長沙Changsha

この長沙編では，2017年10月14日(火)，武漢帝盛酒店から高速鉄道で長沙に行くときの写真を載せました．

湖南省の長沙はマーカー３の場所で，湖北省武漢（マーカー２）の南南西に位置している．

中国の高速鉄道（高鉄）敷設距離は圧倒的な距離であるそうだ．そしてそれらは殆ど近年施工されたもので，この武漢から長沙南駅行き路線もかなり新しい．ということで車両や車内設備は新しく，シートマップは3-2で，その間隔は左右前後とも普通に広く快適だ．

確か写真臙脂色ユニフォームは車内販売の売り子さんで，他に女性の車掌さんが検札で廻っていた．

切符には便名やシート番号は当然として，乗車する人の名前やパスポート番号が印刷されている（消したが）．荷物チェックもそうであったように航空機同様セキュリティ対策が採られているようだ．

また運賃は164.5元と記されている．日本円で3,000円くらいか．最高速度は300km／h余りで確か1時間半くらいの乗車時間だったから，JR東新幹線より運賃はかなり安い（半分以下）のように思う．

沿線は山や荒れ地が多いが，概して緑豊かだ．平らな土地では写真のような畑や田んぼが耕されている．

客室端にSpeed 307km/hの表示が出ている．時々眺めていたが，最高速度はこの値前後であった．これもJRと同じくらいであろうか．

長沙南駅行き列車は途中２，３箇所で停まった．ここはその中の一つ，駅員さん脇の表示を見ると威宇北駅であろうか．乗降客はそれなりにいるが，それに較べて停車時間は長めに感じられた．

列車は大分進んだ．雪を抱くような高い山はないが，低山が延々と続いている．そしてそんな山間に農地が展開されている．晴天であればきれいな景色が楽しめそうだが，どんより雨空で冴えない．

G1005号車は長沙南駅に到着した．ホームも階段，エスカレーターの配置など一般的で，十分に広い．

ホームでの喫煙（左の男性）はまだ可能なようである．多分近いうちに禁煙，喫煙室で．．．．．となるのであろう．

さて長沙は，春秋戦国時代には楚国に属した歴史ある街で，今回旅行の目的地湖南省の省都で経済の中心，また製造業も盛んということだ．総人口約750万人というから大都市だ．

改札を出た辺りには地下鉄（地鉄）連絡路があった．750万都市なので多分高鉄や，在来線，地鉄の駅が相当数あるであろう．地鉄にも乗ってみたいな～

長沙南駅からバスに乗り，張家界市に向かった．同市は湖南省の北端に位置し，今回私たちの観光目的地だ．

長沙の街は幅広い歩道を備えた大きな車道が縱橫に走っているようだ．それでも交通量は多く，北京程ではないにしても排気ガス汚染をいくらか起こしているかもしれない．

道脇には，赤い組紐でチベット仏教でよく見かけるエンドレスループ模様が掲げられている．この飾りが長い区間掲げられているところを見ると，市レベルの統一デザインであるようだ．

何しろ750万人都市で広大なので，抜けるにはそれなりの時間を要するようだ．建物はやはり超高層建築の数がバカに多い．道端の並木道は結構よく整備されている．