lobsang Spire:5,707m)
カテドラル以上に他の山との位置関係が変化し.写真が間違っている可能性少しあり.困ったものだ.Spireは尖塔とか指す言葉であるが,正しくそんな形容が当てはまる気がする.一方Lobsangは多分人の名前であろうが,最初に登った人かな?あるいは測量をした人かな?
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ゴレⅠから眺めたマッシャーブルム(Masherbrum:7,821m)
バルトロ氷河の南部に位置し,測量番号がK1(Karakorum 1).ゴレⅠからよく見える.主峰のみだとそれ程ではない(個人的には傾いだ先端が少し気に入らない)が,左右を含めた全体は実に美しい.初登頂は1960年クリンチを隊長とするアメリカ/パキスタン合同隊のベルとアンソールドにより成されたそうである.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/コボルツェに下るのページから. 上へ↑
ゴレⅡの夕刻眺めたビアルチェリ(Biarchedi:6,781m)
ゴレⅠの手前から先までよく眺めることができる.トレッキングのいいパートナーだと思った.地図ではBiarchediと記してあるが,ガイドAさんは「ビアルチェリ」のように発音されていた.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/ゴレⅡへ行くのページから. 上へ↑
ゴレⅡ先で眺めたムスターグタワー(Muztagh Tower:7,273m)
ムスターグタワーはよく「カラコルムの怪峰」と形容されているそうだ.左手を空にかざしたような形態がそう呼ばせたのだと思うが,念のため辞書を引いてみよう.広辞苑第4版(かなり古い版!)で「怪しい」を引くと,不思議なものに対して,心をひかれ,思わず感嘆の声を立てたい気持をいうのが原義だそうだ.筆者の思っていた,いぶかしい,疑わしい,の意は3番目に出てくる.原義に従う方がピッタリなようだ.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/コンコルディアへ行くのページから. 上へ↑
ゴレⅡ先で眺めたクリスタルピーク(Crystal Peak:6,237m)
バルトロ氷河右岸にあって,鋭く尖った頂を持つ.クリスタルと称しても,一部白いが概ね岩肌である.クリスタルには結晶の意味もあって必ずしも水晶とかクリスタルガラスのように透明体に限られる訳ではないのだが......カナジー的にはやはり.....
以上バルトロ氷河トレッキング2008/コンコルディアへ行くのページから. 上へ↑
ロードピークBCで眺めたマーブルピーク(Marble Peak:6,238m)
クリスタルピーク同様バルトロ氷河右岸,コンコルディアの直ぐ脇にある.名前の通りマーブル模様である.尤もウリビアホー,トランゴ,カテドラル.....など他の岩山も概ねこんな感じの色合いではあるが.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/ブロードピークBC往復のページから. 上へ↑
ンコルディア手前から望むスキルブラム(Skilbrum:7,360m)
ゴッドウィンオースチン氷河を遡るとき,同氷河左手奥に見える.標高が高く,白い南面は恰も鉋をかけたように平らで広い壁のようだ.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/コンコルディアへ行くのページから. 上へ↑
ロードピークBCで望むサヴォイヤカンリ(Savoia Kangri:7,360m)
ゴッドウィンオースチン氷河をさらに遡るとエンジェルピークの左側にサヴォイヤカンリが姿を現す.この山はゴッドウィンオースチン氷河を歩いてたまたま見えたが,こうした7,000m級の峰はここカラコルムには数多くあるのであろう.
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ブロードピークBCで望むエンジェルピーク(Angel Peak:6,857m)
K2の左背後にあって,真っ白い角錐のように見える.カテドラル同様キリスト系の名称は測量に携わった英国人が付けたのであろう,多分.
以上バルトロ氷河トレッキング2008/ブロードピークBC往復のページから. 上へ↑
コンコルディアに戻るとき見るミトレピーク(Mitre Peak:6,025m)
コンコルディアの真ん前にあって,コンコルディアの主的存在.黒い岩が印象的.これも先端がとても尖っている.この辺一帯は概して尖った峰が多い.比較的若い山が多いのだろうか?
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コンコルディアに戻るとき眺めるチョゴリサ(Chogolisa:7,665m)
チョゴリサは花嫁の峰(Bride Peak)とも呼ばれるそうである.カナジー的にはマッシャーブルムと共に今回最も美しいと感じた山.コンコルディアからだと頂上は見えず,ブロードピークBCからは全容が見渡せる.切立った稜線,ヒマラヤ襞の斜面など実に素晴らしい.
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ブロードピークBC近くで眺めるK2(8,611m)
バルトロ氷河トレッキングの主目的はこのK2を歩きながら眺めること.コンコルディアまで来ると,K2が地面から立ち上がるところから全部見えるのが素晴らしい.K2は測量番号でカラコルム(Karakorum)2.中国名はチョゴリ(Chogoli).エベレストに次いで世界2番目の高さ.中国/新疆ウイグル自治区とパキスタンの実効支配地域カシミールの境界に位置している.不安定な天候,急峻で世界で最も困難な山とされるそうだ.初登頂は1954年7月31日アルディトデジオ隊(イタリア)だそうで,日本人では1977年8月8日,日本山岳協会登山隊の重広恒夫,中村省爾隊員が初登頂という.2006年夏日本人女性初登頂の小松さん,最年少記録更新の青木さんら東海大隊の快挙も記憶に新しい.
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ベースキャンプから見上げたブロードピーク(Broad Peak:8,047m)
ブロードピークはK2の隣で,やはり新疆ウイグルとカシミールの境界に位置している.測量番号はK3,地元名はFaichan Kangriだそうだ.世界12番目に高い山.初登頂は1957年6月9日にマーカスシュマック率いるオーストリア隊によってなされたそうだ.K3より若干ましかも知れないが一般名詞のような“Broad Peak”はちょっと,と感じなくもないが,逆に固有名詞化したところがすごいかも.
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ウルドカス先,右側背後に見えるガッシャーブルムⅡ(Gasherbrum 2:8,035m)
ガッシャーブルム山塊2番目の高峰で,測量番号はK4.初登頂は1956年7月7日フリッツモラベックだそうだ.コンコルディアまでだとガッシャーブルムⅣの背後になりちょっとだけしか見えない.ガッシャーブルムⅠも含めて眺めるにはコンコルディアから東,ガッシャーブルムBC方面まで訪ねる必要がある.
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コンコルディアで見るガッシャーブルムⅣ(Gasherbrum 4:7,925m)
バルトロ氷河を遡るとき早くから姿を見せてくれる.8,000mには満たないがコンコルディアの直ぐ東脇にあって,堂々としている.
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コンコルディアで見るバルトロカンリ(Baltoro Kangri:7,274m)
インドとの国境(実効支配地)に位置し,この両側に両国の軍隊のキャンプがあるらしい.コンコルディアから眺める限りなだらかな山だ.夕日,朝日を浴びると美しい.サヴォイヤカンリ,バルトロカンリのように~カンリ(~Kangri)という山は,~カン(~Kang)と共によく聞く.例えばギャチュンカン (Gyachung Kang),ナヤカン(Naya Kang)....など.チベット語でKangは雪で,また~リ(~Ri)はゴーキョリ(Gokyo Ri),ダウラギリ(Dhaulagiri)のように頂を指すという.よってカンリは雪山,雪峰を意味するようである.
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コンコルディアで見るスノードーム(Snow Dome:7,150m)
バルトロカンリの西にあって,こちらもコンコルディアから眺める限りなだらかな山だ.近くにチベット語「カンリ」を使ってしまったため英語名になったのであろう.
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