イスラマバードに戻るgo back to Islamabad

このイスラマバードに戻る編では,イスラマバード付近のGoogleマップ,2017年8月6日ベシャムを出発し,アボタバードへ行き昼食,デコトラ街へ進み町工場を見物し,イスラマバード中心へ行き夕食やショッピングを楽しんだときの写真を載せました.

イスラマバード付近のGoogleマップGoogle map around Islamabad

コロコロで拡大/縮小,ドラッグで移動可能.

さて8月6日ベシャム4を出発すると,アボタバードを経て,イスラマバード近郷のデコトラ街を見物し.イスラマバード3の中心部へと戻った.

ベシャムを出発leave Besham

朝のPTDCホテル

朝のPTDCホテル

8月6日朝,PTDCホテルで目覚め表に出てみると,確かにインダスの畔に客室が並んでいた.写真では一見格好の地に見えなくもない.せめてインダスが濁流でなく,清流であれば....と無理を言ってみたいが....


PTDCホテル二人の肖像画

PTDCホテル二人の肖像画

レセプションに掲げられた二人の肖像画だ.左はパキスタン建国の父と称されるムハンマドアリージンナー氏(Muhammad Ali Jinnah:1876-1948年)で,1947年8月14日イギリス自治領から独立したときの立役者だそうだ.折しも今日は2017年8月6日,間もなく70周年目の独立記念日8月14日を迎える,ということで盛り上がっているようだ.

右は現大統領マムヌーンフセイン(Mamnoon Hussain)氏で,第12代目になるそうだ.


頭に載せて運ぶ女性たち

頭に載せて運ぶ女性たち

さてPTDCホテルで朝食を頂き,マイクロバスに乗った.そして暫く走ると頭に壺を載せて運ぶ女性たちを見かけた.パキスタンでは初めて見る光景だが,水瓶であろうか.


三輪タクシーは今も健在

三輪タクシーは今も健在

ネパール辺りでは排気ガスがクリーンでないという理由で,かなり以前から走行禁止になったと聞いている.しかしここパキスタンでは今もよく見かける.排気ガス問題は許容しているのか,或いは2サイクルエンジンを4サイクルに変え,さらに浄化システムを加えたか.


路傍のヤギ

路傍のヤギ

ヤギが道端で草を喰んでいる.実に長閑な光景だ.公道であれば土地を所有しなくて飼えるし,また道の草刈りも省けるのでいい飼育法だ.


露店街

露店街

移動式露店が並んでいる.小さな村で,特段通行を妨げるということも無かろうから,ヤギ飼育同様,公道のいい活用法だ.

この辺りからは女性もショッピングに表に出るようだ.


アボタバードへgo to Abbottabad

アボタバードの女性は月光仮面

アボタバードの女性は月光仮面

さてアボタバードの街に入ったようだ.近年この近くで,ビンラディンが米軍に捕らえられたことでも知られている.バスを降り,少し歩いてみた.

女性の装束が,白いマントに口元まで覆う白マスク,恰も月光仮面(60代以上ならご存知)ではないか.特に左端の方はサングラスも掛け,完璧だ.おもしろい.


アボタバードバーガーのマスター

アボタバードバーガーのマスター

写真左中ほどがビーフ挽肉に香料と混ぜた材料,中央が揚げる油を満たした大釜で,下から薪で熱してある.そして右手にしゃもじを持つのがここのご主人,マスター.

食べ盛りの私達の美味しそ~という声に,ガイドAさんが注文してくれた.

一般的ハンバーガーと違うのは,普通フライパンで焼くところを,アボタバードスタイルでは,熱した油に入れて揚げる,つまりディープフライするのだ.多分熱の加わり方が違うのであろう.


揚げたてをナンに包んで食べる

揚げたてをナンに包んで食べる

揚げたての挽肉はこうしてナンに包んで食べる.これがアボタバードバーガーだ.とても美味しい.大変好評だった.

なおアボタバードバーガーはカナジーの勝手な命名で,正しくはチャパルケバブ(Chappli Kabab)あるいはチャプリカバーブなどのようだ.ケバブ(Kabab)はよく使われる焼肉で,チャパルあるいはチャパリ(Chappli)は揚げる前に平たくした形状に因むようだが,詳細は不明.


アボタバードの子どもたち

アボタバードの子どもたち

アボタバードの子どもたちは根っからの商売人で,子供だましのようなアクセサリーをよく解らない言葉で売りつけてくる.でもごめん,要らないんだ~

すると今度は,写真を写せ~と寄ってきた.これがその結果だ.将来タフなネゴシエーターに成長しそうな予感がした.がんばれ.


Usmaniaレストランで昼食

Usmaniaレストランで昼食

チャパルケバブを頂いたが,まだまだ食べる.地元の有名店というUsmaniaレストランに入った.

仕切り用屏風が用意してあり,女性は仕切り内で食事を摂るのであろう.しかし私達異教徒は全然問題なく皆一緒で食べる.


アボタバードで頂いたランチ

頂いたランチ

写真を見ると,焼き立てナン,パキスタンスタイルピラフ,チキン,オニオン,トマト,キューリ,いろいろ入った煮物?などであろうか.


デコトラ街へgo to Decorated truck Town

建国70周年グッズショップ

建国70周年グッズショップ

アボタバードで食事が終わり,首都に向かった.街道の途中には,間もなく来る8月14日,独立70周年記念日のグッズ,国旗から,同じグリーンと白配色のTシャツなど揃えた臨時ショップがあちこちに出店している.また既に用意した国旗を掲げて走る車も数多い.

国旗がグリーンを基調としているのは他のかなりのイスラム諸国同様だ.


デコレーション部材制作職人さん

デコレーション部材制作職人さん

さていよいよデコトラ(Decorated truck)街に入ってきた.かっぱ橋調理器具街とか,アキバ電気街とかの規模をず~っと小さくしたような街だ.

さてこの方のワークショップを覗かせてもらった.金属板を切り,曲げ加工を施し,ペイントで模様を描くのを専門としているようだ.特にペイントアートは売れるかどうか,大きく効いてきそうだ.


デコレーション部材取り付け作業

デコレーション部材取り付け作業

こちらの工房では,大型トラックにデコレーション部材取り付け作業を行っていた.大型トラックのデコを施すのは多額の費用がかかるので,資金ができ次第少しずつデコを加えていくケースが多いようだ.するとデザインの統一を図るのも大変で,多分デザインも注文制作になるのではなかろうか.


ひらひらデコ店のお店番

ひらひらデコ店のお店番

このお店は布地のキャップのような形態のひらひらさせる部材を専門に販売している.そしてこの少年がお店番をしている.ひらひらの銀色帯部分は反射部材で,単なるデコではなく,夜間の反射板の役目を兼ねているようだ.


小型トラックのデコ内装見本

小型トラックのデコ内装見本

デコは外装に限定されない.このように内部もいろいろ飾り立てるのもありだ.さすが落ち着かないとか,鬱陶しい気もするが....


気合を入れた日産ディーゼル車

気合を入れた日産ディーゼル車

かなり気合を入れた日産ディーゼル車があった.荷台の壁はオリジナルの2~3倍の高さがあり,過積載を前提に加工されているように見える(なおこれはこの車に限定されず,殆どのトラックがこのようにしている)

私が特に驚いたのはホイールシャフトに取り付けた赤い円錐状部材だ.ベンハー(チャールトンヘストン)の敵メッサーラの戦車が備えていた車軸のドリル,いやエンドミル切り刃を彷彿させる.このデコトラも何れどこかで勝負するのであろうか?


イスラマバード中心へgo to Central Islamabad

首都イスラマバードに入ってきた

首都イスラマバードに入ってきた

やがて首都イスラマバードに入ってきた.標識はアラビア文字(の多分ウルドゥー語)に英語名が併記されている.イスラマバードは近年都市計画でその通り作られているそうで,道路は随分きちんとしている.


イスラマバード中心部に

イスラマバード中心部に

車はイスラマバード中心部に進んだ.とても美味しいと評判高いアフガン料理店に案内してくれるという.そりゃ楽しみだ.

そしてその中心街に差し掛かった.道幅は広く,緑豊かだ.


早く到着し周囲を散策してみる

早く到着し周囲を散策してみる

目指すアフガンレストランには順調に到着した.最初イスラマバードに到着した日にホテル(Hillviewホテル)の近くだった.だが早く着きすぎて,まだ開店していなかった.

ということで周囲散策に出かけた.普通のアパレルショップを覗いたり,お土産やアクセサリーの露店を冷やかしたり,本屋さんを巡ってみた.私はたまたま本屋さんで見たマップを買ったが,普通にクレジットカードが使えてよかった.


開店時間になりアフガンレストランへ

開店時間になりアフガンレストランへ

さて開店時間になり,アフガンレストラン『カブール(Kabul)』に入った.開店間もないが,客が集まりだした.女性客も普通にテーブルに着くことに少し驚き,ほっとする.しかしスカーフを外すことはないようだ.


レストランKabulは主にケバブ料理

主にケバブ料理

レストランKabulは主にケバブ料理だ.それにオニオンやトマト,それにナンを出してもらった.ケバブはビーフとチキンを出してくれたが,特にビーフが人気で,追加で焼いてもらった.

大変美味しく頂戴したが,改めて『アフガン料理』かな~パキスタン料理と違うかな~?と思わない訳でもなかった.多分食べた範囲内ではかなり似ている感じだった.


ケバブは外部に面した炭焼き炉で焼く

ケバブは外部に面した炭焼き炉で焼く

ケバブは外部に面した炭焼き炉で焼いている.煙排出に都合いいし,広告塔効果も大だ.この方法は日本でもよく見かけるし,また炭焼きそのものも殆ど共通手法だ.おもしろい.


こうして満腹し,パキスタン観光を終えた.後はイスラマバード空港に行き,帰路に就く.



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