20日目(トレック15日目),今日7月2日はトレッキング最終日,アスコーレに下りそれで終わりとなる.
ジョラはいい天気で明けた.ジョラは谷間にあるので朝は陽が射さないが,バフォルダスピークなどの高い山は白く輝き美しい.
ジョラからデュモルド川を渡るにはさらにその川を遡上し,写真の吊り橋を渡る.
下は,ジョラと,そこを出て暫く歩いたところまでの写真
デュモルド川の吊り橋を渡った後,同川の流れ方向に歩く.暫くするとビアホー川に注ぐ.写真で左がデュモルド川,中央がビアホー川で,ビアホー川の源流方向には白い山が見えている.
川が交わった地点からはビアホー川右岸に沿うトレイルを下る.基本的には往きと同じ道であるが,一部水位が上がり,高巻きのトレイルに変えたところもあった.
オアシスのようなコルフォンに到着した.緑が瑞々しい.ここではかなりの数のメンバーからなるトレッキンググループに出会った.今回出会ったトレッキンググループでは最大だ.ドイツ語のようであったから,ドイツかオーストリア辺りの人たちか?
下は,コルフォンまで下るときの写真
コルフォンの後は,ビアフォー川(Biafo River)の吊り橋を目指す.近くには無名峰若しくはあまり知られていないこのような山が並んでいる.それなりに雄大な佇まいだと思う.
トレッキング最後のこの日,晴天となり,標高も下がるのでこれからは暑くなりそうだ.
先の山は雪を抱くが,手前の山は,山肌が薄っすらと濃い緑で覆われている.しかし,羊や山羊が山の斜面にいる場面に遭遇することはなかった.きっと牧草とするには草の量が充分ではないのだろう.
振り返るとパイユピーク(Paiju Peak:6,610m)がきれいに見えていた.往きの時はグランドジョラスのような感じの山だが....と思いながらも,頭に雲が架かり,はっきりとしなかった山だ.
再び濁流ビアフォー川(Biafo River)のところまで戻ってきた.地図で見るとここの地名はKesar Shaguranとなっている.ケサールシャグラン,としてみたが......違う読み方かも知れない.
橋の袂でガイドを連れた日本人青年に出会った.これから6,000m級の山に登るそうだ.若いし,体力がありそうだからうまくいくだろう.
下は,ケサールシャグランの写真あれこれ
雪を抱く裏山を背に,緑豊かな畑が広がるアスコーレの村が見えてきた.なかなか美しいところだ.全体が砂漠っぽいのでアラビア方面のオアシスと同じような視覚効果かと思う.
炎天下子供たちは元気に飛び回っている.家のお手伝いをしている子もいる.
写真にないが,女性は額にカラフルなスカーフを纏っている人がいる.フンザの女性ファッションと似ているように見える.一部共通の文化を有しているのかも知れないと思った.
下は,アスコーレの写真あれこれ
さてこうしてバルトロ氷河トレッキングは終わった.すばらしかった!!