コロンボはスリランカのかつての首都で,現在も経済的な中心都市.人口は65万人くらいだそうだ.既に2000年前からローマやアラブ,中国と交易があったそうだ.16世紀にポルトガル人が到来,17世紀にはオランダに占領され,1802年にイギリスの植民地となった歴史を有するようだ.
これはヒンドゥー教の寺院.いろいろな神々が無数に彫られている.スリランカは仏教国ではあってもヒンドゥー教の信者も多いという証であろう.スリランカにおけるヒンドゥー教の歴史は古く,紀元前,南インドのタミル人がスリランカに侵入してきたときに同時に入ってきたようである.仏教とどちらが古いのだろう?
ここだけに限らないがヒンドゥー教特有の青い顔の神様は個人的にはインパクトが強いし,門前の蛇使いがピーヒャラやっていて,一層どろどろした雰囲気を盛りたてている.(ように異教徒的には感じられる)
内部もまた負けず劣らずおどろおどろしい雰囲気を醸し出すデザインだ.また灯明のオイルの焼ける匂いも相当強いのだ.上半身裸でお祈りする人の姿も見える.
下は,ムルガン寺院の写真
一方こちらは仏教寺院で,ベイラ湖という湖の上に立っている.しかして回りは広々として,場所的には一等地であろう.本堂に渡る橋にいきなりリラックスして横になっている仏様の像があるのが興味深い.女性のように見えるし,目はしっかと開いているので涅槃仏ではなさそうだ.
お堂の周囲にはたくさんの仏像が並んでいた.お堂は大工さんが補修工事を行っている最中だった.よく手入れされているようだ.湖にはペリカンが泳ぎ,対岸にはコロンボのビジネス街を望むことができる.
下は,ガンガラーマヤ寺院の写真.青い神様はヒンドゥー教だけと思っていたが,この寺院にもあった.
バスで回った順で市街地の写真を載せてみた.市場の辺りなど場所によってはメチャ込みのエリアもある.
下は,さらにコロンボ市街地の風景.
ゴールは南にある大きな都市.そこに続く道沿いの公園地帯辺りをゴールフェイスグリーンと称するようである.沢山の市民が散歩したり水遊びに勤しんでいる.傘をさしたカップルもたくさんいて,これはコロンボ名物だそうである.
下は,ゴールフェイスグリーンの写真
ここは一夜目のホテルで,またスリランカ到着時と同じタマリンドツリーホテルのプールサイドで見かけたカシューナッツの実.初めて見たのであるが,食べるときと同じ形であるので思わず笑ってしまった.そのカシューナッツの木は結構大きく茂っていた.
道の脇に仏像が安置されているところが敬虔な仏教国らしい.だが仏教だけではない.写真は撮り損ねたが,マリア像もこのような形態で道の脇に納められていたのでキリスト教徒もやはり熱心なのであろう.
全ての観光を終えてコロンボ郊外二夜目のホテル,ペガサスリーフホテルに入った.窓には豊かな緑が広がり,プールが見えたので一泳ぎすることにした.今回はやはり暑いところで,大体プールも備えられていたのでよく泳いだ.
ホテルはインド洋の直ぐ脇で,夕方眺めるとこんなだった.雲が厚いがヤシの葉が風になびいて南国らしい風情だ.
この後夕食をとり,少し寛いで,深夜コロンボを出発した.そしてバンコク,香港を経て成田に到着し,今回の旅行はおしまいとなった.
上の段はタマリンドツリーホテルとその近くの写真.下の段はペガサスリーフホテルとその近くの写真.