Googleマップ風船が今回訪れた西安,ウルムチ,トルファン,敦煌(西千仏洞など),莫高窟(莫高窟,楡林窟など),瓜州,嘉峪関,酒泉,張掖,武威,蘭州,天水を地図(Googleマップ)上に示し,風船の地名のクリックで該当ページにジャンプします.
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河西回廊は西安(長安)を起点に,現代の甘粛省を横断し,西の外れで西域南道へと分岐しながら,トルファンまで延びている.ここで河西回廊は終わり,先へは天山北路と同南路に分岐して進むことになる.
敦煌からトルファンまでの間を天山南路に区分することも間々あるようだ.漢人の支配が及んでいたのは概ね敦煌くらいまでだったことが多く,敦煌から先は所謂「西域」で,現代ではウイグル族の住まうエリア(新疆ウイグル自治区)となっていることなどがその根拠と思われる.なお河西は「黄河の西」なので,厳密に言うと蘭州から先が河西回廊か?
私たちは成田から西安に入り,翌日市内見物し,さらに次の日ウルムチに飛び,ここからバスでトルファンに行き,ここから観光を再開した.トルファンから敦煌近くの柳園駅までは寝台車に乗り,到着以降は全てバズでの移動だった.相当長い距離走ったようだ.
回廊の『回』から一本道ではなく,サーキット状なのかな~と念のため,広辞苑第四版を捲ってみた.
“かい‐ろう【回廊・廻廊】クワイラウ 長くて折れ曲った廊下.中庭や建物を囲み、または建物の間を連絡する屋根のある廊下,「東大寺の―」”
と載っており,一本道でも最初の字義に当てはまるようだ.