ウニオン峠Punta Union

このウニオン峠編では,2014/6/4(水)朝パリア谷のキャンプサイトを出て,チャクララフやタウリラフを眺めながらウニオン峠中腹へ行ってランチを食べ,食後花など眺めながらウニオン峠(4,750m)まで登ったときの写真を載せました.


ウニオン峠付近のGoogleマップ

このページではパリア谷(11)からウニオン峠(12)に歩いたときの様子を載せた.朝の頃はタウリラフ(上の赤マーカー)とともにチャクララフ(下の赤マーカー)も良く見えていた. 別窓で大きなGoogleマップを開く

中腹へgo up to the hillside

南にチャクララフ(Chacraraju:6,112m)

南にチャクララフ(Chacraraju:6,112m)

6/4(水)朝パリア谷のキャンプサイトから北へと歩き始めた.南にはワリパンパの集落でも見えたチャクララフ東峰(Chacraraju:6,112m)が白黒まだら模様の姿を見せていた.ワリパンパ集落のときより北になり,恰幅が良くなって見える.

また同じ方向にはヤナパクチャ(Yanapaqucha:5,460m)も前日暮と同じような姿で綺麗に見えていた.


タウリラフ(Taulliraju:5,830m)目掛けて進む

タウリラフ(Taulliraju:5,830m)目掛けて進む

目指すウニオン峠はタウリラフ(Taulliraju:5,830m)の横である.しかしてこの日前半はタウリラフ目掛けて進むことになる.


ロバ隊も進む

ロバ隊も進む

私たちのパリア谷のキャンプを撤収し,ロバに積み込んできたのだ.私たちに先行して中腹のランチ場に着き,食卓を準備してくれる手筈になっている.ありがとうございます.


広々したトレイルは快適

広々したトレイルは快適

この日のトレイルは高度の関係か大きな樹木もなく,また谷底でもなく,実に広々した場所を進む.傾斜も緩いし楽々快適に歩みを進めた.


池に映る逆さタウリラフ(Chacraraju:6,112m)

逆さタウリラフ

所々に大小様々な池や湖があった.写真は小さな池に映るタウリラフである.映し出された倒立タウリラフはちょうど良い露出であるが,元のタウリラフは露出オーバーで飛んでしまった.どうすればいいんだろう?


大きな岩もある

大きな岩もある

マグマが地表に上り,山ができ,それが冷却する際に,砕けずに大きなまま固化したのであろうか.まあキナバルのように山丸ごと一枚岩のような場合もあるが,ここではやはり目立つサイズだ.

さてお昼休みはもうすぐ,向こうの池の脇の丘だそうだ.


下は,中腹まで行くときの写真

中腹まで行くときの写真
中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真
中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真 中腹まで行くときの写真

キッチンスタッフの皆さん

キッチンスタッフの皆さん

シェフとアシスタントコックの皆さんが先に到着し,昼食を用意してくれていた.ありがとうございます.

皆さん,調理の時には白い服にキャップを羽織る.これはネパールやパキスタンでは見られないことだ.なお,この現地旅行会社(explorandes社)は,調理や洗顔に使った水をやたら撒き散らしたりせず,所定の場所に流したり,トイレの処理で所定基準を満たすなど,環境負荷低減を図る企業として政府からお墨付きを得ているそうだ.


テーブルに椅子,クロスも

テーブルに椅子,クロスも

先行したロバが運んでくれたテーブルに椅子を並べ,クロスも張ってくれた.食材に関してはリャマが運んだのであろう.リャマだけは次の朝,タウリパンパのキャンプサイトから役目を終えたとして帰路に就いたのであるが,積み荷が食材で,食べてほぼ無くなったためであろうと思われる.


海藻も付いたランチ

海藻も付いたランチ

スープに続いてこんな食事を出してくれた.右の黒いのは海藻のようで,驚いた.

トウモロコシの実は随分と大きく,これにも驚く.味そのものは北海道産甘味たっぷりとかと違って,原種の香り,有り体に言えばイマイチかも.

左端の白いのは芋の一種らしい.ジャガイモやサツマイモ....とかの味には属さず,新しい味だ.少し固めな歯ざわりで美味しい.ジャガイモ類もトウモロコシや,皿真ん中のトマト同様,この辺りが原産で,伝えられた先のヨーロッパでは,飢餓から多数の人を救った実績があるそうだ.

ウニオン峠へget to Punta Union

昼食後ウニオン峠へ向け登りを再開

昼食後ウニオン峠へ向け登りを再開

昼食後ウニオン峠へ向け再び歩き始めた.緩やかな岩盤は快適だ.


岩の線画

岩の線画

まるでナスカの地上絵(Nasca Lines)みたいだ.実線より点線の直線が主で,縦と斜めに走る .自然の造形にしては不自然,プレインカ時代の.....と期待したが,...やはり自然にできたものらしい.夢破れた.


リャマも行く

リャマも行く

蹄がないというリャマは平らな岩の上では大変そう.リャマドライバのおやじさんも高度が上がったためかステッキを使い始めた.あとちょっとで峠ですよ~


振り返るとコントライェルバス山塊(Contrahierbas:5,954m)

振り返るとコントライェルバス山塊(Contrahierbas:5,954m)

ウニオン峠手前で振り返ると大きな山塊が見える.添乗Hさんの説明ではコントライェルバス山塊(Contrahierbas:5,954m)とのことだ.大きな山だ.

とすると,そのさらに右手に見えるのはウルタ峰(Ulta:5,875m)であろうか?


ウニオン峠に至る

ウニオン峠に至る

ガイドVさんを先頭に,岩が抉られた切り通し状のウニオン峠(4,750m)に到着した.今回トレックのハイライトで,皆でやった~と喜びを交わす.

この岩の切り通しや手前の石の階段路はインカ帝国の前,1400年頃のプレインカ時代に築かれたそうである.インカの石組みは有名だが,既にその前に下地が形成され始めていたようだ.日本では足利氏が室町幕府を築いていた時代に相当するようだ.


ウニオン峠の先

ウニオン峠の先

Punta Union 4,750mの標識の立つ峠で反対側を眺めるとこんな風景が広がっている.これから下る広い谷はサンタクルス谷で,この後,峠直下にある今日の宿泊地タウリパンパ(Taullipampa:4,100m)に下る予定だ.


下は,ウニオン峠に至るときの写真

ウニオン峠に至るときの写真
ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真
ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真 ウニオン峠に至るときの写真

途中見た花flowers at the course

名前は判らないが色々な花を見ることができた.

開いてない紫花黄花1黄花2
白花黄花3木花4
赤い実薄紫花明花
黄花4リンドウ黄花5
ピンク花紫花リマリマ(rima rima)

一番下右はリマリマ(rima rima)の花と呼ばれるこの辺り特有の珍しい高山植物だそうだ.トレイルから少し離れた岩陰に咲いていた.

さてこれでウニオン峠に至ったので,次はこの日のキャンプ地タウリパンパに向かう.そしてページを改めて写真を載せよう.


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