エンギザルYingisar

カシュガルを出て西域南道を東に進む.道の両側は,オアシスの街や集落以外基本的にはゴビ灘(たん)と称される砂漠が広がっている.ゴビとはモンゴル語で砂礫を含むステップ,のことだそうだ.2時間ほど走ったであろうか,エンギザル(中国名:英吉沙)に着いた.この街は刃物の製造販売で知られるそうだ.

エンギザルの刃物屋

エンギザルの刃物屋

広い西域南道に面して刃物の店が軒を並べている.多くは店頭で職人さんが加工している.つまり手作りの現地直販体制で臨んでいる訳だ.刃の部分に模様が刻まれ,柄には色とりどりの樹脂や金属が嵌め込まれてなかなかきれいだ.筆者も2本ほど買ってみた.ただ刃は普通のSK7とかの炭素鋼であろうか,一度りんごか何か剥いて放っておいたら,見事に錆びていた.手入れが面倒な不精者には向かないことが判った.

なお日本の銃刀法で,13cm以下の刃渡りであればスーツケースに入れ持ち帰って問題ないそうだ.


下は,エンギザルまで,エンギザル,そこを出るまでの写真.最初の写真は西域南道周囲の様子.片側には電力線,反対側には通信線が延々と敷設されている.通信線の光ファイバーの地下化も進められているようだ.

エンギザル周辺の眺め
エンギザル周辺の眺め エンギザル周辺の眺め エンギザル周辺の眺め エンギザル周辺の眺め エンギザル周辺の眺め エンギザル周辺の眺め エンギザル周辺の眺め


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