フライトの変更で昆明での時間が生じ,少し市内を案内してもらった.
徳欽から昆明に向け,先ずは小雪の舞い散る白馬雪山峠を越えることになった.気温が低いためか雪はさらさらで,風が吹くと舞い上がるような感じである.
徳欽からシャングリラのルートは,行きと全く同じ道で,シャングリラでは古城など観光後,一泊した.翌朝,シャングリラを囲う山,山名を思い出せないが,を眺め,上海航空機で昆明に向かった.
全般に赤茶けた山の上を飛び,昆明に到着した.昆明の海抜は1,890mで,山に囲まれる.年間平均気温は15℃で,冬の寒さは厳しくはなく,また夏の酷暑はないそうだ.そんな訳で古来より春城の異称を持つ,いいところだという.
下は,昆明への写真あれこれ
元は古幢公園と称する公園だったそうで,近年改修され昆明市博物館となったそうな.
古幢公園の名の元にもなっていたこの彫刻は,大理国時代(937-1253年)の経幢(仏教の経文を刻した石柱)で高さ8.3m,多角形7層から成っている.基底部には般若心経が彫られ,第2層には四大天王,第3層から7層には多数の仏神像が刻まれている.
これは古いものではないが,多層に重ね合わされた石を彫って,うまく違う色あいの文様,この例では虎,を作り出している.このような石だけではなく,撮影禁止であるが,雲南省で発掘された古い化石も多く展示されていた.
徳欽から下りてくるとやはり少し南国的な雰囲気を感じる.
レストランの従業員が,近所に出前の配達に行くところのようだ.こういった場面に出合うことはあまりなかったが,雲南でも筆者の住む街と同じように,中華料理出前の光景に遭遇しておもしろい.
昆明の土産物店に案内されたとき,ある画家のリトグラフが展示されていた.雲南省の少数民族を題材にしたものが多く,値段も皆10万円以上でちょっと簡単に手は出ないが,何れもなかなかすばらしいと思った.
下は,昆明市街の眺め