資料References
緑豊かな国の印象が強い.この前月訪れたのがモロッコという砂漠っぽい国であったため一層そのように感じたのかも知れない.保護していることもあろうが,野生の象には2,3回も遭遇した.これも食料となる草や水が豊富な証であろう.ただスリランカは小さな国であるにも拘わらずしばしば爆弾テロ事件が起こる.歴史的経緯からこの仏教徒とヒンドゥー教徒との対立は容易には収まりそうにもないのは残念だ.今回訪問した仏歯寺の仏歯はスリランカで最も重要な宝だそうであるが,ヒンドゥー教徒から見れば必ずしもそうではないであろう.でも対立の原因は単純に宗教問題ではなく,宗教つまり人種間の政治上の力関係が根本にあるので,なかなか融和することは困難なようである.国力そのものが増大し,国民が豊かにならない限り解決しないのかも知れない.国が小さく,貧しく反政府組織がテロを起こすところは,例えばネパールなどと似た構図だと思う.
スリランカ関連リンク
- 外務省/スリランカ情報:スリランカのページ
- 在日スリランカ大使館: 在日スリランカ大使館のページ(2013/111/1更新)
- 正式国名:スリランカ民主社会主義共和国/Democratic Socialist Republic of Sri Lanka
- 通貨:スリランカルピー(Rs)=¥1.2くらい(2004年旅行のとき)
- 電源:電圧220V,電源プラグタイプ:B(British/丸2ピン)型,B3(British3/丸3ピン)型
- 面積:約65,6km2で北海道の約0.8倍
- 人口:約1,967万人
- 言語:シンハラ語,タミル語が公用語で,他に英語
- 宗教:仏教徒:70.0%,ヒンドゥー教徒:10.0%,イスラム教徒:8.5%,カトリック教徒:11.3%
- 日本との時差:-3時間,サマータイムなし(*註)
- 国旗:
剣を持つ獅子はシンハラ王朝以来の国の象徴.四隅の菩提樹の葉は仏教,サフラン色はヒンドゥー教又はタミル人,緑はイスラム教又はムーア人を表わし,民族の融和を象徴する,そうです.
- 今回訪れたスリランカの世界遺産
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- 聖地アヌラダープラ(Sacred City of Anuradhapura)1982年登録文化遺産
- 古代都市シギリヤ(Ancient City of Sigiriya)1982年登録文化遺産
- 古代都市ポロンナルワ(Ancient City of Polonnaruwa)1982年登録文化遺産
- ダンブッラの黄金寺院(Golden Temple of Dambulla)1991年登録文化遺産
- 聖地キャンディ(Sacred City of Kandy)1988年登録文化遺産
おしまいまで見て頂きありがとうございました.