4日目:ドバンへgo to Dobhan

このドバンへ編では20102/28(日)チョムロンを発ち,チョムロンコーラ,シヌワ,バンブーを経て,ドバンに至るときの写真と記事を掲載した.

チョムロンを発つleave Chomrong(1,950m)

チョムロンで見るアンナプルナ

6:30AM頃朝日が当たり始める

さてこの日も幸いなことに晴れた朝を迎えた.この時期は朝6:30頃から高い山に陽が射し始める,先ずアンナプルナサウスが輝き,ヒウンチュリガンダルバチュリマチャプチャレも前後して白くなってくる.

Excellen View Lodgeの庭先では半ば常駐しているのであろう高地系民族(多分)の人がテーブルにチベッタングッズを並べ始めた.


チョムロンコーラに下る

チョムロンコーラに下る

ロッジで朝食を済まし,チョムロンコーラの谷を目掛けて出発した.ロッジはチョムロンの最も高いところに位置し,段々状の土地には暫くロッジが点在して続き,ず~っと下の方では畑と農家が多くなる.

チョムロンもグルン族が主だそうだが,タルチョーやルンタの展開を見るに仏教徒が多いようだ.チョムロンコーラまでは例のごとく急な石の階段の連続で楽に歩けるが,膝をかばいながら下る.

先方には輝くアンナプルナサウスがきれいに見えているのだが,写真では完全に飛んでいる.今回の旅では輝度差が大きすぎるのか,或いはカメラのダイナミックレンジが不十分なのか,はたまた腕が足りないのか.....うまく撮れてないのが多い.多分腕のせいだ.

グルン族の装い

グルン族の装い

朝の出勤であろうか,道行く人々に出会う.右側の女性が着けている白いたすき掛けバッグはこの地方グルン族(とマガール族)独特の装いで,背中側が袋状になっている.結構大きなものも入り,特に男性が担いでいるのは頻繁に見かけるが,女性は割りと稀であろうか.

若い人は左側デニムのパンツにショルダーバッグの女性のように,徐々に伝統衣装が使われなくなっているようである.まあ,これはどこでもそう云った傾向はあろうが.


下は,チョムロン朝の写真

チョムロン辺りで朝の眺め
チョムロン辺りで朝の眺め チョムロン辺りで朝の眺め チョムロン辺りで朝の眺め チョムロン辺りで朝の眺め チョムロン辺りで朝の眺め チョムロン辺りで朝の眺め チョムロン辺りで朝の眺め

チョムロン朝の眺め:YouTube(30秒)

チョムロン朝のロッジで撮ってみた.

チョムロンコーラChomrong Khola

急坂を下りきるとチョムロンコーラ(Chomrong Khola:チョムロン川)の谷に至った.きれいな流れで,あと少し先でモディコーラに注ぐようである.

さてここからはまた上りになり,暫く行けばモディコーラ右岸巻き道のトレイルに入ることになろう.

Chomrong Khola:チョムロン川Chomrong Khola:チョムロン川

シヌワSinuwa(2,360m)

シヌワの畑と家畜

畑と家畜はシヌワまで

チョムロンコーラの先には段々畑が広がり,農家やロッジが点在している.馬や牛などの家畜もあちこちに見える.この辺りは定住村の最奥で,シヌワまたはシヌワエリアとなるようだ.この先はACAP(Annapurna Conservasion Area Project)保護対象エリアとなり,馬や牛,ヤクなど大きな家畜は規制されているそうである.

また,どこからだったか正確には覚えてないが所定エリアに入るとペットボトル入りミネラルウォーターの販売は禁止されており,フィルターで濾過した水や沸騰させた水に頼ることになる.高度が上がると沸点が下がるためばい菌が完全に死滅しないケースもあるそうだが已むを得まい.

シヌワ分村のロッジ

シヌワの分村

シヌワ本村を過ぎ,暫く進むと数軒のロッジがあるシヌワ分村に着く.チョムロンコーラ谷の上流にヒウンチュリ,ガンダルバチュリ,マチャプチャレが見えてなかなかいい眺めだ.ここでお茶を飲んでいると,筆者同様ガイドとポーター連れの若い仏女性トレッカーもここで休憩,少し話を交わす.女性とはこの日行く先々で一緒になった.


下は,シヌワ辺りの写真

シヌワ辺りの眺め
シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め
シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め シヌワ辺りの眺め

バンブーBamboo(2,310m)

チョムロンコーラ沿いのトレイルを行く

チョムロンコーラ沿いのトレイルを行く

シヌワを過ぎると石の階段が少なくなり,歩き易い土の道が多くなるように思えた.この辺りではチョムロンコーラに沿い,石楠花などの木や,細いが竹林も多くなり快適だ.サクラソウの仲間も所どころ咲いている.バンブーの地名も含め,以前歩いたランタンのトレイルと似た印象を受ける.

マチャプチャレは徐々に近くになり,眺める面も少しづつ南から,西側へと推移していくのが判る.


バンブーに到着

バンブーに到着し,ランチ

バンブーには数軒の茶屋があった.頃合も良くここでランチとした.玉子チャーハンをオーダーしてみたが,「ポカラで発生した鳥インフルエンザで,玉子の流通が止められてますもんで」と,玉子なしになった.無論納得したのだが,この先々の茶屋ではどこでも玉子を食べることができた.むしろそちらが不思議だ.....?


下は,バンブー辺りまでの眺め

バンブー辺りまでの眺め
バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め
バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め バンブー辺りまでの眺め

バンブーの茶屋での眺め:YouTube(32秒)

バンブーの茶屋で撮ってみた.

ドバンに着くarrived at Dobhan(2,600m)

ドバンに着く

ドバンの宿に到着

午後1時半ころドバンに到着した.村の入り口辺り,Dovan Guest Houseと記された宿にした.ドバンはDovanともDobhanとも記されていることがあり,ネパールでの表記はかなりフレキシブルだ.

到着したときはまだ陽が照っており,ホースから水が流れ出ていたのでシャンプーをし,洗濯行う.だが程なく陽は陰り,雨に変わった.洗濯物は乾かないが仕方がない.

ここのロッジのご主人は9年半,奥さんも2年間日本で過ごしたことがあるそうで,日本語を上手に話す.蒲田とか埼玉が長かったそうだ.

夕方,上から下ってくるポーター/ガイドなし二人の日本人トレッカーが立ち寄り,同じ宿に泊まることになった.まだシーズン前のためか,日本人トレッカーは少なく,今回出会ったのが初めてだ.一人の方のザックは巨大,筆者よりは若いが壮年で,欧米人以上のパワーに先ずは驚かされた.お二人はたまたまトレイルで知り合い,アンナプルナサーキットを一緒に廻り,続いてアンナプルナBCに行き,現在下山中だそうだ.サーキット東側は雪が多く,さほど標高の高くないチャーメ(Chame)辺りでも膝くらいまでの積雪があったそうだ.お一人はこの後帰国し,大型ザックの方はカトマンドゥで一休みの後,ランタン方面に行くか思案中ということだった.

夕方になると村の入り口に据えられた小さな水力発電機から送られる電気でダイニングルームの明かりが灯り,ケロシンストーブが点火された.清算時,抜かりなくヒーターチャージとして課されたが,これまで他のエリアでそのようなチャージはあまり無かったような.....?

ほんのり暖かくなったダイニングルームで春巻き(Spring Roll)を頼んでみた.出された皿を見たらまるでお化け餃子のような,春巻きとは似ても似つかぬ形態と味で,まあ驚きました.春巻きと名付けた創作料理として捉えた方が良さそうだ.お二人はお代わり自由なダルバートを注文し,3杯目を頼むと怒られるかどうか試してみよう!となった.実際試してみたら,あからさまにいやな顔をされていた.やっぱりね,と皆で笑いこける.


下は,ドバン辺りでの写真

ドバン辺りでの写真
ドバン辺りでの写真 ドバン辺りでの写真 ドバン辺りでの写真 ドバン辺りでの写真 ドバン辺りでの写真 ドバン辺りでの写真 ドバン辺りでの写真

ドバンでの眺め:YouTube(40秒)

ドバンのロッジ前で撮ってみた.韓国の人たちが多い.


周りがすっかり暗くなり,ダイニングルームには英の若い7,8人のグループが入ってきて,少し双方の国の山などについて話してみる.日本の皇太子殿下も英の最高峰に登ったことがあるそうで.....と言ったら,英ではイングランド,ウェールズ,スコットランドの最高峰(たいした高さではないそうだが)を連続的に登頂するツアーなどが流行っていると教えてくれる.で,山と山の間は歩くのかと訊いたら,車(や飛行機)を使うそうで,それなら割と手軽にできそうに思えた.そのうち若者グループらしくカードゲームなどで盛り上がってきた.年寄りは早く寝るとするか....で,明日は晴れるかな~?



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