エルジエムEl Jem

マトマタからエルジエムに向けて北上することになった.

エルジエムへgo to El Jem

マトマタの少し北辺り

マトマタの少し北辺り

マトマタから海沿いのガベス辺りまではまだ殆ど砂漠である.道は良く,空いているので北へ北へと高速で駆け抜けていく.


オリーブ畑

オリーブ畑

やがてオリーブ畑が目立つようになる.それにしてもオリーブってこんなに作ってよく消費されるものだと感心してしまう.あるサイトから教えてもらうと,オリーブは眺める風景から実感されるように,チュニジアの特産物の一つで,オリーブの収穫高で農民の生活は大きく左右されるようだ.オリーブの木は暑さや乾燥に強いが,最近干害で収穫高は落ち込み,枯れ始める木も見られるそうである.チュニジアには千余りのオリーブ油工場があり,その多くは中,南部に,とりわけスファックス(県都)に集中しているそうである.オリーブの収穫は11月から2月までであるが,オリーブ油への精製は比較的短期間で終わってしまうそうである.

スファックス近くの小さな町

スファックス近くの小さな町

地中海沿いの道をなおも北上し,オリーブ油精製工場が沢山あるというスファックスを過ぎた辺りで休憩のため立ち寄ったお店のあったところ.


オリーブ畑はなおも続く

オリーブ畑は続く

オリーブ畑はなおも続く.それでも一日走ってもまだ続くスペインのオリーブ畑とかよりは規模は小さいと思う.これだけオリーブが出現するので,改めてウィキペディア(Wikipedia)も引いてみよう.

オリーブとはモクセイ科の植物で,果実がオリーブ・オイルやピクルスを作るときに利用されている.地中海地方が原産とされ,ギリシャやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されている.

オリーブの実オリーブの枝は,ハトとともに平和の象徴とされることが多い.これは旧約聖書の伝説に基づく.神が起こした大洪水のあと,陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきたというものである.

オリーブは自家受粉できない.DNAが同一の花粉には反応せず実をつけない.このため,オリーブは2本以上隣接していないと実をつけない.

オリーブとはアメリカの漫画,アニメであるポパイの主人公ポパイの恋人.

マガジンハウス社から出版されていた女性向けの月刊ファッション雑誌. 1982年創刊(当初は月2回刊).2003年6月18日発売の8月号をもって休刊となった.

と述べられている.なるほどね~

円形闘技場Amphitheater

エルジェムの円形闘技場

エルジェムの円形闘技場

カルタゴを制したローマ帝国のゴルディアン皇帝が期限230年建設したそうである.ローマ帝国はチュニジアだけでも25もの闘技場を造ったのだそうである.中でもこのエルジェムの円形闘技場は外周は3段アーチ型の壁で囲まれ,縦149m,横124m,高さ36m,アリーナの直径は65mで収容人数35,000人という大きさだという.


円形闘技場階段付近

階段付近

ここは南側の階段付近である.アーチ状の窓からエルジェムの町を見下ろすことができる.上述の大きさはローマ,ヴェローナに続くローマ世界3番目の大きさだったそうである.ローマのあの有名なコロセウムはアリーナの床部分が崩壊したり,転用のため石材に切り出されてしまったりしているのに比べてここはかなり保存状態がよいのだそうだ.

ところでローマ人はお風呂も好きだったが闘技も好きだったのだね~戦争捕虜と猛獣の対決などかなり残酷な勝負等が多かったようで気の毒としか言いようがない.当時を伝える歴史映画など観ると敗者は奴隷になるのが常であったようで,それが嵩じたそのような扱いもまたしばしば行われたのであろう.現在,たとえジュネーブ条約があってもイラクにおける米英の捕虜虐待が繰り返される現実は更に問題であろう.

円形闘技場回廊

回廊

北側(入り口側)外壁とアリーナの間はこのような巨大な回廊で構成される.観覧席よりよほど大きいようにも見えるが,単に廊下の機能なのか?別の役割があったのか?ガイドさんにちゃんと聞いておくべきだったな~
なお当円形闘技場は1979年ユネスコ世界遺産に登録されたそうである.


下は,円形闘技場の写真

エルジェムの円形闘技場
エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場
エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場 エルジェムの円形闘技場

レストランにてat a restaurant in El Jem

エルジェムのレストラン

エルジェムのレストラン

玄関の屋根には3つの星,同じく屋根にホテル/クラブとあるから3つ星ホテルと云うことか?玄関をくぐるとインコを数羽入れた巨大な鳥かごが置いてあり,壁には数枚のモザイク画が嵌め込まれていた.モザイクは古いものではなく最近の作品のようだった.


エルジェムの青い空

青い空

この日はいい天気でレストランの中庭ではすばらしい青空が見えた.この写真は北側であるが南の空も,東も,西もみんな晴れ渡り,「これぞチュニジアンブルー」の空が満喫できた.


チュニジアンビア

チュニジアンビア

この国ではどこでもこのブランドのビールだった.こうして見るとCeltiaかな?最初の飾り文字が何であるが自信がないが....まあ晴れ渡った中庭を眺めながらのビールは美味しかった.



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