このチョムロンへ編では2010/2/27(土)ガンドルンを発ち,キムロンダーラ,キムロンコーラを経由して,チョムロンに至るまでの写真と記事を掲載した.
昨夜の雨は上がり,ガンドルンの晴れた朝を迎えた.ロッジで朝食後,出発し,ガンドルン村の石畳の道を北東に進んだ.程なく古ガンドルン博物館(Old Ghandruk Museum)前を通過した.立ち寄りはしなかったが,ガイドGさんの話では,伝統様式の家屋内にグルン族の色々な道具や衣装など展示してあるそうだ.ガンドルンは比較的大きな村であるが,村レベルでの博物館の存在自体には少なからず感心した.
アンナプルナサウス,ヒウンチュリが朝日に似輝き,それと写真右側,マチャプチャレ西面が照らされていた.ガンドルンは昨夕雨であったが,標高の高いところでは雪であったのであろう,アンナプルナの西の肩部は白くなっていた.
下は,ガンドルン辺りでの写真
ガンドルンからは一旦低地に下り,再び上る地形だ.上ったてっ辺はキムロンダーラ(Kimrongdanda)と呼ばれている.ダーラ(danda)は丘を表すそうで,あちこちにこれが付いた地名が見られる.dandaは普通だとダンダと読めるが,ダーラが近いようだ.
キムロンダーラに至るとアンナプルナサウス,ヒウンチュリ,マチャプチャレに加えガンガプルナが見えてくる.眺めもいいことだし,ここでお茶とした.ただまだ9時前であるのに雲が湧き出て,写真に収める前に覆ってしまったようだ.
下は,キムロンダーラ辺りの写真
キムロンコーラへ下るトレイルで馬が上ってくるのを撮ってみた.
キムロンダーラからは一旦キムロンコーラ(キムロン川)目掛けて一気に下る.キムロンコーラは少し先でモディコーらに注ぐあまり大きくない川ではあるが,谷は深い.
キムロンコーラを越えた先に茶屋があった.頃合も良く,ここでチャーハンの昼食とした.
下は,キムロンコーラ付近の写真
キムロンコーラ西側の茶屋での昼食の際に撮ってみた.結構いろいろな人が歩いている.
谷から急坂を登った.北に進むと数年前起こった土砂崩れで決壊したトレイルの上方に作られた新たな道を渡る.越えた辺りは広大な段々畑が展開され,一部には菜の花,もしくはその類が咲き,多くは春の作付けの準備状態であるように見えた.
ここまで来ると急坂はなくなり,チョムロンが先に見えてくる.
やがてチョムロンの集落に来た.さらに歩いていると,韓国パーティと思しき皆さんが下ってきた.日本人パーティは一般にジジババが大半を占めるが,韓国パーティは年配者もいるが比較的若い人が多く含まれるように見える.
チョムロンでは以前アンナプルナ一周時に泊まったことのあるExcellen View Lodgeとなった.本来眺めのいいロケーションであるのだが,到着時は雲が多く,山は望めなかった.
下は,チョムロンに至るまでの眺め
チョムロンの先はまだ訪れたことがない.明日はそこを歩くので楽しみだ.