このスリガートへ編では2011年8月~9月ネパールヒマラヤのロアードルパのトレッキングで,チェプカからスリガートへと歩いたときの写真とキャプションを載せました.
9月5日チェプカからスリガートまで下り,この日はここで宿泊した.
当初スリガートからスリ側沿いのトレイルを下る予定だったが,増水で途中の橋が流され,通行不能となったそうだ.そこで山側の道でロハゴーン(Rahagoan)まで辿り,ここから一気にスリ川沿いのラクタン(Raktang,別名ラハ/Rah)に下ることになった.
ラクタンからは当初計画通り,スリ川沿いにスリガートまで歩いた.
チェプカのキャンプサイトをたたみ,7:40AM歩き始めた.村はずれから山側に入るトレイルを進むと,やがてスリ川の谷を望む高さに至った.この辺りに来るとなかなかいい道で,そのうち陽も射すようになり快適だ.
どんどん進むと家畜を連れた人たちに出会った.それまでのヤクと違って牛のようだ.改めて標高が下がったことが認識される.
大分登り,多分3,000mくらいになったようであるが,ロハゴーン(Rahagoan)の村にやって来た.結構まとまった戸数の農家があるようだ.また周囲にはそれに見合う畑が拓かれており,麦やトウモロコシ,ソバなどが植えられている.
ロハゴーンの住宅はチェプカと違って,他エリア同様土を被せたフラット屋根だ.また狭い土地柄,そこには野菜など栽培され,うまく活用されている.
ロハゴーンの直下,スリ川沿いにラクタンの集落が見えた.この間には急坂のトレイルがあり,これを下った.キッチンスタッフの皆さんはロハゴーン手前の更に急な坂を下って,スリ川に出たようだ.
下は,ロハゴーン過ぎまでの写真
スリ川沿いのラクタン(Raktang)に到着した.地元の人達はラハ(Rah)の別名もよく用いるそうだ.ここには数軒の民家があり,写真の一軒(バッティのようだ)の庭でランチとなった.
この日は午前中から天気が持続し,ここでは素足になり陽に当たることができた.気持ちがいい.
ランチの後,スリ川左岸を下った.概ねなだらかな道だが,途中一箇所土砂崩れでトレイルが途切れ,仮の迂回路を通る場所があった.
ラクタンからはあっけなくスリガート(Sulighat)に到着した.ほんの一時間余りだったように思う.スリガートのガート(ghat)は洗濯場,沐浴場といった水の畔を指す言葉だと思うが,その通りスリ川畔に並んだ村だ.
チェックポイントも置かれているが,なかなか大きな建物にたくさんの人間が常駐しているようだ.シェイポクスンド国立公園にあるため特別であるとか....
スリガートの外れにキャンプサイトがあった.上述のチェックポイントの直ぐ脇でもある.
通ってきたスリ川上流を見上げると雲がいっぱいだが,ここは晴天だ.スリガートは標高2,830mと低く,高い所は雲,低い所は雲なしの,よく遭遇する定石通りだ.ありがたい.到着すると寝袋やシーツやら,シャツやら石垣にいっぱい並べて干した.夕方でも暖かく,よく乾いた.
干すと言えば,近くの農家の庭先では干しトマトを作るため,切ったトマトが並べられていた.さてどんな味になるのやら?
下は,スリガートに下るまでの写真