ラムエへtrek to Lamuney

2012/10/23ラムエへの行程マップ

このラムエへ編では,2012年10月23日ゾングリを出て,コクチュンを経由しタンシンに来て昼食.午後プレック川沿いを歩きラムエに至り,テント泊したときの写真を載せました.

パンディム,テンジンカン,ジョプノー(三山を間近に眺めながら歩けて楽しかった.

10/23ゾングリからコクチュンへfrom Dzongri/4,030m to Kokchung/3,650m

ゾングリ(Dzongri/4,030m)の朝

ゾングリの朝

ゾングリ(Dzongri/4,030m)では好天の朝を迎えた.背後の谷は霧で満たされている.昨夜は相当冷えたようで小川は凍り潅木は霜で白くなっている.

寒いがこうした陽射しがあると実に気持ちがいいものだ.ただマゼンタのテントだけはこんな状況でも内部は真っ暗だということで気の毒だ(私はこの日オレンジテントだった).


朝食後歩き始める

朝食後歩き始める

朝食を食べて,北に向け歩き始めた.概ね高原のように広々した場所のトレイルで,前日までの比較的狭く,急峻な道と異なり楽である.それと,パンディム(Pamdim),テンジンカン(Tenzing Kang),ジョプノー(Jhopunu)三山が少しずつアングルを変えながら姿を見せてくれるので少なからず心が踊る.

少し行くと,右手に前日未明に訪れたゾングリビューポイント(Dzongri View Point/4,350m)の頂きが見えてきた.暗くてよく判らなかったが登りは右側の稜線から,下りは正面のトレイルを通ったそうだった.


朝のパンディム(Pamdim/6,691m)

朝のパンディム(Pamdim/6,691m)

パンディム(Pamdim/6,691m)はこの地方の聖なる山で,ネパールのマチャプチャレなど同様登山が禁止されているそうだ.なので未踏峰ということだ.

高い訳ではないが美しい,特に朝,この方向からの光線下では氷と岩のコントラストが鮮明に浮かび上がり見事な山容を見せてくれる.


デオラリに着く

デオラリに着く

高原を暫く行くとやがてデオラリ(峠)に到着した.標識等はないので,デオラリの名称自体は不明だが,石積みのチョルテンとタルチョーがそれを物語っている.

パンディム,テンジンカン,ジョプノー三山が麓から望めていい場所だ.下を流れているのはプレック川(Prek Chu)の谷で,明日行く予定のゴーチャラ方面から流れ来るようだ.


デオラリから急激に下る

デオラリから急激に下る

デオラリからはプレック川目掛けて急激に下った.どんどん標高を下げ,直ぐに石楠花林に変わっていった.道は狭く,家畜のキャラバンとのスレ違いには一苦労だ.

長い急な下りはなかなか堪えるが,登りも大変そうだ.帰りのルートはほぼ往きと同じ計画だが,この辺りだけはここを通らず別ルートの可能性があるという.ただその道は雨量が多いと泥濘んで危ないため,この急斜面ルートを登って戻ることになるそうだ.さて3日後どうなるか?


コクチュン(Kokchung/3,650m)に着く

コクチュンに着く

石楠花の急坂を下り切るとプレック川(Prek Chu)袂のコクチュン(Kokchung/3,650m)に着いた.朝から350mほど下ったことになろう.キッチンなど備えた小屋が建てられていた.ここではちょっと休憩した.

帰りはここコクチュンで一泊する予定になっている.そしてここからツォカへ戻るルートが,今通ってきた急坂ルートとまだ通ったことのない細いルートの二者択一となるということだ.


下は,ゾングリからコクチュンまでの写真

ゾングリからコクチュンまでの写真
ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真
ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真 ゾングリからコクチュンまでの写真

コクチュンからタンシンに来て昼食Thangsing/3,850m

プレック川(Prek Chu)を渡る

プレック川(Prek Chu)を渡る

コクチュンで一休みの後プレック川(Prek Chu)を渡った.山の川は細かく分かれ,あっちへとこっちにと蛇行している.それぞれ小さい川だが結構急流ではある.

この辺りはまたゾングリと比べて標高が低いためであろう,松など大きな木も生えているし,それらに纏わり付く蔓性植物もよく見える.


プレック川(Prek Chu)左岸を遡上

プレック川左岸を遡上

コクチュンで橋を渡ってからはプレック川左岸近くのトレイルを遡上した.徐々に高度を上げ,そのうち大きな樹木は消え,潅木へと植生が変わっていった.潅木は赤く色付き味わいがある.途中プレック川に流れこむ小川や湿地を幾度か越えた.


タンシン(Thangsing/3,850m)でランチ

タンシン(Thangsing/3,850m)でランチ

暫く歩きタンシン(Thangsing/3,850m)に到着した.ここには2,3の小屋があり,キッチンとダイニングルームが利用でき,ヌードルスープ(ラーメン)など温かいランチを作ってもらった.やはり弁当よりいい.

タンシンはとても広い草地(枯れているが)があり,荷役のヤクや馬が草を食んでいる.ヘリの発着にも十分な広さで,この小屋の建設資材もヘリで運ばれたのではなかろうか.


下は,タンシンまでの写真

タンシンまでの写真
タンシンまでの写真 タンシンまでの写真 タンシンまでの写真 タンシンまでの写真 タンシンまでの写真
タンシンまでの写真 タンシンまでの写真 タンシンまでの写真 タンシンまでの写真 タンシンまでの写真

ラムエに着くLamuney/4,100m

ラムエへと進む

ラムエへと進む

タンシンでランチの後,ラムエへと進んだ.雲が増え霧が濃くなってきた.歩く先方にカンチェンジュンガが在るはずだがなかなか姿を見せてくれない.


ラムエに到着し,先ず一泊目

ラムエに到着し,先ず一泊目

やがてラムエ(Lamuney/4,100m)に到着した.ただ途中馬がどこかに遊びに出かけたとか何とかで,テント2張りとダッフルバッグ幾つかが未着だそうだ.私はくじでその未着のテントを引いたが,遅れて届くと,マゼンタではない明るい色でラッキーだ.また前方がクリアで,カンチェンジュンガビュー方向に入り口を向け設置してくれた.ありがとう.

夜パンディム(Pamdim)を写してみたらこのように晴れ渡っていた.明日の朝,未明にゴーチャラに向かうが天気は期待できそうだ.

星はもっと盛大にあった筈だが,控え目に写っている.どうやら露出不足だったようだ.反省.


下は,ラムエまでの写真

ラムエまでの写真
ラムエまでの写真 ラムエまでの写真 ラムエまでの写真 ラムエまでの写真

この日見かけた花や実flowers of the day

流石花が少なくなった.ただ最初の提灯のような花(いや実か?)はとても面白い.

提灯のような花リンドウ綿毛に包まれた実

明日は今回ツアーのハイライト,ゴーチャラ行きだ.わくわくだが早く寝なくては.



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