このポカラへ編では2010/3/9(火)ヒレを出て,ビレタンティを経て,ナヤプルへ下り,ナヤプルからバスでポカラに行きトレッキング完了.翌3/10(水)ポカラからカトマンドゥへ飛ぶまでの写真(HDR画像/HDRiを含む)と記事を掲載した.
温かいヒレの朝を迎えた.あまり暑くなる前に下る方が良かろう,とロッジで朝食後7時頃から歩き始めた.谷あいの道にはまだ陽が射さないが山の斜面には既にかんかんと照りつけていた.
下は,ヒレを出発した辺りの写真
ヒレから暫く歩き,橋のない川を渡り,なおも下ると道が工事中の現場があった.多分将来車が通れるようにするためであろう,それだけの幅があり下方から進められているようであった.ところで工事の小松ブルドーザーはどこからやって来たのか?大型ヘリで運んだか?
工事現場からさらに下り,谷を見下ろす一軒の茶屋で一休みすることにした.看板を見るとビレタンティのようだ.
お茶の後再び歩いていると,後ろから見覚えのある男性,ヒレのロッジのご主人が追いついて来た.ポカラまでショッピングに出掛けるところだそうだ.私より何ぼか足が速いが,それでもショッピングは優に一日仕事であろう.道路工事が済み,バスが通るようになれば大分楽になるであろうが,さていつになったら出来上がるだろうか?
下は,ビレタンティ辺りの写真
ビレタンティ辺りから建物があまり途切れなく見られるようになるが,どうやらモディコーラの橋を越えた辺りからナヤプルであるようだ.ナヤプルにはACAPのチェックポストがあり,一応チェックを受けた.
ナヤプルとはNew Bridgeの意だそうだ.チョムロンから下ったところにある村はニューブリッジと呼ばれるが,こちらで既にナヤプルの地名があったので英名にしたのかも知れない.
ナヤプルの村外れ行き,バス停に着いた.10時頃だった.ちょうど路線バスが出る時刻,と言っても乗客の集まりようで出発時間が決められるようであるが,だったので直ぐに乗り込んだ.後はポカラまで黙っていても運んでくれる筈だ.
下は,ナヤプルまでの眺め
バスは順調に進んだ.途中ノーダラなど高い場所を通過し,アンナプルナ連峰がきれいに見えた.途中トイレ,といっても道端であるが,のために一度停車し,1時間半ほど費やしてポカラの街に入っていった.
ポカラの入り口辺りでバスを降り,タクシーに乗り継ぎ,往きで泊まったHotel Lake Palaceへと向かった.
お昼頃ポカラの宿に到着した.部屋に荷物を運び,落ち着く.窓の外にはポカラの街とフェワ湖の風景が穏やかに広がっていた.
これで今回のトレッキングは無事終わった.夕方,明日の仕事が少し残っているけど,ガイドGさん,ポーターSさんにささやかな差し入れを持って行き,お礼を述べた.どうもありがとうございました.
下は,ポカラの写真あれこれ
ヒレからポカラまでのHDR画像(HDRi)を作ってみた.
ポカラに戻った翌日2010/3/10(水),ホテルからポカラ空港へと向かった.イエティ航空680便は本来12:15発の筈だが,9:30離陸に変更されていたので,朝早くに行った.時間が早まるのはネパールではよくあるみたいで,前日のリコンファームは必須であろう.
チェックインし,荷物を預け,ガイドGさん,ポーターSさんに改めてお礼を述べる.お二人はバスでカトマンドゥに戻るそうで,どうぞお気を付けて!ありがとうございました!
狭い国内線出発ロビーでは日本人観光客を含め,大勢の客がおり,次々と飛び立っていった.何れも20人乗り程度の小型機だがカトマンドゥ行きフライトはかなりたくさんあるようだ.イエティ680便を待っていると,たまたま同じフライトになる一人旅の方と一緒になり,いろいろ面白いお話を伺って過ごす.何より「浦和で酪農」と云う酪農経営者で,これは驚きだった.
この日イエティ航空680便からはヒマラヤがとても良く見えた.写真はマナスルであるが,これに限らずアンナプルナ山系,マナスル3山,ガネッシュ山系,ランタン,ドルジェラクパなど,次々と現れ,なかなか素晴らしかった.
カトマンドゥ空港に到着し出口に行くと,カトマンドゥ担当Bさんが車で迎えに来てくれていた.早速荷物を積み込んで,喧騒のタメルの宿へと運んでもらった.まだ11時頃であったと思う.どうもありがとうさんでした.
これで全部終わった.さてあとはタメルで無為に過ごすとするか.
下は,ポカラからカトマンドゥへのフライト,カトマンドゥの写真
夕方,今回お願いしたカトマンドゥの旅行社の社長から夕食のお誘いを受け,お伺いした.この日はトレッキングを終えた筆者と,次の日からアンナプルナ一周トレックを始めると云うドイツ女性の二人招かれていた.奥様手作りのポテト,チーズ,ソーセージ料理,スパゲティ,エベレストビール...と大変美味しく頂戴した.ご馳走様でした!