この帰国編では,6/7(日)ラパスを離れ,先ずサンタクルスへ飛び,次にマイアミへ飛び,さらにダラスに来てここで一泊.翌6/8(月)午前ダラスを飛び立ち,次の6/9(火)午後成田に到着し,旅行完了.これらの写真にキャプションを添えて載せました.
ボリビアのラパス4から,同国サンタクルス経由でマイアミ3に飛び,ここで乗り継ぎ,ダラス/フォートワース空港2に至り一泊.翌日ここを発ち,日付変更線を越えて成田1に到着した.
いよいよ帰国の6/7(日)早朝,バスでエルアルト国際空港に送ってもらった.まだ暗い時間なので道路は空いており,すんなりと到着し,アメリカン航空のカウンタでチェックインを済ます.マイレージはチャージ済だった.既に成田を出るときに加算されていたようで手回しがいい.
情緒あるこの風呂敷包みのあるファッションも見納めだ.
空が明るくなり,AA922便に乗りこんだ.
機材は来るときと同型のB757で,ほぼ満席だったか.ただし今回は直接マイアミには向かわず,一旦ラパス南東のサンタクルスに向かう.
エルアルト国際空港を飛び立つと,ラパスは正に茶色の家の海のように見えた.カトマンドゥを大幅に高密度に,しかも大きくしたような光景だ.
飛び立って少しすると,直下左手にきれいな雪山が見える.ワイナポトシ峰(Huayna Potosi:6,088m)であろうか.でも地図を見ると,ラパス~サンタクルスを結ぶ線上からワイナポトシは結構離れているな....別の山かな?
茶色の大地の上を暫く飛ぶと,サンタクルス(Santa Cruz)近くになった.そして眼下の光景は『あっと驚く』ほど豊かな緑が展開されている.
また住宅もラパスのように建て込んではおらず,日本の都市の住宅よりかなり広い庭があるみたいだ.
サンタクルスはラパスに次いでボリビア第二の都市で,人口145万人(県で)で,標高400mに位置し,アマゾン熱帯性気候になるという.そりゃこれまでのラパスやアタカマ高地とは全く違う訳だ.アマゾンと聞けば,これまで過ごした高地とはまた別の魅力がありそうで,機会があったら見てみたい.
サンタクルス空港では全員が一旦降ろされ,一部ここまでで出口に行き,そして新たにここから乗り込む客とがここで待つ.まあ短い時間だが.
マイアミに向けAA922便がサンタクルス空港を再離陸すると,程なく食事を出してくれた.トマトとチーズサラダに,ビーフシチューのズッキーニ,キャロット,ポテト添えか.バドのビールもマイアミ行きなので普通か.
暫く飛ぶとブラジル上空となる.機内誌のマップを広げるとブラジル上空は相当長い時間飛ぶことになる.そして詳しいマップを見ると,アマゾン川の支流が無数に見える.どれが本流で,どれが支流か見分けが付かないほど皆大きな川幅だ.そして写真は多分そんなアマゾン川の支流の一つだと思われる.
大きな流れは泥を含んで,ジャングルっぽいところを大西洋に向かっている.雄大だ.
ラパスを出て,サンタクルスでの待機を含めて10時間くらい経過したのち,AA922便はマイアミ上空となった.きれいに区画されたマイアミの街は上記サンタクルスの街より高密度であるが,それでも比較的緑豊かだ.
AAの機材は暫く清掃されていないようで黒ずんでいる.
定刻にマイアミ国際空港に到着した.ここもAA機が多いところだ.
ここのイミグレーションとはダラス/フォートワース空港と違って非常に相性がいい.指紋の機械読み取りがすんなりと一発で読み取ってくれて,あっと言う間に入国完了だ.
マイアミ国際空港には距離は短いがピープルムーバー(APM:Automated People Mover)と呼ばれるターミナル間移動車が走っている.写真のコンクリート製高架軌道を,ゴムタイヤ走行の無人車両が走っている.ダラス/フォートワース空港のスカイリンクより乗り心地がいい気がする.三菱重工が施工し,東京湾のゆりかもめと同じようなシステムらしい.
次のダラス/フォートワース行きAA1002便まで間があった.ピープルムーバーに乗り,金もどきが象嵌されたフロアをほっつき回る.ちょうど夕食時間も回ったところで,コーヒーショップでサンドイッチとジュースを買い,頬張る.サンドイッチにはばかに多い,薄いながら10枚くらいのハムが挟んである.さすがアメリカンだ.
さて時間になった.ダラス/フォートワース行きAA1002便搭乗ゲートに行き,ほどなく乗り込む.
ダラス/フォートワース行きAA1002便機材はB757で,定刻に飛び立った.3時間位のフライトで.羽田~那覇間より少し長いくらいか.
AA1002便は定刻の午後10時過ぎにダラス/フォートワース空港に到着した.当初予定していたバゲージの成田までのスルー転送は許可されず,一旦ここで受け取った.
空港近くのホテルに一泊するため,写真のターミナルビルバス停に行った.そしてここでホテルのシャトルバスを待つ.ホテルは多いようで,いろいろなホテル名を掲げたマイクロバスが結構な頻度で現れる.小さなホテルは幾つかまとまって共同運行している様子で,複数ホテル名が掲げられている
そしてそのうち私たちのホテルBestwestern DFW airportの名を掲げたマイクロバスが現れ,ピックアップしてくれた.
マイクロバスが走り,10分くらいであったか,Bestwestern DFW airportホテルに到着した.
バスタブも備えたいいホテルだ.ラパスのテレビはCNNでさえスペイン語だったが,ここはちゃんと(?)英語で,ありがたい.
さてダラスのホテルで一夜が明けて,6/8(月)になった.狭いホテルレストランに行くと,高校生くらいの人たちでいっぱいだ.ダラスで開催されるイベントに参加とか何とか.
そして私たちも朝食を済まし,シャトルバスでダラス/フォートワース空港に運んでもらった.外はかんかん照りのいい天気で,眩しい.
ダラス/フォートワース空港に着き,成田行きアメリカン航空AA175便のチェックインに進む.問題なく済み,少し待つことに.
快晴のダラス/フォートワース空港からAA175便に乗り込んだ.
AA175便の機材は往きと同じB777-200機だった.少し空いたシートがあり,壁後ろのシートに座った.モニター角度が前席の角度に左右されず,しかも目からの距離が長めに保てるのがいい.
実写版デズニー映画シンデレラがあったので観てみた.昔からのストーリーと変わらず,しかも単純なので,甚だ物分かりの悪い私にもよく理解できた.
成田行きだけあってお蕎麦の付いた食事を出してくれた.正直この蕎麦はイマイチだったが,まあ心遣いがありがたい.それとキリンビールもある.やはりバドのように薄くないのがいいと思う.
AA175便は途中日付変更線を通過し,既に6/9(火)になった.そして成田到着はその午後を回った2時20分となる.実にラパスから足掛け3日間の旅だった.
で成田にはその予定通りに着陸した.添乗Hさん,同行の皆さん,大変お世話になりました.ありがとうございました.皆さんお気を付けてご帰宅下さい.
私は京成で自宅に帰った.まあ残念な面もあったが,いろいろ経験することができた.おしまい.