4日目trek day 4

4日目はキボハットまで登る.楽しみだ.

ホロンボハットを出発leave Horonbo hut

ホロンボハットを出発し,緩やかな道を登る

緩やかな道を登る

ホロンボハットを発ち,広く緩やかな傾斜の道を行く.それまでよりむしろ道幅が広くなったように見える.高度は富士山を超えるくらいに達したが,まったく楽に歩ける.


下は,ホロンボハットを出発し,暫く歩いた辺りまでの眺め

ホロンボハットを出発した辺りの眺め
ホロンボハットを出発した辺りの眺め ホロンボハットを出発した辺りの眺め ホロンボハットを出発した辺りの眺め ホロンボハットを出発した辺りの眺め ホロンボハットを出発した辺りの眺め ホロンボハットを出発した辺りの眺め

最後の水場辺りlast Water point

最後の水場

ここら辺で水はなくなる

ここは4,100mくらいの標高にあるようだ.それまで見られた小川もなくなり,以降飲料水や調理用水はポーターが運ぶ水に頼らねばならぬことになる.

この辺りからは一層道幅が広がり,一体ここはほんとに山かと思えるような立派な通りが続くことになる.大仰ではなくほんとのことだ.


下は,最後の水場辺りいろいろ

最後の水場辺り
最後の水場辺り 最後の水場辺り 最後の水場辺り 最後の水場辺り 最後の水場辺り

サドル付近the saddle

殆ど広場のサドル

殆ど広場のサドル

やがてキボ峰とマウエンジ峰の裾野を結ぶサドル部に至る.ばかに広々としてとても4,000m超の山の中とは感じられない.東側に氷河の懸かるキボ峰を眺めながら,道,と言うより殆ど広場,を行く.

雲の下に見える氷河の右端と,頂部右縁の中間から少し氷河方向に寄った辺りに明日我々が登るマラングルートがあるようだ.ただ初めてのことなので,道としてくっきり認識するには至らないが.


キボ峰の氷河

キボ峰の氷河

雲が流れ,キボ峰頂の左側(西側)には大きな氷河が望める.どんどん融けて,よく見かける写真よりはうんと少なくなったのだな~と思う.融けたエッジ部は氷河特有の薄いエメラルド色に輝いている.厚さ(段差)は数十mくらいなのだろうか?いよいよ明日はあの近くまで行くのだ,と期待で胸が膨らむのであった.

氷河の右には所々に点々と白い雪が見えている.さらにその右辺りにマチャメルートはあるようだ.


テントを張る人

テントを張る人も

途中,ガイドのジスマスさんが「インターネットカフェ」と称する手洗い小屋が建てられていた.道路を挟んで向かい側辺りではテントを張っているグループがあった.殆ど小屋泊まりの中で例外的なように見える.なお,前述のインターネットカフェに関して,その呼称の理由を訊ねたところ,「メール若しくはXXを,どちらも送り込む,と云う共通点がある」とか.......?


マウエンジ峰も雲の中

マウエンジ峰も雲の中

カフェから幾らか歩くとテーブルとベンチが据えられ,休憩しているポーターの姿があった.キボハットまで1.46kmとの標識がある地点だ.この辺りは既に完全な砂礫帯で,木も草もないのでいささか殺風景ではあるが,その辺の公園広場.....と言ってもおかしくないような景観だ.道の右側にはマウエンジ峰が聳え立つ.こちらも頂部は雲に包まれているが,少し積雪があるようだ.


下は,サドルを歩くときの眺め

サドルを歩くときの眺め
サドルを歩くときの眺め サドルを歩くときの眺め サドルを歩くときの眺め サドルを歩くときの眺め サドルを歩くときの眺め サドルを歩くときの眺め サドルを歩くときの眺め

キボハットに到着get to Kibo hut

キボハットから下る人たち

キボハットから下る人たち

サドルも終わりに近づくとキボハットの方から下ってくるグループが見えた.早朝の登頂を済ませ,ハットで食事した後に下り始めたのであろう.

下る人とすれ違う度に「ジャンボー」とか「ジャンボージャンボー」と挨拶を交し合う.ジャンボー(Jambo)とはスワヒリ語で,「おはよう!」,「こんにちは!」....どの挨拶にも通用する便利な言葉だ.なお,動物や旅客機などで巨大なものを表すJumboとの発音の違いは筆者には区別がつかない.しかし同じに喋って全く問題ないのは確かだ.少なくともここキリマンジャロでは.

さらに進むと,マンダラハットで同室,一足先にキボハットに到達していた件の日本人カップルに再会した.女性の方は元気そうでニコニコであったが,男性はちょっと元気がなかった.揃ってウフルピークに立ったが,男性は高度障害で吐くなどしてかなり苦しかったそうだ.まあこれからどんどん高度を下げるので,じきに回復するであろう.互いに健闘の言葉を交わしてそれぞれの方向に歩みを進めた.

キボハットに到着

キボハットに到着

程なくキボハットに到着した.標識は4,700m.Altと示している.すぐ脇のハット入り口ドアは4,750mだ,標識位置とハットの位置は殆ど同じ高さに見えるが,50m差だ....はては高度障害が現れたかな....? でも食欲は全く衰えず,どんどん食べているから,まあそんなことは無さそうだが.

日向ぼっこ中のポーターが佇む上方へのトレイルにはギルマンズポイント5,685mまで5時間の標識が掲げられている.今夜からここを登り始めることに期待が高まる.

キボハットから望む2つの峰

左は目指すキボ峰,直下に居るので,灯台元暗しというか,山腹に拒まれ全容は見えないが,山頂の氷河は大分間近に見えてきた.

右はマウエンジ峰,荒々しい山容を見せている.ここの登山を記録したサイトを見ると,切り立った稜線をザイルを繋ぎ歩くシーンの連続のようだ.すごい!


目指すキボ峰マウエンジ峰

キボハットの部屋

キボハットの部屋

私たちが割り当てられた部屋は,梯子なし2段ベッドが6組,つまり12人用の部屋だった.テーブルが据えてあるが,別室のダイニングルームもある.我々以外に,ヨーロッパからの30代くらいの若いカップルが同室だった.女性は読書などして,変わりないが,男性はシェラフにうずくまり元気がない.夜半には我々と同じ頃,頂上に向け出発したような......でもここにまた戻ったときは,見かけなかったかな....?

この部屋に到着したときの血中酸素飽和度は81%,脈拍は92/minでまずまず問題ないか.

キボハットは水がないのでそれまでのトイレとは異なり,自然落下貯蔵式で,もとより水道設備はない.つまり飲料水や調理用水もポーターが運び上げなければならないのでなかなか大変だ.


下は,キボハットに到着までとハット周辺の写真

キボハット周辺の写真
キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真
キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真 キボハット周辺の写真


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