この索渓峪編では,2017年10月15(水)夕方,索渓峪を歩き,黄龍洞に至り見物,張家界市に戻り韓式夕食を頂いたときの写真を載せました.
索渓峪の黄龍洞はマーカー7辺りに位置している.
別窓で大きなGoogleマップを開く袁家界見物の後,バスで黄龍洞方面に向かった.周囲はやはりカルスト地形の岩山が囲み,平地は樹木が豊かだ.
バスを降り,歩くと小さなお店の軒下にオオサンショウウオとスッポンが売られていた.オオサンショウウオは索渓峪などで棲息し,この辺りの人達は食するそうである.
スッポンは養殖でしょうか,それとも天然でも棲んでいるのでしょうか....
他の観光地同様,通路脇にはお店が並ぶ.ここは果実やスナックのお店で,袁家界辺りのお店同様な品目が並んでいる.
索渓川に架かる大きな橋を渡ると,傾斜した緑の大屋根の建物に出合う.芝生で覆われているようだ.全体の形や芝屋根がとてもユニークだが,音楽堂(オペラハウス)だそうだ.そしてこれもアバターに便乗し哈利路亞(ハレルヤ)音楽堂と名付けられているそうだ.
人の髑髏を手にした猿が何やら思案している.将来の地球環境を保全するために,現在の人が成すべきことは何かを考えている猿だということだ.
いや~長閑な通りですね.瓢箪とヘチマとはまた実にホッとできる眺めだ.
これは索渓川の小さな一支流,いや殆ど流れていないので池と言うべきか.これもまたいい眺めだ.
ここから屋根付き通路が始まった.混む時期や曜日には長い待ち行列ができ,雨も多いことからこうした屋根付き通路が用意されているのかな~と,あくまで想像.
屋根付き通路脇には数基の水車が設置されていた.観光用に他所からここに移設してきたのであろうか.
写真の水車は水汲み揚げ用で,バケットで上に運び,上で樋に垂らすタイプだ.おもしろい.
さてカルスト地形の特長である岩柱と並んで鍾乳洞もまたよく発達する.ここも例に漏れず鍾乳洞が幾つもあるであろうが,黄龍洞はそのような一つだ.そしてその黄龍洞入り口に到着した.
入り口にはトゥチャ族(土家族)民族衣装と思しきユニフォームを纏った係員が業務に当たっていた.
最初黄龍洞に入り歩いて廻った.鍾乳石や石筍の分布は比較的疎らな印象だ.写真は大きな石筍と,高い天井に小型鍾乳石が幾つも垂れ下がっている辺りだった.
これもかなり大きな石筍である.名前も付いていたが,覚えてない.一般に中国の人はこうした自然物に名を付けるのが得意だ.それなのに何も覚えておらず済みません.
ところで本黄龍洞は2つの水洞と2つの陸洞から成り,私たちは今その中の1つの陸洞を歩いているわけだ.この後途中で水洞の1つに出て,ボートで巡る.
薄暗いボート乗り場は結構遅い時間なのにかなり並んでいた.ボートは電動式10人乗りくらいで,たくさん充電中だったり,係留されている.
洞内に排気ガスを入れないのを主目的に電動ボートを採用しているのであろうが,閉じた洞内空間では反響しやすい騒音を軽減する効果も大きい.水切り音程度で殆ど無音だ.
水洞内の鍾乳石や石筍はやはりかなり疎らな印象だ.疎らさを補うが如く,バカに色とりどりの照明が当てられているのは中国スタイルだ.内心どうかと思うが.
と云うことで特段サプライズに欠くもクルージングは完了,出口に歩いて黄龍洞見物を終えた.
黄龍洞見物の後,お土産店街を通ってバスに戻った.この辺りのお土産は東京で言えば雷おこしのような形態のものが多い.例えばくるみのような木の実を砕いて,粘着性の食材で固めたやや硬めのクッキーのようなものだ.なかなか美味しい.
で,この青年二人は木の実と粘着剤を混ぜたクッキー中間段階品を餅つきと同じようにを杵でついているわけだ.この杵つきパフォーマンスはもちろん客引き効果も狙ったものであろう.
黄龍洞見物の後バスで張家界市に戻ると韓国レストランに行った.前述のように張家界界隈には韓国観光客が大層多いそうで,必然的に韓式料理店も多くなる訳で,そこに出かけた次第だ.
韓国レストランでは普通の韓式焼肉だった.ハサミがあるところがやはり韓式をよく物語っている.まあ普通と言うか,正直ちょっとイマイチ感があるかも知れなかった.