このキプロスへ編では,キプロスへ行くときのマップ,成田へ行くとき,ドバイへ行くとき,ラルナカに着くまでの写真にキャプションを添えて載せました.
下はGoogleマップのスクリーンショットでスタティックです.
この日は成田1→ドバイ2→キプロスのラルナカ空港3へと飛ぶ.
今回のツアーは慌ただしく決まった.それまで予定していたトレッキングツアーは集まり不足でキャンセルになり,何とか年内に行き先を決めておきたいと,12月30日,今回のキプロスツアーを申し込んだ.旅行社の年度内(2015年)業務はこの日までで,直ぐ料金を振り込むよう指示があり,ネットから振り込む.そしてエアは確保できたが,ホテルは1月4日にならないと判らないということだった.で,その4日になり,『ホテル確保できました』と連絡があり,ほっとする.
さて1月8日になった.今回のツアーは,行き先も,旅行会社も異なるが,前回11月末イスラエルツアーのときの成田発着フライトと全く同じだ.ということで前回同様押上(東京スカイツリー前)から京成で行くことにした.夕方のこの時間は押上を通るアクセス特急はなくなり,京成本線回りの遅い特急になる.どうせ暇(サンデー毎日)なので時間は掛かるが特急料金は要らないのがいい.
仕事帰りの時間帯ピークには若干間があるのか然程混雑してないのがありがたい.
指定時間に成田空港第二ターミナルの指定場所に行き,添乗Mr.Aさんから,Eチケットや案内リーフレット,参加者名簿を頂く.今回参加者は自分を含め11人(f8,m3)だそうだ.皆さんどうぞよろしく願います.
次いでエミレーツのカウンタに行き,成田からのEK319便と,ドバイからのEK107便のチェックインする.通路側をお願いしたらあっさり取ってくれた.空いているようだ(実際乗ってみると空いており,EK319便では4シート通しで寝ることができた.非エコノミークラス的幸運だ)
ねぶたのデザインであろうか,日本風味を強く押し出している.伝統工芸品や和菓子などに加え,フィギュアなどアキハバラ的グッズも揃えてあります.中国の方の爆買対象アイテムではないかも知れませんが,色々な客に満遍なく売れそうだ.現に傍のエミレーツのクルーの皆さん(例の頭から垂れるスカーフで目立つ)がお菓子など買い込んでいた.
ショップ店頭にソフトバンクのペッパーがあった.『新入社員のPepperです!!』と表示されているのでまだ大したアプリケーションソフトがインプリメントされてはいないのでしょう,多分.
この先の成長が楽しみですね.
EK319便は93番ゲートからの搭乗だ.JL5095便とのコードシェアとなっている.割合は不明だが一応チェックインの際に,JALマイレージカードにチャージしてくれる.しかも復路の分も済ましてくれるようだ(帰り,ラルナカ空港でカードを出したら,チャージされてますよ,と言われた)
EK319便の機材はB777-300で,前回の-300ERと若干異なるかな?
最近エコノミークラスでは新聞が少なくなった.今回のEK319便入り口には新聞がおいてあった.幾つかの紙かがあり,エコノミークラス客でも自由に選べるようだ.つまり昔あったスタイルだ.ありがたいことだ.
北朝鮮の水爆,はたして米中協力で対処きるのか.......
映画の一つに2015年制作『エベレスト』があったので観た.1996年起こった実際の事故を元にしているそうだ.商業登山隊2パーティがエベレストに挑むが,渋滞,登頂時間の遅れ,ブリザード,雪崩....等々で多くの人が事故死した.クライマーの一人に難波康子氏がいて,田部井淳子氏に続く日本人女性二人目の登頂者となるが,下山時刻が遅くなり,ブリザードに阻まれ凍死する事態になった.お気の毒なことだ.
ほぼ絶望と見られたメンバーが瀕死の重傷を負いながら生還(肢体各所は損傷)したり,この世の最期に,無線電話で身籠った米滞在の妻に,生まれ来る子の名前を告げて途絶えるシーンなど,実話ならではの感動ものだ.
EK319便は二度食事を出してくれて,これが一回目.写真が不鮮明だったが.....サーモンかな....?
それはそれとして,エミレーツはイスラムのエアラインなのにワインやビールをどんどん出してくれる.ありがたい.イラン航空やパキスタン航空(PIA)には爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいくらいだ(勝手な客だと怒られる,いやその程度では済まないか)
前回のEK319便は満席だったが,上述のように今回は空いていて,真ん中4シートの肘掛け全部を跳ね上げてゆっくり寝ることができた.
横になると程なく照明が消え,代わりに星がキラキラ輝いてきた.お休みなさい.
約10時間のフライトの末,EK319便はまだ明けやらぬドバイ空港に到着した.次のEK107便の出発までは3時間近くと大分間がある.それでもベンチで大勢居眠りする当空港では,決して長い待ち時間と言うほどではないかもしれない.
イスラム圏ドバイ空港の酒屋さんには日本のウイスキー,軽井沢,山崎,余市が売られているようだ.今や本家スコットランドも驚くようなウイスキーを作るのだそうで,『軽井沢』などに至っては200万円とか,香港オークションで1400万円の落札価格が付いたものまであるのだそうだ.
まあ,たまげる以外ないですが,アラブの王族には売れるのでしょうか.....いや,イスラムだからダメな筈だな....すると中国のお金持ちがぶら~っと立ち寄って,気まぐれに爆買いか....
ドバイの空が明けてきた.ここからはEK107便で飛ぶ.機材は,ちょっと字が小さいがコックピットの下方にA330-200と記されている.
EK107便は定刻に離陸した.そしてドバイ市街を上から望むようになった.気象環境のせいか,或いは大気汚染のためか不明だが街全体が霞んでいる.
中央から少し左寄りの細長い錐状のビルが162階/828mの高さがあるというブルジュハリファ(burj khalifah)のようだ.陣馬山くらいの高さを一気に上ったり下ったりするのだからすご~い.
EK107便は朝からワインやビール付き.今回はバドにしてみた.朝から飲むのはお正月とエミレーツだけだ.で,メインは何だったかな~
ドバイからキプロスに飛ぶには,ペルシャ湾の奥からイラクに入り,シリア上空から地中海に抜けてキプロスに着陸が最短と思われる.ただ実際は航路図のように,イラクとシリアは避け,ペルシャ湾先からイラン,トルコ上空を通り(この写真撮影時点),地中海に抜け,北キプロス(北キプロストルコ共和国)を横断してラルナカ(南キプロス)に到着した.
まあ協定ある国の上空しか飛べないのでしょうが,環境的にも,時間的にももったいないことです.
上の航路図で少し進んだ辺り,ガジアンテップの北付近だったと思う.鋭い稜線の両側には積雪がある.なかなかきれいだ.
トルコに入った辺りでアララット山と思しき高山が見えたのだが,そちらは撮り損ねてしまった.
EK107便はほぼ定刻午前10時頃,キプロスのラルナカ空港に到着した.空港は海岸間近で,滑走路脇空き地には海岸の荒々しい岩肌が露出している.なかなか印象的だ.
駐機場の機は少なく,ドバイ空港などとは対照的にコンパクトな空港だ.空港脇小高い丘の発電風車は生憎の凪のせいか,殆ど静止している.多分私たちの観光には好都合であろうが.
降機し,ターンテーブルで荷物を受け取り,そしてイミグレーションに行く.問題なくキプロス入国し,空港出口に行く.そこではガイドさんとバスが待ってくれている筈だ.