再びユンズへtrek to Yunzben again

この再びユンズへ編では,ユンズ付近のGoogleマップ,2017年8月3日ヤシュピルトの朝,バトゥーラ氷河左岸アブレーションバレーを下る様子,同氷河左岸のトラバース,そしてバトゥーラ氷河を横断し,ユンズに到着したときの写真を載せました.

ユンズ付近のGoogleマップGoogle map around Yunzben

コロコロで拡大/縮小,ドラッグで移動可能.

さて8月3日朝,ヤシュピルト16で目覚め,茶色のトラックのように先ずはバトゥーラ氷河左岸アブレーションバレーを下り,次に左岸壁をトラバースし,次いでバトゥーラ氷河を横断し,ユンズ12に到着した.

この日のログは
歩行時間:6:43hr
休止時間:2:13hr
歩行距離:10.9km
終点標高:2,853m
終点気圧:未記録
だった

ヤシュピルトの朝in the morning at Yashpirt

ヤシュピルトの朝は久しぶりの雨

ヤシュピルトの朝は久しぶりの雨

ヤシュピルト二日目の朝は久しぶりの雨がぱらついた.ただ然程激しいわけではなく,また今日進む東の方角には青空も覗いている.

実際,ダイニングテントは壊れ,屋根なしのテーブルで朝食を食べたが問題なかった.


今朝もドドドドっと迫力のヤクたち

今朝もドドドドっと迫力のヤクたち

どうやらヤクたちは昨夕はこのヤシュピルト放牧地で夜を明かしたようで,何頭か動き回っている.喧嘩のときはドドドドっと地響きを上げて,なかなかの迫力だ.


バトゥーラ氷河左岸アブレーションバレーを下るgo down the left side Ablation Valley of the Batura Glacier

かっぱを脱いで出発

かっぱを脱いで出発

食事が終わり準備が整った.空模様も良くなり,かっぱを脱いでガイドAさんを先頭に歩き始めた.やはりかっぱが無いと圧倒的に快適だ.


晴れてきた

晴れてきた

ここはまだアブレーションバレー上北側山の斜面のトレイルだ.やはり予想通り空は明るくなり,雨は上がった.逆に暑くなっていきそうである.


バトゥーラ氷河左岸アブレーションバレーに降りる

アブレーションバレーに降りる

やがてトレイルはバトゥーラ氷河左岸アブレーションバレーに降りていった.多少ガレているが樹木が育ち,目に優しく映る.


氷河左岸アブレーションバレーにはこんな大きな木も茂り,フドフド鳥舞う

こんな大きな木も茂り,フドフド鳥舞う

これが果たして一本の木が根元で分かれているのか,それと多数の木が一つ所に集中して生えているのか,判断できないが,こにかくこうした株が多数生えている場所を通過した.このエリアだけに見える様相で不思議だ.

ところでここではパトゥンダスへのページで記したHUD HUD(フドフド)鳥の本物を見ることができた.白黒模様が美しく,特に飛んでいるときの白黒同心円パターンは見事だ.撮りたかったが,私のスマホの半分もないコンデジでは全く歯が立たなかった.


バトゥーラ氷河左岸アブレーションバレーで乾燥し地割れしたエリア

乾燥し地割れしたエリア

フドフド鳥の林を抜けると,今度は乾燥地割れエリアになった.長い区間ではなかったがこれもまた変わったトレイルだ.


バトゥーラ氷河左岸トラバースtraverse the Left bank

アブレーションバレーからサイドモレーンに入る

アブレーションバレーからサイドモレーンに入る

しばらくするとアブレーションバレーからサイドモレーンに入るゲートがあり,開けてモレーン側に入った.ゲートは家畜(牛やヤクであろう)が内側に入るのを防ぐためだそうだ.おそらくヤギはどんなところも自在に動き回れるので無効であろう.


暫くサイドモレーンを東進する

暫くサイドモレーンを東進する

ゲートをくぐった後,暫くモレーン上のトレイルを東進した.

とりあえずこの辺りは問題ない.


トレイルはかなりガレ,先方ではモレーンが途切れ崖になる

トレイルはかなりガレ,先方ではモレーンが途切れ崖になる

少し行くとトレイルはかなりガレてきた.先方を見ると,モレーンが途切れ崖になっているようだ.こりゃ大変そうだ.つまり崖の急斜面のトラバースが待っているということだろう.


崖トラバース前の腹ごしらえ

崖トラバース前の腹ごしらえ

崖トラバースを前に持参したお弁当で腹ごしらえとなった.ローストヤギ肉,ドライ杏子,チーズ,アーモンド,ゆで卵だったようだ.


さて崖のトラバース路に入っていく

さて崖のトラバース路に入っていく

さてお弁当が済むと,いよいよ崖のトラバース路に入っていった.急峻な崖を上下しながらトラバースするトレイルで,全く余裕がないのでその辺りの写真はなし.

そんなトレイルは添乗Nさん,ポーターAさんの手助けでようやく越えることができた.ありがとうございました.


バトゥーラ氷河横断cross the Batura Glacier

トラバース路が終わり,バトゥーラ氷河横断に取り掛かる

トラバース路が終わり,バトゥーラ氷河横断に取り掛かる

トラバース路が終わり,ほっとする.そして次はバトゥーラ氷河横断に取り掛かる.この辺りでは氷河全幅が石で覆われ,クレバス以外白い氷は見えない.


バトゥーラ氷河中ほどまで進んだか

氷河中ほどまで進んだか

さて氷河中ほどまで進んだか.まだ石で覆われた起伏ある氷の山が連なっている.


バトゥーラ氷河氷の上の石の間に咲く花

氷の上の石の間に咲く花

氷の上の石の隙間に僅かな土が堆積し,そこに花が咲いている.何と健気なことか.

この辺りで,ポーターAさんがピヨンピヨン跳ねるが如く氷の池に降りて,冷たい水を汲み,皆に分けてくれた.いや~美味しい水だった.氷の池はあちこちにあるのだが,美味しい水の池がどれであるかちゃんと知っており,空振りはないようだ.すごい!


あと少し,トポップダン(パスーカテドラル)を眺め休憩

あと少し,トポップダン(パスーカテドラル)を眺め休憩

対岸まであと少しになった.そして強い陽射しに輝くトポップダン(パスーカテドラル)を眺めしばし休憩した.

ポーターさんは解雇されたポーター(その補充はできなかったそうだ)が背負っていた分もシェアして請け負っているので重く,また難所も通過するためか,とうとう私達に追いつかず,そして抜いていくことがなかった.


ユンズに到着get to Yunzben

ユンズに到着した

ユンズに到着した

私たちはバトゥーラ氷河横断を終え,再びユンズの地に立った.ポーターさんは着いていないが,キッチンスタッフの皆さんは既に到着しており,氷河から切り出した氷をバケツに盛って出してくれた.その融解水は冷たく美味しく,何杯も何杯も飲んでしまった.これまでは到着時はジュースが定番だったが,今回はその元となる粉末ジュースの元が届いていないのだそうだ.

疲れたポーターさんが到着したのは大分遅くなってからだった.ごくろうさまでした.到着すると早速テント設営にかかり,完成した.この場所は前回アリンコが入り閉口したが,今回は大丈夫で安心した.


この日はサイトの石室小屋で調理と食事

この日はサイトの石室小屋で調理と食事

前日強風でダイニングテントが壊れたので,この日はサイトの石室小屋で頂くことになった.そしてそれならば一緒にと調理場も使うことになったようだ.中央はそんな調理を行っているシェフNさんだ.

ところでこの石室小屋は,テントサイトと合わせてパスー村の所有物であろう.左端に見える柱や梁はきれいな四角に製材されたもので立派な造りだ.


ユンズでキャンプ最後の夕食

キャンプ最後の夕食

さてこの日はシェフNさん最後の夕食調理だ.また添乗Nさんも最後にと残しておいた食材を出し,お二人合作のちらし寿司だった.美味しかった.ごちそうさまでした.

写真はスミマセン失敗してました.


さて明日はいよいよKKHに下り,トレックも終わりになるな~



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