紀元前1200年頃,高さ10mの珍しいアラバスター(雪花石膏)製スフィンクス.スフィンクス本来のひげがあるのも珍しいらしい.
入り口の銘板にラムセス2世,紀元前1290~1224年の刻みが見える.ラムセス2世またはラムセス大王は古代エジプト第19王朝のファラオである.在位はこの銘板の通りで,その治世においてエジプトはリビア,ヌビア,パレスチナに勢力を伸張し,繁栄したそうである.
ラムセス2世の巨像(高さ15m),紀元前1290~1224年頃,花崗岩製.この像も巨大であるが,本人も非常に大柄であり専用の強弓は王その人以外誰も引くことができなかったと言われ,優れた戦士であったそうである.また,そんなファラオらしく,非常に多く,100人以上の子をもうけたとも伝えられるそうである.
下は,メンフィス近くの路上果実売りの子,メンフィスのいろいろな写真
入り口に連なる柱の列.表面の保存状態が大変よく,きれいである.柱の縦模様が凸型でギリシャ式円柱の凹状縦文様と逆であるのが興味深い.
エジプト初の石(それまでは日干しレンガ)のピラミッド.石材物としても世界最古の建造物.紀元前2650年,古王国3王朝,ジェセル王が建造した.石積み6段,縦140m×横128m,高さ60m=ビル15階相当の大きさである.
傍に寄ると結構大きい.表面の仕上げ材は殆ど剥がれ落ちているようだ.
友好的な観光客.エジプトの他の地域からであろうか....
下は,サッカラの階段ピラミッドの写真あれこれ
確か「8歳から15歳くらいの生徒に教えるカーペットスクール」と説明があるように記憶する.この辺りにはバスから数校のカーペットスクールを見かけた.スクールの花壇と背後のナツメヤシの林が見える.この辺はナツメヤシだらけである.
カーペット織り娘はとても若く,手と指の動作がとても素早い.多くはほんの子供である.大きくなると指が太くなって細かく良質の絨毯が織れなくなるということらしいが,製品は商品として売られることを考えると,スクールと称しても児童労働と紙一重か.
これはアブシールのピラミッドの1つ.サフラー王,ネウセルラー王,ネフェソルカラー王いずれかのピラミッドであるが誰のか思い出せない.周りの凹凸は崩れたピラミッドらしい.
広場でピラミッドを見物していると,それを目当てに子供たちが集まってきた.またちょうど時間なのであろう,アブシール近くのモスクには,礼拝のため続々と人々の集まる様子も見られた.
左はアブシールから戻る途中のレストランにあった鳩小屋.右は同じレストランにあった別の鳩小屋.つまり鳩小屋はあちこちたくさん在るのだ.
鳩小屋のあったそのレストラン.鳩料理が出たかどうか思い出せない....そのレストランでパンていうか,ナンというか,はたまたエジプト風ピザか?を焼くパフォーマンスを見せていた.焼きたては熱くて美味しい.