パリア谷Paria

このパリア谷編では,2014/6/3(火)午後,ワリパンパの村外れでランチの後,パリア谷出合へ向けて歩いたときの様子や見かけた花,到着した時のパリア谷出合いや翌朝の朝焼けの山ピラミデ,パロン,メジュシュラフ,ヤナパクチャの写真を載せました.


パリア谷付近のGoogleマップ

ワリパンパの村(10)からワリパンパ谷のトレイルを北上すると,左手(西)から流れ込むパリア谷出合(11)に至る.標高3,800mで,朝出発したヴァケリア(3,700m)とさして変わらない.出合いのキャンプサイトではピラミデ(下の赤マーカー),パロン(上の赤マーカー),メジュシュラフ,出合い近くではヤナパクチャなどの山が望める.

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パリア谷出合へtrek to the Paria valley merging point

ワリパンパ谷の広い放牧場

ワリパンパ谷の広い放牧場

ワリパンパの村外れで昼食後,私たちは再び北に向かって歩き始めた.暫く行くと広々した草地があり,ヤギが寝そべっていた.羊も遊んでいる.ワリパンパの村からは相当距離があるので,ここに家畜を放ち,時々見回りに来るのであろう.

またワリパンパ谷の先に見えるのはタウリラフ(Taulliraju:5,830m)のようである.ちょうどワリパンパ谷の始まり辺りに聳えているため,この日も明日もず~っとこれを眺めながら歩く筈だ.


ワリパンパ谷の池

ワリパンパ谷の池

ワリパンパの流れは所々にこのような池も形成しているようだ.池には鴨などが泳いでいる.きっと小魚も棲息しているのであろう.


ワリパンパ谷の紙の木

ワリパンパ谷の紙の木

ガイドVさんによれば当地で『紙の木』と呼ばれる木が生えた一画があった.倒れかかった木が多いが,根が浅いのであろうか?

木は赤みを帯びたごく薄い多層の樹皮で覆われている.名前の由来は聞き漏らしたが,一枚一枚の樹皮はごく薄く,あたかも紙のようである.ただ,脆く破れ,とても紙の代わりにはなりそうにない.


ワリパンパ谷の小川

ワリパンパ谷の小川

ワリパンパ谷の小川を渡った.乾季であるためか水量は多くない.この流れは私たちの歩く方向とは逆向きで,やがてアマゾン川へ,そして大西洋へと続く筈だ.

また先方に見えてきたのはピラミデ(Piramide:5,885m)とパロン(Paron:5,510m)のようだ.これらの山はパリア谷の奥にあるので,これらが見えるということはパリア谷出合は間もないということであろう.


パリア谷出合東のキャンプサイト

パリア谷出合東のキャンプサイト

少し行くと左手に幾つものテントが見えた.パリア谷出合東のキャンプサイトに着いたようである.


パリア谷出合西のキャンプサイトに到着

パリア谷出合西のキャンプサイトに到着

しかし上のサイトには向かわず,少し先を左(西)に折れたもう一つのサイトに向かった.パリア谷出合には東西2箇所にサイトがあり,私たちは西の方に落ち着くようだ.

手際よく,既に黄色いテントが張られている.そしてテントの背後,パリア谷の奥にはピラミデ(Piramide:5,885m),パロン(Paron:5,510m),メジュシュラフ(Millisraju :5,500m)が聳えている.いい所だ.なお『メジュシュラフ』はガイドVさんに教えて貰ったつもりだが,発音は正しくないかも知れない....スペイン語でMillisrajuがこうなるのか自信がない.....


下は,パリア谷出合へ歩くときでの写真

パリア谷出合へ歩くときでの写真
パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真
パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真 パリア谷出合へ歩くときでの写真

途中見た花flowers at the course

ワリパンパ集落外れからパリア谷出合キャンプサイトまでの間にも色々咲いていた.最後の内側が黄色,外側赤の花が面白い.

白花1白花2白花3
黄花1黄花2黄花3
白花4白花5白花6
黄花4紫花黄花5(外側赤)

パリア谷の朝morning at Paria

パリア谷の朝

パリア谷の朝

さてテントの一夜は明けて,パリア谷には2014/6/4(水)の朝が来た.洗顔湯やお茶をテントまで運んでくれた.ありがとうさん.

そしてパリア谷奥の山々は赤く染まり始めた.6:20AM,麓まで赤くなった.素晴らしい!


パリア谷,左(南)のピラミデ(Piramide:5,885m)

左(南)のピラミデ(Piramide:5,885m)

名前の如くピラミッド型だ.襞に沿う雪の有り,無しの織りなす模様が素敵だ.


パリア谷,中央のパロン(Paron:5,510m)

中央のパロン(Paron:5,510m)

若干稜線の一部に凹みがあるものの,やはりピラミッド型だ.こちらもゆらぎのある襞模様が美しい.


パリア谷,右(北)のメジュシュラフ(Millisraju :5,500m)

右(北)のメジュシュラフ(Millisraju :5,500m)

光線の射し込む方向がいいのか,細かい襞がカールした斜面に貼り付く様が素晴らしい.

やはり朝焼けは素晴らしい.堪能した.


パリア谷の朝,支給されたこの日の行動食

この日の行動食

パリア谷を出発する前に,行動食を支給してくれた.左のフルーツはナイフ無しで食べた筈だが.....名前も,味も思い出せない.他はチョコバーやバナナだが,毎日異なる内容で,気を遣ってもらっている.


7:00AMパリア谷を出発

7:00AMパリア谷を出発

この日は比較的行程が長いそうで,7:00AMという早い時間にパリア谷を出発した.

天気も良さそうだし,ルンルンだ.


パリア谷の朝,振り返るとヤナパクチャ(Yanapaqucha:5,460m)

振り返るとヤナパクチャ(Yanapaqucha:5,460m)

パリア谷で振り返るとヤナパクチャ(Yanapaqucha:5,460m)が朝日で輝いていた.


次はウニオン峠に向かう.



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