チュニスへFly to Tunis

チュニスへは成田発アリタリア航空便でミラノに行き,かなり長時間待ち別のチェニス行き便の利用であった.

ミラノ経由via Milan

ミラノ空港出発ロビー

ミラノ空港出発ロビー

チェニスへの乗り継ぎのため成田からの長いフライト後ミラノ空港に着く.到着前の機長の案内ではミラノの気温は2℃,曇り空,まあ東京と同程度だろうか.ここでは結構長い時間留まるため,いろいろショップを覗いてみる. 概ねイタリアファッションの店ばかりで当方にはちと無縁な雰囲気か......,でも例えばこの壁のポスターなどのように,いかにもイタリアらしさを醸し出しているように感じられる....かな?


ミラノ空港内のカフェ

空港内のカフェ

エアラインのクルーも乗り込む前にここで軽食をとっていた.やはり自分たちで用意して食べるよりサービスされる方がよほどリラックスできて美味しいでしょうね~

チュニスTunis

到着したチェニスの街角

到着したチェニスの街角

深夜,空港からバスでホテルに到着した街の朝はこんな風景であった.どうしてか車の看板が目立つ.アラビア文字より普通のアルファベットが圧倒的に多い.旧フランス領であったためかフランス語標記が目立つ.


チェニスのディプロマットホテルで大統領の肖像画

大統領の肖像画

最初の宿がチェニスのディプロマットホテル.名前からすると相当立派なホテルが連想されるが,実際はごく普通のホテル.壁には大統領の肖像写真が掲げられている.以降,街のあちこちに聳える巨大な肖像画を目にすることになる.このような光景はモロッコとかによく似た雰囲気だ.チュニジア共和国の現大統領は1987年就任のベン・アリ大統領だそうである.同大統領の就任により,チュニジアは政治的,社会的発展の新たな段階に突入,つまりそれまでの終身大統領制を廃止し,新しい政党の設立を進んで受け入れ,そしてすべての政治犯の解放などしたそうである.

パラボラアンテナ

パラボラアンテナ

ホテルの窓から眺めた光景.民家の屋根にはパラボラアンテナと,これほど目立ちはしないが普通の八木宇多アンテナが乱立する.アフリカ大陸といってもチェニスの緯度は福島と同じくらい,よってパラボラは静止衛星の在る南(南東から南西まで差はあるが)を向く.この日のように曇っていても大まかな方角の目安になる.


羊の犠牲祭

羊の犠牲祭

到着日の翌日,この日から所定の観光がスタートする予定であった.が,しかし「羊の犠牲祭」と称されるイスラムの重要な祝日が予定より1日後ろにズレ,この日にぶつかってしまった.しかしてこの日に予定されていたこのツアーの目玉の1つバルドー美術館見学やチェニスのスーク訪問がすべてチャラになってしまった.

どうして祝日がずれたりするのか?ラマダンなどと同様にイスラム暦は宗教指導者が月の満ち欠けを観察して決定するので,例えば月が雲で隠れたりすることで観察が不能になり,そこで1日程度のズレが生じるのは避けようがない,と云うことのようだ.

この朝ホテルの部屋から眺めたお向かいのアパート屋上には羊が1頭メエ~メェ~と鳴いていた.その内にアパート最上階,アメリカ風にはペントハウス,の住人が屋上に出てきて,あっという間に締め,皮を剥いで食用肉の状態に仕上げてしまった.家族が多少大人数でも1頭分食べると相当お腹いっぱいになりそうだ.このように1家庭で1頭の羊を犠牲にするのが望ましいが,あまり豊かでない家庭で丸ごと1頭買うことは必ずしも適わないそうである.またこの頃は需要が大きくなるので羊の相場も上がるとガイドのアハレムさんが話していた.

チュニスの海岸

チュニスの海岸

この日の地中海はあいにくと荒れ,水は濁っていた.チェニスのファッションは,ジュラバのような伝統的民族衣装の人はあまり見かけず,この写真の人たちのようにヨーロッパ的で,エジプトやモロッコとは随分と異なる印象だ.尤も地方に行けば多少トラデショナルファッションが見られるのであろうか?


下は,チュニスの写真.羊の犠牲という祝日のため少し人出は疎らなのかも知れない.

チュニスでの眺め
チュニスでの眺め チュニスでの眺め チュニスでの眺め チュニスでの眺め チュニスでの眺め チュニスでの眺め チュニスでの眺め

シディブサイドSidi Bou Said

シディブサイドのチュニジアンブルー

チュニジアンブルー

このドアの色こそチュニジアンブルー.法律(若しくは条令)でペンキの色が制限されているのだそうだ.統一的な街の景観を重視するお国柄なのであろう.その辺はヨーロッパ的であろうし,観光が重要産業であることを窺わせる.黒い鋲を打ちつけて模様を描く手法はとてもユニークで,類似性のありそうなパターンが伝統を感じさせる.


シディブサイド

これぞシディブサイド,の筈

青い空,青い地中海,青いドアの3つの青が揃って本来のシディブサイド.しかしこの日は曇りで海も荒れ模様,青いドアだけではやはり力不足の感は否めず残念.

ところでシディブサイドはチェニスの高級住宅街だということであるが,建物自体や街並みは普通の意味の高級より,「伝統ある」,「由緒ある」....と云った形容がぴったりするように思えた.実るオレンジ,格式ありげなアラビア文字の表札などを眺めると一層その感が強められる.


ファティマの手

ファティマの手

ドアの手の模様ははイスラム圏で頻繁に見られるファティマの手.鋲打ちで象られでいる点がチュニジア様式としての最大の特徴であろうか.イスラム預言者ムハンマドの娘で第4代カリフ,アリの妻となった慈悲深いファティマはここでも大きな尊敬を集めているようだ.偶像崇拝を禁ずるイスラム世界にあってァティマの手だけは例外的に認められている,という風に見えるが....次の機会には訊ねてみたい.


鳥かご

鳥かご

鳥かごはチュニジアの名物のようだ.この写真のかごは空であるが,カナリア(鳥に詳しくないので,多分)など飼われているのをあちこちで見かける.かご自体がかなり美しいので小鳥が居なくとも軒下に吊るせばそれなりにさまになるであろう.この籠は,われわれ観光客がドヤドヤと乗り込んだ地元の人たちが集うシディブサイドのカフェの入り口に掲げられていた.お土産としてたくさん並べられているが大きなものだけに普通の飛行機利用の旅行者向きとは言えないだろうが....

ところで,このカフェ「カフェ・デ・ナット」といわれ,世界最古のカフェであるそうな.へえ~


下は,シディブサイドの写真

シディブサイドの写真
シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真
シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真 シディブサイドの写真


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