ベイルートへfly to Beirut

このベイルートへ編では,2018年6月24日成田から出発し,夜半にアブダビに到着し,ここで一泊,そして翌25日ベイルートへと飛んだときの写真を載せました.

成田から出発fly from Narita

エティハド航空EY871便は2時間遅れで成田出発

エティハド航空EY871便は2時間遅れで成田出発

今回ツアーのため,半蔵門線押上から京成アクセス特急で成田空港に到着した.そして指定場所に行き,添乗Ms.Hさんより諸案内を聞く.参加者は22人(f17,m5)と大部隊で,こちらの会社では12年ぶり再開のレバノンツアーということで,大勢集まったということだ.よろしく願います.

さていきなり搭乗エティハド航空EY871便は機材の到着が大分遅れていると聞き及ぶが,かといって時間を費やす術も持ち合わせず,ともあれ同社カウンターに行きチェックインする.そして出国審査を通過し,24番ゲートに来る.確かに17:55発が19:45へ変更掲示されている.


エティハド航空EY871便(B787-9)に乗る

エティハド航空EY871便(B787-9)に乗る

さて2時間近く遅れてエティハド航空EY871便に乗り込んだ.機材はB787-9機で,エコノミークラスのシートマップは3-3-3,私のシートは通路側だった.

エティハド航空(Etihad Airways)に乗るのは初めてだ.同社はアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の国営会社,フラッグキャリアで,首都がアブダビ市(かつUAEの首都でもある)ということだ.

機材は他に777-300ERやA380の大型機を複数所有し,5つ星の格付けを得ているそうだ.ただ最近の日経記事によると経営状態はあまり芳しくないようだ.


アブダビへfly to Abu Dhabi

エティハド航空EY871便の夕食

エティハド航空EY871便の夕食

遅れて離陸したEY871便は,ちょうど夕食の頃合いになり,食事を出してくれた.何も案内がないが中東のエアラインであるのでハラルフードであろう.まあ,竹か梅クラスの内容であろうか.ただしワイン(やビール)を出してくれるのはありがたい.この点イスラム系に拘わらずエミレーツ航空やカタール航空同様好ましいサービスだ.


EY871便はオマーン湾(ペルシャ湾)入り口に至る

EY871便はオマーン湾(ペルシャ湾)入り口に至る

フライトマップを見ると,EY871便は成田を出て→福岡→上海→広州→ダッカ→ムンバイ→アラビア海を経て,今オマーン湾(ペルシャ湾)入り口に至ったようだ.そしてこの頃と前後して朝食を出してくれた.

成田/アブダビ間のフライト時間は11時間50分が予定されていると聞いたが,画面を見るとあと1時間14分で着くようだ.なお時差は東京のー5時間だ.

再度画面を見ると,これまでの飛行時間は9時間,あと1時間14分で到着なので,これだと合計10時間14分のフライトで済むな....予定より1時間以上早い.....遅れて出発したので短いルートに変更したか....


アブダビ国際空港に到着

アブダビ国際空港に到着

1:10AMアブダビ国際空港に到着した.幸い私の横はなぜか全部空いており,肘掛けを上げて横になることができ,楽だった.

なおアブダビ首長国(首都アブダビ市)は7つの首長国から成るアラブ首長国連邦(UAE)の中で国土が一番大きく,実にその80%を占め,人口もドバイ首長国を抜いて一番多いということだ.またそうした関係からか,伝統的にUAEの大統領はアブダビ首長が,副大統領兼首相はドバイ首長が就いてきたそうである.


アブダビ空港でタラップを降りる

タラップを降りる

アブダビ国際空港では横付けされたタラップを降りた.真夜中であるためかこの日は東京より少し高め程度の気温に感じられた(後日再訪時はものすごく,熱風が感じられた)

アブダビ国際空港はエティハド航空の本拠地で,駐機しているのは同社ロゴを付けた機体が多い.


アブダビ首長国(Emirate of Abu Dhabi)に入国

アブダビ首長国に入国

レバノンへの乗継便まで大分時間がある.そこで空港外部,ただしほんの近くのホテルに泊まるため一旦アブダビ首長国(Emirate of Abu Dhabi)に入国し,ホテルに向かう.

パスポートコントロールではメガネを取って目の撮影を行う.私はここ20年くらい撮影したことがないが,あのストロボを焚いて撮影する眼底写真と同じなのであろうか?でもストロボはおろか普通のライティングもなかったな....

そしてこうした審査を終えるとパスポートの裏表紙にシールを貼ってくれるのだが,これは再入国や出国のときに役立つ(いや必要)なので剥がしてはいけない.


アブダビで一泊stay overnight at Abu Dhabi

アブダビPremier Innで一泊

アブダビPremier Innで一泊

アブダビ空港とは目と鼻の先Premier Innにやって来た.空港の外ではあるが回廊で繋がっており,空港ホテルと称しても違和感がなかろう.さてここで一泊だ.


Premier Innの客室

Premier Innの客室

キーをもらいPremier Innの客室に入る.ごく普通のツインの部屋だった.バスタブも付いている.窓からは空港関連施設の明かりが見える.真夜中も閉じない空港なのであろう.いや別にジェット機の騒音は感じなかったので,夜間は飛行停止しているのかもしれない.


一泊しダイニングルームへ

一泊しダイニングルームへ

遅い時間だっが眠りに就き,朝を迎えた.そして一階のダイニングルームに行った.


アブダビPremier Innの朝食

Premier Innの朝食

フードポットには熱い料理が並んでいた.概ね普通のホテルと同様であろうが,ハムの代わりにターキー,ポークではなくビーフソーセージではなかったか.私には大変美味しい食べ物が揃っていた.

またデザートにパパイヤやメロンなどフルーツも備えてあり,こちらも美味しかった.


アブダビPremier Innを出発

Premier Innを出発

食事後部屋に戻り,荷物をまとめ,一階のロビーに出発のため集まる.

ロビーの壁には3枚の肖像画が架けられていたので,訊いてみた.すると,中央が先代のザイード首長,左が現首長,右がその弟(多分第一皇位継承者ではなかろうか)ということだ.皆同じ装束にヒゲ顔で,額を並べ替えても区別が付かないような.....

ということで7:15AMここを出てアブダビ空港に向かう.通路脇には高級そうなショップが並んでいる.


ベイルートへfly to Beirut

Premier Innからアブダビ空港に入る通路

Premier Innからアブダビ空港に入る通路

Premier Innから陽光射す通路をたどりアブダビ空港に向かった.


アブダビ空港で出国手続きし搭乗ゲートに向かう

アブダビ空港で出国手続きし搭乗ゲートに向かう

アブダビ空港では確か無人でパスポートのスキャン,続いて目のスキャンで出国手続きし,搭乗ゲートに向かう.

荷物検査はベルトや靴など取るよう厳しいが,なぜか水に対しては不問なようで,500mlボトルをバッグに入れたままで問題なかった.またバッテリー類も中国のように特段注意を払うことなく,例えばひげ剃り(の電池)などをハンドキャリーするには及ばないようだ.


エティハド航空EY535便に乗り込む

エティハド航空EY535便に乗り込む

搭乗ゲートからCOBUSでタラップ下に行き,そしてこれを上りエティハド航空EY535便に乗り込んだ.アブダビ空港は3つのターミナルビルがあるそうだが,足りないようで増設工事中らしい.完成すればバスなしで,ブリッジから直接乗れるようになるのでしょうか.


ベイルート行きEY535便はA321-200機

ベイルート行きEY535便はA321-200機

さて乗り込んだベイルート行きEY535便はナローボディのA321-200機だった.ナローボディながらタッチパネル付き良質LCDを備えているのが5☆お墨付きエアラインらしいところだ.満席のようで空いたシートは見当たらない.

4時間15分のフライト予定というので,同じ中東に在りながら意外と遠いんだな~との感を抱く.まあ,漠然と隣り合わせかと勝手に思っていたわけだ.


エティハドEY535便のランチ

エティハドEY535便のランチ

EY535便ではランチを出してくれた.こうして写真を見るとチキンにマッシュポテトかな~それとビールも出してくれて,銘柄にバドワイザーがあったのでそれにしてもらう(他は聞いたことなしのブランドだったので).日本や米のバドと比べて全面的に赤く,コークのような色であるところが異なるが,味は一緒のようなものか....私の低感度ベロでは判別できず.


多分巨大スプリンクラーの農場であろう

多分巨大スプリンクラーの農場であろう

EY535便が暫く進み,1時間くらい経ったであろうか,地上に大きな丸いものが....という声が聞こえる.私は通路脇で窓が見えないので,ナビマップを拡大してみると右のように確かに大きな丸い輪がたくさんあるようだ.多分以前オマーンで見た巨大スプリンクラー農場と同じタイプの畑ではなかろうか.それにしても茶色一色の中の緑化は見事だ.水の供給は地下水であろうか,それとも海水の淡水化か?


シリア上空を避け,ベイルートへ

シリア上空を避け,ベイルートへ

EY535便は離陸後アラビア半島を横切るように西進し,やがてアカバ湾を越え,シナイ半島に入ると北に舵を切った.アブダビから真っ直ぐベイルートに進めば近いものを.....と思いCAに訊くと,シリア上空で爆撃される可能性があるから,ということで,まあ尤もなことではあろう.

シナイ半島も場合によっては危ないと思われるが,UAE機であれば問題ないのであろう,もちろん.


ベイルートラフィクハリリ国際空港に到着し入国

ベイルートに到着し入国

12:20PM(ただしアブダビから時差-1時間)EY535便はベイルートラフィクハリリ国際空港に到着し,レバノンに来た.そしてパスポートコントロールではアライバルビザ(スタンプ)を無料で発行してくれて無問題で通過し,カルーセルで荷物を受け取り,税関を過ぎ,出口に向かう.出口には大勢の出迎え者が並んでいる.成田や羽田では見られす,イスラマバードとかカトマンドゥなではよく出合う光景だ.名前カードを掲げている人は客を迎えるガイドなどで,何も持たない人は....久しぶりに帰国する家族を迎える人たちであろうか....などと,複雑な事情を抱える国の首都故にいろいろ想像してみる.


ベイルートで花の首飾りを頂く

花の首飾りを頂く

ベイルート国際空港の出口を出ると,現地旅行社のAさん,ガイドEさんが待っていてくれた.と云っても私が知る由もなく,添乗Hさんの紹介があったのはもちろんだ.

そしてAさんから白い花輪のプレゼントがあった.これも珍しい,ホノルルとかカトマンドゥとかみたいだ.ちょっと照れくさい.Aさんという名はパキスタンなどでも聞くのでモズレム共通の名前であろうか.


ベイルート国際空港からバスに乗る

ベイルート国際空港からバスに乗る

ベイルート国際空港の外に出た.気温は東京と同じ程度であろうか,一先ずほっとする.そしてここで旧約聖書で縁深いノアさんのバスに乗る.


バスは北に向かう

バスは北に向かう

私達のバスは最初の観光地ビブロスに行くため北に向かった.燦々と降り注ぐ陽光,ヤシの木....いかにも中東の光景だ.



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