ケウシュKeushu

このケウシュ編では,2014/6/2(月)午後,ウルタ峠のハイキングから一旦カルワスへ戻った後,カルワスから車でユンガイ経由でケウシュに上り,ケウシュのテントサイトで一泊したときの写真を載せました.山としてはワスカラン,ワンドイなどがあります.


ケウシュ付近のGoogleマップ

カルワス(5)から車でキャンプサイトのあるケウシュ(7)に行った.ワスカランとワンドイの西の麓に位置した場所である.

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ケウシュへgo to Keushu

Campo Santo Yungay (ユンガイ慰霊公園)

Campo Santo Yungay (ユンガイ慰霊公園)

2014/6/2(月)午後,カルワスのホテルで受け取った荷物を車に詰め込み,街道を北へと向け出発した.暫く走ると,Campo Santo Yungay (ユンガイ慰霊公園)があった.またその背後に見えているのはワスカラン(Huascaran:6,768m)である.

1970年の大地震(アンカシュ地震)で,今雲の架かっているワスカラン北峰で巨大な地すべりが起き,氷河と共に崩落.膨大な氷塊と土砂が3,000mの高さから時速300kmで麓のユンガイの集落を襲ったそうだ.そして当時約18,000人の全人口の殆どが土砂の下になり亡くなったそうだ.Campo Santo Yungay はその下敷きになった旧集落上に築かれた慰霊地なのだそうだ.ペルー政府はこの地を国有化し,掘り返しを禁止し,旧市街から少し離れた場所に新しいユンガイの街を建設したという.

ケウシュに向けユンガイから東の山道に入る

ケウシュに向けユンガイから東の山道に入る

ユンガイの北の外れ辺りで,東の山道に入り,ケウシュに向かった.午前中訪ねたウルタ谷沿いのウルタ峠ルートの北に位置し,地図上では概ね平行するヤンガヌコ谷筋ルートであるが,私たちの車はさらに北寄りの小路を多く通過したように思う.

このルートを少し登ると,前方左手にはワンドイ(Huandoy:6,360m),右手にワスカランを望み,下にサンタ川の谷とそれに沿うユンガイなどの街や集落を見下ろすようになる.山と谷の中間には斜面の畑が展開され,キヌアなどが栽培されている.


下は,ケウシュへ行くときの写真

ケウシュへ行くときの写真
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ケウシュで一泊stay overnight at Keushu

ケウシュのエリアに入る

ケウシュのエリアに入る

ケウシュは主要道路から逸れた北に位置している.大分走るとそのケウシュのエリアに入ったようだ.写真の場所には綺麗な湖を前にしてワンドイ(Huandoy:6,360m)が迫っていた.ただ雲がなかなか取れないのが残念だ.


ケウシュのキャンプサイトに到着

ケウシュのキャンプサイトに到着

やがてケウシュのキャンプサイトに到着した.先行していた別車両のスタッフの皆さんが既に私たちのテントを設営してくれていた.

不思議なことにフライ付きテントなのにフライ側に入り口扉がない.強い雨ではインナーのドアだけで凌ぐのは多分無理であろう.逆にそんな雨の心配は皆無なのであろう.むしろ安心できそうだ.

(パキスタン,ネパール....辺りでは全てフライにも入り口扉があり,閉めるようになっている.インナー/フライ間に前室があるタイプも多い.)


ケウシュで未完のロッジ

未完のロッジ

手前半分はまだ屋根が付いていない.ペルー人地主からの借地にアメリカ青年経営者が建設中のロッジだそうだ.他に完成済の建物や,私たちのテントサイトもその青年の経営だそうである.ロッジが完成するとテントサイトは止めて,全てロッジ客のみの受け入れにするとか.....

ロッジ背後の山はワルカン(Hualcan:5,122m)辺りであろうか....でも自信がない.


ケウシュでワンドイ(Huandoy:6,360m)の雲なくならず

ワンドイの雲なくならず

私たちはテントで暗くなる前にシェラフなど広げて就寝準備を整えた.そして暮れゆく山の色付きを待った.

夕陽に晒されたワンドイ(Huandoy:6,360m)のアンデス襞は細かく美しい.ただ鋭い頂きは次から次へと出現する雲に覆われ,完全に無くなることがない.ちょっと残念だが,まあ仕方なかろう.


ケウシュでワスカラン北峰(Huascaran north:6,655m)もまた雲取れず

ワスカラン北峰もまた雲取れず

なかなか雲の取れないワスカラン北峰(Huascaran north:6,655m)はやはり晴れることがなく,暮れていった.まあ次(何時かな~?)に期待しよう.


下は,ケウシュで一泊したときの写真

ケウシュで一泊したときの写真
ケウシュで一泊したときの写真 ケウシュで一泊したときの写真 ケウシュで一泊したときの写真 ケウシュで一泊したときの写真 ケウシュで一泊したときの写真 ケウシュで一泊したときの写真

日没後夕食を頂いた.そしてその後空を見上げると満天の空に星が煌めいていた.南十字星の右側の星は少し薄く,そして位置が上方にシフトしているように見えた.星座で個々の星の位置が変化することってあるのだろうか?単に別の星座と間違っていただけか?

さて明日の朝,ヤンガヌコ峠へは車移動だが早い時間に出発だ.早く寝ようっと.


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