この下りツォカへ編では,2012/10/26コクチュンで朝を迎え,朝食後さらに下山を継続し,ゾングリ東をバイパスするトレイルでピッタンに至り,ここから往時と同じ道でツォカまで下ったときの写真を載せました.
コクチュンの朝もまた晴天で迎えた.おおよそ朝は天気がいい.リュックに付けた温度計を見ると+2℃と温かい.ただシェラフはビショビショに結露していて驚く.テッシュで拭いたが,結露の多少はどうして決まるのかな...?
ここにはキッチンとダイニングルームを備えた小屋があり,ここで朝食を頂く.そして出発準備だ.
来た時に通ったあの石楠花の急坂は通らず,別のトレイルを通ることになった.雨が多い時は泥濘むが,この日は大丈夫だそうだ.
異なる道はもち論好ましいし,加えて道幅が狭いため家畜が通らないという.つまり,生地雷の恐れもなく安心して歩けるのが嬉しい.なお歩く距離や時間は往きと同じトレイルを戻る場合と同じ程度だという.また私たちの荷役の馬やゾッキョは来たときの道を戻るそうだ.
このトレイルは林の中を行く.左手には時々パンディム(Pamdim/6,691m),テンジンカン(Tenzing Kang/6,010m),ジョプノー(Jhopunu/5,842m)が見え隠れする.これまで十分見てきたのだが,なかなか見飽きないものだ.
トレイルは間もなくピッタン(Phithang/3,650m)という辺りに達した.ピッタンは出発したコクチュンと同じくらいの標高,つまり全然下っていないということになろう.でもその割に下ったり,また登ったりの高低差は大きくそれなりの歩きがいがあったように思う.
この辺りに来ると雲が多く,また霧が深く掛かるようになってきた.丁度正午に到着したピッタンではテーブルが並べられ,私たちは美味しく頂戴した.
昼食後は往時と同じトレイルをツォカ(Tsokha/3,005m)まで下った.午後3時少し前に到着した時にはテントが張られ始めていた.
ツォカ(Tsokha/3,005m)は最後のテント泊となる.シェフのTさんが腕を振るうデイナーはこの日が最後となる.そんな訳で食事のデザートにお祝いのケーキを作ってくれた.チョコレートの表には山の絵に加え『祝歩』と漢字で記されていた.ご馳走さま,ありがとうございました.
下は,コクチュンからツォカに下るときの写真
さて明日はいよいよ最終日,ヨクサムまで戻る.