チェプカ(2,280m)へtrek to Chhepka

このチェプカへ編では2011年8月~9月ネパールヒマラヤのロアードルパのトレッキングでポクスンド湖からチェプカへと歩いたときの写真とキャプションを載せました.

チェプカ周辺マップ

9月4日の行程(太線部分)

9月4日朝,3泊もしたポクスンド湖からチェプカまで下り,この日はここで宿泊した.

この日はポクスンド川沿いトレイルを頻繁に右岸,左岸と渡りながらひたすらチェプカに向けて下った.ただ天気が芳しくなく,途中ポクスンド川の大滝を望むポイントを通過したりしたのだが,雲で覆われ見えなかったのは残念だった.

途中民家はごく僅かであるが,割と生徒数の多い仏教系の学校があったのは少し驚きだった.また所々で道路工事が進行中で,徐々に整備されて行く様子が感じられた.


出発準備

出発準備

ポクスンド湖でゆっくりし,9月4日朝となった.スタッフの皆さんも朝食をとり,荷物をまとめていた.ここにリンモ村のキャンプサイト使用料徴収担当者がやってきた.徴収項目は例えば写真のキッチン小屋や,水道,テント場.....などで,各々一日当りの料金が決められているそうだ.ここで,一悶着発生した.昨年までチャージされなかった馬の場所代が,今年からいきなりRs50/一日一頭徴収すると言われたそうで,馬方Dさんと徴収係りが大声で言い争いになった.なかなか決着が着かなかったが,ガイドDさんが仲裁に出て,要求の半額の金額で何とか折り合いがついたようだ.馬方さんの利益が多少減ったのはお気の毒だが,まあ何とかまとまって良かったと思う.


濃霧で滝は見えず

濃霧で滝は見えず

ポクスンド湖からどんどん下り,やがてポクスンド川の大滝を望む場所に至った.異例にもちゃんと展望東屋まで備えられていたことに驚く.しかしながら濃霧で滝は望めなかった.まあ,数日前対岸からは見えたのでいいことにしよう.


マデュワ(Maduwa)村は見える

マデュワ(Maduwa)村は見える

上方の滝は見えないが,下に位置するポクスンド川/スリ川対岸方向のマデュワ(Maduwa)村と広い畑は雲がなくクリアに望めた.

ところでこの写真中央,道路に描かれた赤い鎌とハンマーはネパール共産党マオイスト派のマークであるが,こんな所まで縄張りの目印を記している.尤もマオイスト派の拠点はこの辺りを含む西ネパールではあるそうだが.


ゴンパと学校あり

ゴンパと学校あり

さらに下ると,ポクスンド川とマデュワ川は交わり,スリ川となり流れる.暫くスリ川右岸沿いを下ると木橋があり,これを渡る.左岸を少し行くとゴンパや学校などの建つ村に至る.地図で見えるサンダワ(Sanduwa)であろうか?いやはっきりしない.

庭には小さな子から年長者まで男女色々見える.その子たちの中で,高校生位の男の子が話してくれた.幼稚園から高校くらいまでの総数125人の生徒が,近隣200世帯の家庭から集まっているそうだ.一番遠い子は家から来るのに3日間掛かるそうで,そうした子は寄宿舎で過ごすそうだ.12クラスあり,隣接するゴンパのラマ僧も先生として教えているそうだ.そう言われれば子供たちのユニフォームも少しラマの袈裟に似ているような気がする.

ところで学校の前にはこれまで歩いて最初(で最後)の標識があった.『ポクスンド湖まで2時間半,ドゥナイまで8時間』と記されている.まさか?と思うほどの短さだが,地元の人はこの時間でそれぞれ到着するのだろう.凄い!


下は,ゴンパと学校の辺りまでの写真

ゴンパと学校の辺りまでの眺め
ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め
ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め ゴンパと学校の辺りまでの眺め

スリ川川原でランチ

スリ川川原でランチ

スリ川左岸の林をどんどん下った.石造りの家とテント小屋の集落に至り庭先で機織りの光景など見せてもらい,またも下る.やがて対岸には斜面に貼り付くレヒの集落を望むようになる.歩いているトレイル脇に左写真の広い川原が現れ,12時半と頃合いも良くランチとなる.


渡渉なく楽に通過

渡渉なく楽に通過

ランチの後,左岸を行くと,川原の石積みトレイルに入った.かなりの距離が続いたが,どこも冠水はなく楽に通過できた.ラッキー!

ガイドDさんが昨年案内して歩いたときは冠水しており,この場所を通過するのに30分も掛かったそうだ.今年も雨が多いが前年よりはマシなのであろう.


チェプカ(2,280m)に到着

チェプカ(2,280m)に到着

今日の歩きの終盤はかなり降られた.でも何とか目的地チェプカ(2,280m)に4時半ころ無事到着できた.チェプカ村の家々は切り妻屋根のしっかりした構造で,これまで見てきた建物とはかなり異なっていることに驚く.雨が多いのであろうか?

到着するとテントを張ってくれた.雨で着ていたものやマットまでが湿っぽい.タルチョーを掲げるポールに張られた干し紐に吊るした.だが既に陽は落ちているし,乾きはしなかった.已む無くDさんに大きなビニール袋を借り,マットに被せ,寝袋を置いて何とか凌いだ.

テント場周りにはキャベツやカボチャなどが栽培され,リンゴや小振りの桃(ということだ)がたわわに実っていた.標高が下がり,いろいろな作物ができるようだ.

夜テントの周りで犬がギャンギャンするのには些か参った.ネパールの人たちは犬の鳴き声には意を介さないのか,ここに限らず.放って置くのが普通のようだが.....


下は,チェプカ到着までの写真

チェプカ到着までの眺め
チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め
チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め チェプカ到着までの眺め


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