都江堰Dujiangyan

日隆を発ち,再び巴朗山峠,貝母坪,臥龍を通って戻り,都江堰に向かった.

都江堰へ向かうDrive to Dujiangyan

雲海たちこめる巴朗山峠を再び越える.やはりなかなか雲はなくならない.

巴朗山峠巴朗山峠

ここ貝母坪でも再び車を降り,朝露にいっぱい濡れた花を眺める.山頂が一瞬見えたりするが.....

貝母坪貝母坪
貝母坪貝母坪

臥龍辺りも再び通過した.キャベツを目いっぱいトラックに積み込む技は見事だ.

臥龍辺り臥龍辺り
臥龍辺り臥龍辺り

都江堰Dujiangyan Irrigation System

都江堰(トコウエン )

都江堰

都江堰(トコウエン )は2200年余の歴史を持つ治水堰で,岷江(長江上流で最大水量の支流)に位置している.この堰現在でも昔の姿のままで洪水のコントロール,農業などの産業用水,土砂排出などの機能を発揮しているそうだ.写真中央の丸みを帯びた部分は魚嘴と呼ばれ,川の中央に位置し,内江と言われる川の手前半分と,堰構造のある向こう側(外江)に分割している.魚嘴は人口導水路を作った時掘り出された土石を盛った人工小島であるそうだ.つまりこの小島により,岷江が東側(写真手前側)の内江と,西側(向こう側)の外江に分けられ,小島は分流の役割を有する訳だ.豊水時は内江に4割,外江に6割が分流し,渇水時の割合は逆となる構造だそうだ.堰の流れ方向断面が水位によってそのように変化するような形状になっているのであろう.

崇徳祠

崇徳祠

都江堰は戦国時代に秦の昭王が在位の紀元前276年~256年,蜀の郡守であった李氷とその子李二郎が指揮して工事を行ったそうである.その李親子を記念するため南北時代に建立されたのが,写真の崇徳祠であるそうだ.都江堰は万里の長城と並び中国古代の一大土木事業として知られ,2000年ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている.庭にある元々の建設材料,木材と竹篭製の巨大な石嚢などを見ると,これだけ大きな流れのコントロールを,よくもまあ鋼材とコンクリート無しで造ったスゴさを実感する.


安瀾橋

安瀾橋

背後の橋は,岷江の西側から向こう側へ行く吊橋.渡った先から緑の中に望江楼が大きく見える.


下は,都江堰の写真

都江堰(トコウエン )
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