このリシケシへ戻る編ではウッタルカシを離れ,チャンバを経て,リシケシに至るまでの写真と記事を掲載した.
リシケシまでは山間の地で,ガンガーに連なる斜面には段々畑が開けている.乾季なので緑が少ないがネパール辺りと似た風景に見える.
ウッタルカシを出て少し走ると下写真2番目のようにタルチョーを掲げた仏教徒の町を通過した.この辺りでは少数派なのでまとまって町を形成しているようだ.ただ住民の顔つきを眺めるとチベット系より普通にインド系が多いように見えた.
そんな山道をバスで下るとやがて下右端写真の湖(名は失念)を望むようになる.何でも30kmもの長さがあるそうだ.ガンガーはどこで見ても泥水であるが,この湖はきれいな色をしているのが不思議だ(←清水を不思議と感じるインド脳になりきっている).
下は,ウッタルカシとそこを離れて暫くの間の眺め.ヒンドゥー寺院はあちこちでお目にかかるが,皆異なるデザインだ.
チャンバまで下り,テーリクラブ&リゾートホテルのレストランで昼食となった.ここではリゾートと名付けられただけあって鶏肉料理はOKのようで,チキンカレーが出された.ナンやチャパティを含めて,インドに来てから一番の味だった.デザートのアイスクリームも甘みが抑えられなかなかだった.と云うことで,ここでは皆たくさん食べ,次の夕食ではその反動であまり進まないという現象が起こった.
下は,チャンバ辺りの眺め
リシケシでは往きと同じグレートガンガーホテルに泊まった.リシケシには無数の寺院やアシュラムがあるそうだがその中の一つ,ガンガーの畔に建つトラヤンバクシュワール寺院を訪れた.ホテルからはオートリクシャーで20分ほど要したであろうか.
寺院は確か13階建てで,色々な神々像を収めた小部屋を,回廊で巡り,階段を昇りながら眺めつつ最上部まで行ってみた.象のガネッシュ神,猿のハヌマン神の類もあるが,やけに人間くさい顔立ちの神様も結構多いという印象を持った.短時間であったためトレッキング以上に汗をかいた.なお,建物内に入るときは裸足になり,また写真は禁止である.
リシケシにはガンガーに架かる大きな吊り橋が2つあり,その間が繁華街となっているようだ.トラヤンバクシュワール寺院はその片方の橋の袂に位置し,押し合いへし合い橋を渡るような状況であった.渡ったところに写真のシヴァ神像がある.巡礼者に観光客,アシュラムでのヨガ修行者....いろいろな人が集まっているようだ.
下は,リシケシでの眺め.オートリクシャーの騒音と排気ガスなど,現代インドの縮図のように見える.