ウルムチUrumqi

このウルムチ編では,ウルムチと郊外の写真にキャプションを添えて載せました.

ウルムチ空港に到着

ウルムチ空港に到着

西安10:40発中国東方航空MU2769便で3時間強の飛行で,定刻の13:55から少し遅れてウルムチに到着した.機内ではウルムチの気温は29℃と案内があり,着陸後カシオの高度計では標高750mを指していた.陽射しは強烈だが湿度は低そうだ.

空港の看板は烏魯木斉の漢表記でちと寂しいが,道路標識はウイグル語,英語,それとキリル文字なのでロシア語かキルギス或いはカザフ辺りの言葉であろうか,も記されている.

空港を出たところではウイグル地区ガイドMr.Oさんと保安員(名前失念)が待っていてくれた.ウルムチは到着の少し前まで外務省の退避勧告対象エリアで,旅行会社が手配した人だった.ということで今回ウルムチの観光はなく,市内のホテルで昼食後はバスで一目散にトルファンへと向かう手筈になっていた.


ウルムチ市街

ウルムチ市街

ウルムチはユーラシア大陸のちょうど真ん中に位置しているのだそうだ.でも大陸は丸や四角といった単純な形態ではないからどのように真ん中を決めるのだろう?重心の決め方と同じかな?まあ,海に出るのがどこよりも遠くて大変ではあろう.

シルクロードの時代,ウルムチは河西回廊ではなく,天山南路の一オアシス都市と分類するのが一般的かも知れない.またウルムチから先は天山山脈の南をそのままカシュガルに向かうルート以外に,天山山脈の北を行く天山北路にブランチしたルートもよく用いられたようである.

ウルムチは漢族が75%を占め,残りをウイグル族,モンゴル族など少数民族が暮らしているそうだ.街は大きなビルが目立ち,建設中のものも多い.ここも資源が豊かで,ビジネスの殆どは漢族に牛耳られており,それが暴動などの根本的要因になっているのではなかろうか.

街の翼龍大酒店に着き,ウイグル料理の昼食を戴いた.味付けが少々濃い目ながらマトンのケバブなかなか美味しかった.


ウルムチ郊外の風力発電

ウルムチ郊外の風力発電

昼食後バスでトルファンへと向かった.途中風力発電の風車が並ぶウインドファームを2,3箇所通過した.以前でも相当多かったがどんどん増設中で,300基は遥かに超えているように見える.初期のタイプで60kW/1基,最近のタイプで200kW/1基程度の出力らしい.原発などに比べれば圧倒的にエネルギ密度が低いものの,まだ安全収束の目処の立たない福島原発の脅威などに照らすと,やはり好ましい発電方式の一つと改めて感ずる.



下は,ウルムチと郊外の写真

ウルムチと郊外での眺め
ウルムチと郊外での眺め ウルムチと郊外での眺め ウルムチと郊外での眺め ウルムチと郊外での眺め ウルムチと郊外での眺め ウルムチと郊外での眺め ウルムチと郊外での眺め

さて次はトルファンだ.



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