徳欽に向かう途中,およびそこからの戻りで,昼食に立ち寄ったところが奔子欄(ベンツェラン).
金沙江の土手の上にある何の変哲もない田舎街,いや,典型的な雲南の地方都市と言うべきか.共産党の赤い横断幕には,徳欽県の第2次農業審査に.....,何たらかんたら,とあるようにこの辺りは農業が主力産業のようである.
金沙江の河川敷に広がる農地に穀物や野菜,果実を栽培している.この辺りのチベット族の家は4階建てで,1階は家畜小屋,2階は居室,3階は中央部が中庭で左右が居室,4階はごく小さく,農作物の倉庫,のようである.木造で,壁は粘土またはレンガであろうか,白い漆くいで塗られている.
奔子欄の通りには,多分近くの農家のおかみさんであろう,採れたての果物を並べて販売している.高地ではあるが緯度は南回帰線くらいであるので,柑橘類はじめ,いろいろできるようである.
奔子欄の少し手前の集落を通りかかったとき,診療所前の日向で患者さんが点滴を受けていた.患者が多過ぎるためであろうか?処置室が狭いためであろうか?外が快適だからか?天気の悪い日はちょっと困ってしまうかも知れない.
下は,奔子欄とその周辺の写真あれこれ