ガルダイアGhardaia

このガルダイア編では,2018年11月12日ワルグラの街を出ると砂漠を西に進み,ガルダイア展望点に至り眺める.少ししてムザブの谷の街の一つメリカに入り見物,次いでガルダイアへの通りを抜けて,ガルダイア広場,ガルダイアスーク,ガルダイア住宅街を見物し,ラクダ肉のクスクスランチを頂いたときの写真を載せました.

ガルダイア付近のGoogleマップ(静止マップ)map around Ghardaia

ガルダイア付近のマップ(Googleマップのスクリーンショット)

ワルグラからガルダイアまでのトラック

ワルグラ12から西に進みガルダイア13に行った.


ムザブの谷付近のマップ(Googleマップのスクリーンショット)

ムザブの谷付近のマップ

ガルダイアを含むムザブの谷付近の様子.


別窓で大きなGoogleマップを開く

ワルグラから西に進むgo West via the Sahara

この辺りは時速100km/h

この辺りは時速100km/h

さてワルグラ郊外に出ると,そこは砂漠の一本道になり,交差する道路はなくなる.そこでこの辺りは時速100km/hの制限速度でぶっ飛ばせる.ただ先を走っているのはパトカーなので,100km/hを越えることはできない.


ラクダ注意の標識

ラクダ注意の標識

ラクダが横切ることがあるのであろう.ラクダの用途はミルクと食肉が主との話があったが,他にトラックや4WDの代わりに砂漠や山川を渡るのもあろう.いやそれがメインと思っていた.

ところでラクダは著しく執念深く,例えばオマーンで聞いた話だが,母子ラクダが車にぶつかり,子ラクダは死んだ.母ラクダは何とか復讐を,と思い毎日通る車のドライバーを見張っていた.すると1年前子ラクダを轢いたドライバが,前とは別の車で通過し,そこに母ラクダは体当りしていったという.幸いドライバーは無事であったそうだが,ラクダには気を付けましょう.


ガソリンは激安

ガソリンは激安

GSでガソリンを補給した.1リッター23.06DA(≒円)X83.96l=1936.60DA(≒円)で,激安だ.産油国ならではの価格であろうが,これが行き過ぎるとベネズエラのようになるから,一定の経済政策は維持されないと.....


軍の隊列が行く

軍の隊列が行く

戦車や装甲車を積んだ軍用トラックが私たちと同方向に進んでいった.戦車は布カバーで覆われているが,足元のキャタピラーが見えているのだ.何しろ重量物を運ぶ車列なのでスピードは出ないのでパトカーを先頭に追い越していった.


警護警察の交代

警護警察の交代

この辺で警護警察の交代だ.今日は何回目かな.ご苦労さまです.


そろそろガルダイヤかな

そろそろガルダイヤかな

先方に建物が見えてきた.そろそろガルダイヤに近くなったのであろう.


ガルダイア展望点get to a Ghardaia observatory

ガルダイア展望

ガルダイア展望

ガルダイア展望点に到着した.ガルダイヤはムザブの谷5村(7村とも)の中で最も大きな村だ.ムザブの谷とは何でしょう.

ムザブの谷と『谷』のような響きだが,白亜紀に形成されたという岩の標高300m~800mに位置しているという.尤も写真ナツメヤシの豊な木立の間を通るのは,今は枯れてワディ(Wadi)であるが,ムザブ川の名があり雨季には多量の水が流れ,時に洪水を引き起こし多くの犠牲者が出た年もあるそうだ.この枯れた状態で,しかも周囲は茶色一色のところで.....と不思議な気がする.

ところでワディのあるところでは,その地下に水脈ができている場合が多く,それを汲み上げ,オアシスを形成し生活用水を確保し,村,それに畑を形成していくケースが見られるという.ムザブの谷ではこうした地下水の利用,またワディのダム建設などで水を確保しているようだ.

ムザブの谷はこのワディを指すのであろうか?でも住宅は山の上や斜面に多い.それとも『谷』は単に比喩的なもので,地形のことではないのだろうか.


ガルダイアは山の方に伸びていくようだ

山の方に伸びていくようだ

これは上写真の左側だ.やはり場所が上の方にのみ残っているので,新しい住宅はその方向に伸びるようだ.水脈を見つけ井戸掘りするのが大変そうだ.

ムザブの谷には,それまで多く住んでいた先住民が少なくなると,9世紀頃からムザブ人(Mozabite)と呼ばれるイバード派(Ibadi)ベルベル人(Berbers)が移住し,住み着くようになったそうだ.

ムザブ人は,よく知られるスンナ派やシーア派より先に興ったというイバード派に属している.しかしてイバード派はイスラムの非常に正統的な派と自認しているという.ただ後に多数派のスンナやシーアに攻められ,この地に落ち着くようになったそうだ.


この辺りは交通整理のお巡りさんも出動

この辺りは交通整理のお巡りさんも出動

展望点付近はトラックに路線バス,それに観光バスも来るので,お巡りさんが事故が起きぬよう交通整理に励んでいる.


ガルダイアは山の方に伸びていくようだ

ベニイスゲン

展望点からさらにバスで進むと,山の斜面に展開されるベニイスゲン(Beni Isguen)の街が見渡せた.

ベニイスゲンは14世紀にできた村だそうだ.山の斜面に貼り付くように家々が密集して建ち,天辺右側に細い四角錐形のミナレットが,左側に太い監視塔が見えている.また山の裾野は城壁で囲まれているようだ.

ベニイスゲンは後で訪れ,歩く予定になっている.


メリカthe village of Melika

メリカの街

メリカの街

こちらはベニイスゲンに近いメリカの街だそうだ.これまでの街と違って,比較的平地が多く,ナツメヤシ畑が結構広い.


メリカのモスク

メリカのモスク

これは伝統的ムザブ様式ミナレット,つまり細長い四角錐形ではなく,勾配のない四角柱で,色も茶一色ではない.モスク本体はかなり小振りで,村が拡張されて,そこに新しく建てられたのであろう.


シディアイサの墓

シディアイサの墓

バスを降り,少し坂を上るとこのシディアイサ,それと一族のお墓があった.

シディアイサ(アイサ師 Sidi Aissa)はイバード派のイマーム(Imam)で,私たちが今朝出てきたワルグラから人々を引き連れてこの地に逃れてきたということだ.

墓標の上の5本の角はイスラム五行(信仰告白,礼拝,喜捨,断食,巡礼)を表しているということだ.

話は飛ぶが,私たちのガイドSさんは既にメッカ巡礼を果たしているそうで,なかなかすごいと思う.


メリカ一般人の墓地

メリカ一般人の墓地

メリカの街外れに一般人の墓地があった.中には角つき白い墓標もあるが,多くは砕いた石のままである.砕いた石の墓標は他のイスラム国(オマーンなど)でも見たことがあるが,誰それの墓と識別するのは難しい.でもそれがいいのだとの考えであろう.

逆にアゼルバイジャンの顔写真入り墓標とか,中央アジアの盛大な墓地とか,同じイスラムと言ってもずいぶん立派なお墓の国もあって,その差に驚く.


シディアイサの墓から下る

シディアイサの墓から下る

シディアイサの墓からメリカの街を下った.全身白い服の女性の歩く姿が風変わりだ.こうした装いはアルジェリアの他地方では見なかったのでイバード派特有のファッションであろうか.そう言えば以前チュニジアの一地方でも見たことがあったが....

逆に他のイスラム国男性に愛用される白いオバQ服カンドゥーラなどは殆ど見ない.これまた不思議と言えば不思議かな.


メリカの民家

メリカの民家

下る丘の途中でメリカの民家が見えた.戸建てで,窓も多く,屋上には洗濯物も干してある.新しい住宅街で,一般的な民家形式なのかと思われる.

アルジェリアでは一軒(アパート一つ)で都会では1~3人,こうした地方では4~5人住んでいる場合が多いそうだが,このお宅は大きいのでもっと大勢住んでいそうだ.それとも集合住宅かな.


ガルダイアへの通りstreet to Ghardaia

バス停への通り

バス停への通り

メリカから歩いたり,バスに乗ったりしてガルダイヤに行く.

歩いている女性がいた.白くないし,模様も付いた一般的な服装だ.しかし白いマスクは大変特徴的だ.右女性のマスクは私たちが風邪などで使うタイプと全く同じように見える.しかしイスラム圏で顔を覆う目的で使われるのは多くないであろう.

左女性のマスクは私はアルジェリアだけでしか見たことがない.三角巾の長い辺側を鼻の上に載せ,その辺反対側は開放された状態である.このようにすれば口の周囲はかなり開放され快適であろう.マスク着用のまま食事(外食は一般にそうだ)のときも楽そうだ.


バス停の前辺り

バス停の前辺り

バス待ちの皆さんだ.おしゃべりでバス待ち時間を潰すのは楽しそうだ.

ムザブの谷という最も厳しくイスラム戒律に従うエリアで,この後出会うことになるのだが,片目以外全て覆う極端に保守的衣装を纏う人がいる.一方ガイドSさんの言う通り,アルジェリアは法で服装は自由であるそうで,ここでもいろいろな絵柄の服に,スカーフ,マスクのない人いろいろだ.


沿道の住宅

沿道の住宅

ここの斜面に建つ住宅はいかにもびっしり連結しており,しかも窓があまり見えない.ただナツメヤシの木が見えるので,少なくともそこに道路が通っており,他に狭い路地もあるのであろう.でも住宅内部は暗そうだな~


ムザブの谷特有のズボン

ムザブの谷特有のズボン

この地方では股下が足元に届きそうに長い(深い),特有のズボンを履いている人を時々見かける.サルターンと呼ばれると述べたサイトもありました.

写真の男性は上下一体のワンピースなので特に珍しいのではないでしょうか.


ここはお役所でしょうか

ここはお役所でしょうか

アルジェリア国旗を掲げた建物だ.お役所でしょうか.壁の色が民家と同じようにベージュ系に統一されている.


ガルダイアへの通り

ガルダイア広場入り口辺り

警護パトカー(600731)に先導され,私たちのバスは一応砦の機能があるような広場への通路に入っていった.


ガルダイア広場the Ghardaia plaza

ガルダイア広場に着く

ガルダイア広場に着く

ガルダイアは人口10万人以上でムザブの谷で一番大きな街だそうだ.そしてその中心的広場に着いた.

広場の周りはお店で,広場の中にも入り込んで露店が並んでいる.また中央の白いものは単なるアート的オブジェではなく,ここでミーティングを行ったりする場所のようだ.


広場には適したカーペット店

広場には適したカーペット店

広場左側にはカーペット店が並んでいる,展示するに場所を取るし,実際使用時と同じように水平に広げるにはさらに広いスペースが必要なのだ.ということでカーペット店は広場に向いている.


ガルダイア広場を行き交う人々

ガルダイア広場を行き交う人々

ガルダイア広場は街の中央にあるので色々な人が行き交う.こうして眺めると,男性服装はもちろん完全に自由だ.女性も手や脚を露出させない,体型が出ないようにするなど一定の制限がありそうだが,色合いやスカーフ,マスクなどは比較的自由なようだ.


広場からは放射状に通りが伸びる

広場からは放射状に通りが伸びる

広場からは幾本もの通りが放射状に出ている.それらの通りは幾分上り勾配で,通り両脇には各種お店が軒を並べている.広場はそうした通りの交差点にもなっているわけで,自ずと人が集まるところとなる.


ガルダイアスークthe Ghardaia souq

ガルダイアスークで一見青銅器時代品かと

一見青銅器時代品かと

広場に面して一見青銅器時代の発掘品のような中古品のショップだ.でも緑青が見えるのは実際青銅製であろう.

右手の圧力鍋は肝腎の圧力制限バルブが失われているようでちょっと致命的だ.


ガルダイアスーク放射状通り両脇

放射状通り両脇

放射状通り両脇はお店が並び,全体でスークを作っている.この辺りは青果店が多いようだ.


ガルダイアスークの肉屋で並んだ羊頭

肉屋で並んだ羊頭

この肉屋さんはもちろん普通の部位も扱っているが,写真のように羊頭も販売している.羊頭料理は特に若い男性に好まれると聞いたことがある.

それと,これを見て『羊頭狗肉』の言葉を思い出した.羊の頭(立派なもの)を看板に掛けながら実際は犬の肉(粗悪品)を売ることの意だが,このお店は本物の立派な羊頭を売っている.


ガルダイアスークの青果店

青果店

カリフラワーは10,000DA/kg,きゅうりは16,000DA/kg....いやこれでは高すぎるので,ディナールの補助通貨サンチーム単位で表示したものであろう.するとそれぞれ100DA/kg,160DA/kgで,円では100円/kg,160円/kg程度とぐっとお買い得価格になる.


ガルダイアスークの魚屋さん

魚屋さん

海から離れてますが,魚屋さんも店を構え,氷の上に魚を並べている.日本でも同じだが,やはり冷凍車や冷蔵車が発達した恩恵ですね.

魚の周りに葉野菜やトマトをあしらい,ディスプレイにも気を配っている,


ガルダイアスークのオリーブ屋さん

オリーブ屋さん

地中海エリアならではのオリーブ屋さんだ.左端の赤っぽいのはあまり見かけたことはないが,どんな味なのだろう.

こちらの価格は小さな字がサンチーム部分のようで,300DA/kg~360DA/kgくらいのようだ.生(多分)のオリーブの相場が身近にないのでピンとこないが,決して高そうではないと思う.


これがムザブ式股下長ズボン

これがムザブ式股下長ズボン

ここはアパレルショップ店頭で,吊り下げられたこれが上で記したムザブ式股下長ズボンだ.プリーツの付いた円筒の下部両端に裾を取り付け,その少し上を縫い合わせたような感じだ.袴の下部両端を残し,その間を縫い合わせた,と言ったら解りやすいか.

ただこれらは色合いや模様からすると婦人用かな~果たして女性も着るものなのかな~と疑問は残る.


ガルダイアスークを行くロバ

スークを行くロバ

スークの路面は石で舗装され,時々バイクも通り過ぎていく.そしてたまにロバも歩いていく.これでこそスークだ,と思う(←固定観念です)

ロバを連れた男性は上述のムザブ式股下長ズボンだが,股下ダブダブ長さは控え目だ.まあ,この度合いは種々あるようだ.


ガルダイア住宅街Ghardaia residential erea

ガルダイア住宅街に上る

ガルダイア住宅街に上る

広場に同心状(とは言ってももちろんきれいな円ではない)スークの外側は概ね住宅街が展開されている.前記広場から始まる放射状通りはそのまま住宅街まで伸びているのが普通のようだ.

傾斜はこうした手車が無理なく引ける範囲に留められているようだが,それでもかなりの体力が要りそうだ.

それと路端の建物には殆ど窓が見られず,やはりイバード派の人たちがこの地に逃れ,敵から身を守りために築いた砦の伝統が受け継がれているのでしょうか.


ガルダイア住宅街の環状路

ガルダイア住宅街の環状路

広場から放射状路でスークを抜け,住宅街に入ると,環状路が設けられている.また住宅街は広場から同心円の径が大きくなったので広場から始まる放射状路だけでは足りず追加されているところもあるようだ.いろいろ建て込んでおり,上り下りもランダムに加わり,この描写はあまり正確ではないであろうが.....

環状路は石で舗装されているが長年の使用で凹凸ができている.道幅はロバや馬,細幅のロバ車,バイクは問題ないが,自動車は無理そうだ.救急車や消防車などの予想もなかった時代の設計なので無理なかろう.

なお放射状通りと同様,環状路に接する建物の窓はバカに少ない.暗そうだ,多分.それに換気もままならない筈で,東京同様エアコン無しでは死に至るやも知れず,このようにエアコン室外機が環状路に面して多数設置されている,なお隣同士は完全にくっついており,室外機は置けない.


ガルダイア住宅街白い一団が行く

白い一団が行く

女子会の昼食会でもあるのか,白い一団が向こうに歩いて行く.いかにもガルダイアらしいいい光景だ.

環状路の上には所々には渋谷西武のように左右建物間をつなぐブリッジが設けてある.往時は監視カメラがなく,肉眼でここの窓から往来を監視し,敵の侵入にいち早く対処したのであろう.


ガルダイア住宅街今度はこちらに来る人,ロバ車

今度はこちらに来る人,ロバ車

意外と人通りがありますね.ただ女性はあまりビニ袋はもっていない.ガイドSさんの話では,アルジェリアではお使いは主に男の役目だという.ただ女性が全くしないということではないそうだ.パキスタンの一地方のように完全に外に出ない地方さえあるのでまあ緩やかな方に属するであろう.

それとロバ車が来る.背後ブリッジには高さ規制バーのようなものが見えている.ロバ車の車高ではでは問題ないようだ.往時は馬に跨る兵士が勢いよく乱入し,駆け巡るのにブレーキをかける役割があったようだ.


ガルダイア住宅街小学生とロバの配達人

小学生とロバの配達人

小学校低学年の子らであろうか,授業が終わり家路に就く場面だ.これもSさんの話だが,公立学校では男の子は青系統,女の子はピンク系統の服の子が多いそうだ.ただこれは規制ではなく,単なる傾向だそうだ.

ロバの青年はロバの背にダンボールを載せて運んでいる.多分宅配業で,ロバ車の入れない路地にアマゾンの,いや白いからアマゾンではない発送主からの荷物を配達するのだ.


ガルダイア住宅街たたきの付いた立派な家

たたきの付いた立派な家

こちらのお宅は石畳のたたきがあり,その内側にドアが設けられている.一般の家は道路に面して直接ドアが設けられている.ということで豪邸なのであろう.

ただし個人情報を開示しない方針のようで,入り口には番地表示のみで,名は記していない.日本も近いうちにこうなるかな~


ガルダイア住宅街これこそムザブ特有片目窓装束

これこそムザブ特有片目窓装束

両目だけ覗け,それ以外顔を覆う,或いはネット状マスクで顔全体を覆う,というのは他のイスラム国でもよく目にする.

しかし片目だけの窓を開けるこのスタイルは初めてで,衝撃的だった.もちろんここムザブでも両目窓の人もいれば,チャドルにスカーフ,スカーフもない人.....いろいろ,自由だ.この人は特に信心深い方なのだと思う.

ところでこの片目窓開けスタイルは着用が難しそうだ.つまりシーツのような広い一枚布を体に巻き付け,片目の窓を設け,バラけないように歩かないとならない.大変だ.


ランチcuscus with camel meat launch

ガルダイアのレストランへ

ガルダイアのレストランへ

ガルダイアのスークや住宅街見物の後,ガルダイヤの別の一画に移動し,レストランに入った.


ラクダ肉のクスクス

ラクダ肉のクスクス

この日のランチはサラダに続き,クスクス(大きな皿 cuscus)に,ラクダ肉のシチューを載せて食べる,言わばラクダクスクスだった.以前ヒトコブラクダ肉はイエメンで,フタコブラクダは中国青海省辺りかどこかで食べて美味しくなかった記憶が残っている.ここのはヒトコブラクダであろうが,きっと不味いだろうな~と思いながら口に入れたが,意外にもなかなかちゃんとした味に感じられた.加齢で味覚が鈍くなるのも悪くないかも.

一方クスクスそのものも,これまで他国で食べた限り,とても不味いものとず~と思っていた.しかしこちらも加齢による味覚鈍化が幸いし,それなりに美味しいかな~と感じられた.またデザートにはりんごが添えてあった.

ところでクスクス(cuscus)は添乗Nさんの説明を聞くまで,永らく粟とかヒエとかの小粒の穀類なのかと思い込んでいた.それが何と小麦粉から作られた,細かなパスタのようなものなのだそうだ.この期に及んで初めて知りました.ありがとうございます.



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