この東欧へ編では,2013/3/14成田から出発し,ドーハを経由し,ブカレストに到着するまでの写真を載せました.
(1)出発地成田,(2)経由地ドーハ(カタール),(3)目的地ブカレスト(ルーマニア)は風船3の辺りに位置している.
夜8時頃,京成を降り,先ずはユーロを買おうと思い,成田空港第一ターミナル入り口前の両替店に行った.しかし驚いたことに閉店していた.遅い時間なので閉店しているのは当然なのだが,端から開いているものと思い込んでいたのがおかしい.あわててインフォメーションでどこか開いているとこないでしょうか?と訊くと,京葉銀行が開いておりますよ,と教えてくれた.夕方以降暫くは銀行の一つが交代で営業し,客の便宜を図っているようだ.ありがたい.
両替を済ませ,南ウイングの旅行会社カウンタを訪ねた.添乗Kさんから諸事案内を聞く.今回のツアー参加者は24人だそうで,大部隊だ.シートは予め通路側を確保して下さったそうで大変ありがたい.エアラインに依るのか個人個人でシートを取る場合が多いように思うが,少なくともカタール航空はまとめてチェックインできるようだ.
続いてカタール航空のIカウンタに行き,荷物を預ける.ドーハ(カタール)乗り継ぎだが荷物はブカレストまで通しで預かってもらえる.QR-805便はANAとのコードシェア便のためANAのマイレージが付くのはうれしい.
少しして,エンジのユニフォームで身を包んだQR-805便クルーがIカウンタにやって来てチェックインを始めた.クルーもここでチェックインするんだ~?とちょっと不思議な感じがした.カタール航空のクルーはアラブ系より,アジア系の顔立ちの人が目立つ.後の機内案内によれば日本人アテンダントも3人乗っているそうだ.ヨーロッパ線では多分欧州人アテンダントが多いのであろう.カタールでは働いている人は自国人より外国人が多いのだ.
出国審査を通過し38番ゲートに向かった.ゲートに着くと,以前別のツアーでご一緒したNさんに出会う.お互いびっくりし,どうぞよろしくを交わす.
ゲートにはB777-200LRの機体が横付けされていた.22:30出発予定の筈が,22:10出発に変更になった.台風が近づく前に早めに出るといったことはあるが,今回はそうした様子もないし,どうしてであろうか.
で,少し早めに乗り込んだのであるが,離陸までに手間取り,結局当初予定の時刻辺りに離陸となった.
成田/ドーハ間は12時間のフライトだ.イスラム圏のエアラインなのにワインやビールを出してくれるし,食事も美味しい.何しろ長いフライトなので日本語版を含め新旧映画のオンデマンドビデオは一番の友だ.ただLCDのタッチパネルの感度と言うか,レスポンスはイマイチだ.持参したノイズキャンセラー付きヘッドホンは結構役立ち,エンジンの轟音を低減しセリフがかなり聞き取り易かった.
ドーハ空港に到着すると晴れていた.晴れてないと中東の雰囲気が損なわれる(?)のでこれでいい.空港の外にはミナレットを従えたモスクや比較的小さめの窓の建物が中東の香りを醸している.
次のブカレスト行きQR-943便に乗るためのゲートに行く.アラビア文字の案内板や黒装束(アバヤ)の女性がいかにもドーハらしい.
ドーハ空港免税店では化粧品,ブランドもの,チョコレート...などに混じってマセラテイ(とベンツ)も売っている.お金持ちのアラブ人が,『これ気に入った,帰るまでに届けておいて』などと言って買い求めるのであろうか?
ドーハでは4時間ほど待って,8:35発QR-943便に乗りこむ.機体はA330(エコノミークラスは3-3シート配列)だった.成田/ドーハ便同様,こちらも満席近いようだった.
ドーハから飛び立つと程なくイラク上空を通過する.バグダッドの少し西側辺りを通るようだった.
朝のフライトだったため直ちに朝食を出してくれた.イスラムの慣わしで,当然ポークソーセージなど含まないが,まあごく普通の朝食だと思う.
QR-943便は定刻より少し早めの3月15日12:20分,東欧はルーマニアの首都,ブカレストに到着した.途中多少揺れが多かったためか,着陸時,ロシア文化圏の慣わし(?)に従い拍手があった.どうやら朝から酔っ払っているようではあったが.
ブカレスト空港着陸後,荷物コンベアで待つ.脇のショップ(入国側なのだが)に続いて小さな両替所があった.円からルーマニアの通貨レイ(Lei)に替えておこうと,ごく善良そうに見える担当女性に訊ねたら,円から可能と云うことで幾らか替えてもらった.レートは100円→1.5レイだった.ところが,パスポートコントロールを過ぎて外に出たところで並んでいた両替屋の換算レートを眺めると,なんと100円→3.1レイではないか.倍も違う,こんなことがあっていいのだろうかと腹が立つが....まあ,これからは気を付けよう.