デリーへfly to Delhi

このデリーへ編ではビザ取得失敗経験,デリーに行くまでの写真と記事を掲載した.

ビザでどじを踏むmake a blunder on visa

多分桜も観頃,ビザ申請のため千鳥が淵ほとりのインド大使館を訪れるにはちょうど良かろう....と思い,インド大使館のサイトを開いてみた.すると,何とインド大使館は他に移転したと書いてあるではないか.千鳥が淵でなくて残念!ただ申請書用紙(PDF)は従来通りネットでダウンロード可能だった.

さらに検索すると,移転先の麹町MT31ビルのマップや,暫く前にそこでの取得体験を記した親切な日本語サイトが見つかった.そこに記された受付時刻など参照し,記入した申請書を持って早速MT31ビルに出掛けてみた.

すると,な,何と大使館での直接ビザ申請受け付け業務は止めて,民間会社に業務代行を委託した旨告げられる.筆者のようなおっちょこちょいが間々現れるようで,申請場所を記したマップが置いてあった.それによれば,その窓口は近くではなく,文京区大塚3-5-4茗荷谷ハイツとなっている.ちゃんと調べないで来たのが悪い,仕方なかろう.

幸い午前中いっぱいは受付けるそうなので,直ぐに丸の内線茗荷谷駅に急ぐことにした.申請窓口はさほど込み合ってはおらず,短時間で済んだ.ただ以前は同日夕方受け取ることができたが,大使館から離れた場所となったためであろう,別の日(翌日以降)再度訪れる必要があった.まあ,どじを踏みながらも,こうしてビザが取れた.次はちゃんと調べてから出掛けよう.

デリーへ行くgo to Delhi

成田空港第2ターミナル

比較的空いていた成田空港第2ターミナル

2009/5/16(土),インド航空AI-307便に乗り込むべく京成で成田空港第2ターミナルへと向かった.ターミナルは豚インフルエンザの影響かいつもより込み合っていないように見えた.指定された集合場所に行き,今回のシブリンBCトレック参加者リストをもらい,顔合わせした.ツアリーダー+10人のパーティだった.よろしくお願いいたします.

出国の荷物検査官が,筆者のグレゴリー小型リュックを開けることができず,『最近のはどうやって開けるのか分からないのがありますな~』とぼやく.解が判れば普通のものより素早く開け閉め可能で,それをウリにしているのだが.


怪しげなレストラン

到着し,怪しげなレストランで夕食

AI-307便はB474で,古く大きな機体の後ろ1/3程度のシートは完全に閉め切られていた.それでも十分空いていたが,これも豚インフルエンザの影響があろう.まあ,B474より小さな機体が調達できず,乗務員の人数を減らすためであろうが珍しいことだ.その昔,エアインディア機の床は板張りで,所々板が抜けている.....とか,まことしやかなうわさがあったものだが,さすがそこまでは無かった.アリタリア辺りと同レベルかな?

ただ配られたイヤホンはビニール袋で尤もらしく封印されているにも拘わらず最初から壊れているのは『やはり』と言うべきか.それでもフライトは順調で,定刻通り午後5時頃デリーに到着した.暑いが,暑くなければインドらしくない気もするので,まあ良かろう.なお,機内食は「チキンか日本食どちら?」と訊かれ,日本食とはまたあまりにも大きな括りではあるが,この先暫く続くであろうインド料理に備え「日本食を」と応じてみた.白身魚にきしめんだった.筆者から見るとインド料理は全てカレーであるが,インド人から見ると,バラエティに富む日本料理も一括りにできるのであろう.また,成田発フライトに拘わらず日本人クルーが一人も居ないのは割と稀なような気がする.

デリー空港の検疫ではインフルエンザに関する質問票を記した.入国経路で,米国,メキシコなど幾つかの患者発生者の多い国からであるか否かを質す項目があったが,この日はまだ患者数の多くなかった日本は含まれてはいなかった.検疫官や入国審査官が皆マスクを着用していたのは成田以上の警戒態勢に見えた.『まあ,一応国際風に調子を合わせているというデモンストレーションじゃないの』と云う冷めた見方もあったが.

入国審査を済ませ,表に出るとスルーガイドGさんが待っていてくれた.バスに乗り,ホテルに向かう途中写真のLazeez Affaireレストランで夕食,当然辛いインド料理を食べた.レストランの名称が怪しげであるが,内部もレストランというよりディスコかクラブのようなインテリアで,ギンギンに冷房されており,デリーに合わせたつもりのTシャツ1枚では寒かった.


クラリジスホテル

クラリジスホテルに到着

夕食後クラリジスホテルに向かい,到着した.マリーゴールドの首飾りを頂戴した.マリーゴールドはヒンドゥーにとって最も大切な花であるし,日本のそれと比べて香りはさほど強くはないのだが,例えばハワイ辺りの軽やかなレイに比すれば,八重のマリーゴールドはいかにも重々しく,香りというより匂いを発散させているように感じさせられる.折角だが首からそっと外し,テーブルの花瓶脇に置いたのであった.

クラリジスホテルロビーにはグランドピアノがあちこち(いや2台か?)に設置され,ピアノ弾きがビートルズナンバーや日本のメロディーを奏でてくれた.

部屋のテレビはCNNやBBCが映り,当日開票のインド下院総選挙で国民会議派が勝利(開票速報)したことを報じていた.同党はそれまでも最大与党であったようである.この日以降は帰国するまでテレビがないか,ヒンディー語か何か全く分からない放送しか映らなかった.



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