このヤンガヌコ峠編では,2014/6/3(火)未明車でケウシュのキャンプサイトを出て,ヤンガヌコ展望地に行き,日の出のワスカラン,ワンドイ,チョピカルキを眺め,ヤンガヌコ峠を越え,ヤンガヌコ峠先で池に映るチョピカルキを眺めたときの写真を載せました.
ケウシュ(7)のキャンプサイトからヤンガヌコ谷に入り,谷沿いの道をヤンガヌコ峠(8)直前の展望地に至った.日の出を眺めた後,再び車に乗り,ヤンガヌコ峠(8)を越え,池を見物した.
別窓で大きなGoogleマップを開くケウシュのキャンプサイトから,車は真っ暗な夜道を進み,ヤンガヌコ展望地に至った.とても寒くダウンジャケットを着込む.今回のツアーでは最も寒かった場所だった.
そして6時過ぎくらいから,日の出はまだだが徐々に明るくなり始めた.正面には通ってきたヤンガヌコ谷と底の右側を這う道が見える.また2つの湖も見える.手前上流がオルコンコウチャ(Orconcocha:3,863m)と,先がチナンコウチャ(Chinancocha:3,850m)と称するようだ.
6:15AM,ヤンガヌコ谷の左岸上に座するワスカラン(Huascaran:6,768m)が焼けてきた.この展望点からは左が南峰,右が北峰となり前日までの位置関係とは逆で,形ももち論全く異なって見えている.北峰頂上下の斜面の赤が鮮やかだ.
ヤンガヌコ谷の右岸上にワンドイ(Huandoy:6,360m)の4峰全ても赤くなってきた.
左から南峰(6,160m),西峰(6,356m),主峰(6,360m),東峰(6,000m)ではなかろうか.
なお写真に写ってなかったが,ワンドイ東峰のさらに右手に見えたのはピスコ(Pisco:5,752m)だったか?
ワスカランの左にはチョピカルキ(Chopicalqui:6,345m)が望めた.ここで見える3山の中では最も近くにあり,仰角が大で,高く見えている.随分シャープな稜線とそれを途中で切り取ったような形態が印象的だ.前日眺めたウルタ谷側とは反対側の眺めで,やはり全く異なる様相だ.
下は,ヤンガヌコ展望地での写真
ヤンガヌコ展望地で日の出を眺めた後,再び車に乗り,高度を上げた.そして朝7時頃ヤンガヌコ峠(Llanganuco Pass:4,767m)を通過した.
ヤンガヌコ峠はチョピカルキ(Chopicalqui:6,345m)の直下に位置している.つづら折りの道からはそんなチョピカルキの麓から立ち上がる様子を望むことができた.
標高4,767mのヤンガヌコ峠(Llanganuco Pass)を越えると,車はモロコーチャ谷(Morococha valley)を下り始めた.目指すはトレック開始点ヴァケリア(3,700m)だ.
つづら折り路を下り始めて少しすると池があった.ここで車を停めて,眺めた.池は小さく波立っていたが,大きなチョピカルキ(Chopicalqui:6,345m)を映し出す妨げになるには不十分だった.
何れにしてもやはりチョピカルキは綺麗な山だ.
池の周囲には霜の付いた樹木の花が咲いていた.樹木のようなのでピンと来ないがルピナスであるようだ.そう言われれば花の形はそのような.....
下は,ヤンガヌコ峠先での写真
さて次はいよいよトレック開始点ヴァケリア(3,700m)だ.