このパスーロッジへ編では,パスーロッジ付近のGoogleマップ,2017年8月3日ユンズで朝を迎え,小雨の中歩き出しバトゥーラ氷河終端に下り,KKHに出てパスーロッジまで歩きトレック完了したときの写真を載せました.
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さて8月4日朝はユンズ12で明けた.バトゥーラ氷河右岸沿いを終端まで下り,さらにKKHに出て,パスーロッジ18に到着.これでトレック完了した.
この日のログは
歩行時間:2:06hr
休止時間:0:19hr
歩行距離:6.83km
終点標高:2,471m
終点気圧:未記録
だった
ユンズの朝はシェフNさんが石室小屋で,これでお役御免となる終わりの朝食を用意してくれた.シェフを含めキッチンスタッフの皆さんは,ポーターのようなテリトリーがないそうで,全行程一緒に廻ってくれた.ごくろうさまでした.
今朝は小雨がぱらついている.テントを畳み,荷物を分けて出発に備える.
小雨の中かっぱを着け,バトゥーラ氷河右岸トレイルを歩き始める.終端まで右岸岩壁をトラバースするトレイルが続くようだ.小雨程度で収まれば土埃が立たなくていいかも知れない.
トラバース路は幅が狭く,滑りやすい路面,脇は崖でやはり大変だ.あまり長く続かないよう願った.
ほぼ全面,黒っぽい岩壁が続くなか,何故か大理石のように白一色の岩のエリアがあった.とても不思議な印象だ.
トレイルはこの白い岩の直ぐ下を通っていた.
バトゥーラ氷河に目を向けると,エンドモレーンが近くなったようで,中央には融解水が流れ出ているようだ.
バトゥーラ氷河終端ちょっと手前になった.そしてここらで一休みした.
ちょっと手前だが先を見るとまだ狭いトラバース路があるようだ.
ようやくトラバース路が終わり,U字谷底の平坦路になった.バトゥーラ氷河終端も過ぎたようだ.バトゥーラ氷河エンドモレーンは,白いパスー氷河終端と違って黒く覆われている.それとKKHからは後退したためか結構離れているようだ.
U字谷底の平坦路をそのまま歩き続けるとKKHに出た.随分立派できれいな道でびっくりする.やはりアッタバード湖の事故から復旧することで改良されたのであろう.
私たちはKKHを南に進む.
暫くKKHを行くとパスー(Passu)の標識が見えた.ここからパスー村になるようだ.
パスー境界から少し行くと,建設機械や宿泊施設を備えたチャイナキャンプ(China camp)があった.KKHは建設も,保守も中国の資金,それに人的パワーが投入されているとされるが,そんな基地の一つであるようだ.
私達の終点パスーロッジ(正しくはパスーツーリストロッジ)に到着した.これで,トレッキングは完了した.中に入り,お茶を一杯頂戴した.皆さんいろいろありがとうございました.お陰さまでたくさん楽しめました.
右は私が大変お世話になったAさん.フォトグラファーOさんの撮影機材を背負うプライベートポーターとして最初のユンズ朝から加わっていた.ギルギットの大学で法学専攻だそうだ.でもまだ17歳だそうで,優秀なので飛び級で入ったのか....
私は見てなかったが,仕入れたヤギがヤシュピルトに到着後,ハラール(Halal)の作法に従い捌いたのも彼だったそうだ.横転やバック転など身軽にこなすし,若くして何でもやれることには驚かされた.
僅かばかりの心付けを渡し,今後の健闘を願いつつお別れした.ありがとうございました.
さてこれでトレッキングは無事完了した.私にとっては困難な場所がいっぱいあって大変だったが,色々な方に助けられなんとかここにたどり着いた.ありがとうございました.