東竹林寺の後は白馬雪山峠に向かった.白馬雪山の眺めが楽しみだ.
白馬(バイマ)雪山は白茫(バイマン)雪山とも標記するようであるが,多分原語での発音は同じか,かなり似ているのではないだろうか.白馬雪山はかなり高い山であるがバスの通る道に関しては,少なくとも行きの多くの行程では雪もあまり無く順調に進んだ.短い区間ではあるが積雪のため,進めないで困っている車,ガイド馬さんの話では上海など雪に不慣れな旅行車の車が立ち往生し,腕のいい私たちのバスドライバが救援(はっきり言ってその車を運転)して切り抜ける場面もあったにはあった.
こうして白馬雪山の展望台に着いた.写真正面の白馬雪山主峰は5429mの高さがあるようだ.ここに至る途中で眺めた連峰の峰峰は皆白く,何れも相当の高さの山が連なっているようである.
上の2枚は行きの行程で,天気が良かった.左の写真は徳欽から戻る時の眺めで,大降りではないが雪で,坂道なので少し運転には技術を要する行程であった.ところが戻り行程は一転して雪で,トラクタを引く地元農民の姿も寒そうである.幸い新雪で,また腕のいいバスドライバであったので,チェーンも巻かずに無事峠を越えることができた.
下は,白馬雪山展望台とその前後の道風景
ここが白馬雪山系の峠になっているようだ.チベット民族の慣わしで,頂や峠にはよくチョルテンを祀り,タルチョーをなびかせるが,ここもまた例外でなくたくさんのタルチョーが風になびいていた.冷たいため,霜柱は厚く荒々しく地面から突き出ていた.
赤く錆びついた標識には標高4292mが記されている.天気もいいし,乾いているので標高が高くとも快適である.さてこの先も天気が続いてくれるだろうか....
下は,白馬雪山峠辺りの写真あれこれ
白馬雪山峠を越え暫く走ると,雲がかかりよく見えないが,多分梅里雪山を背景に,13もの仏塔(チョルテン)が並んでいる場所に至る.迎賓塔という場所らしい.この場所はよく晴れているのにやはり山の天気は局地的に大きく変化するので,ちょっと先はえらく違っていてよく見えないのだ.
十三塔脇に赤い字幕のスローガンが掲げてあった.この地域を開発して観光客を呼ぼう....とかであろうか?やはり中国語を学んだ方がいろいろ楽しめそうだ.
下は,迎賓塔辺りの写真あれこれ