このページでは,10月の高尾山ハイキングで見かけた花や実の写真を既存ページから転載し,集めて一覧できるようにしました.花の種類はアオハダ(青膚)の実,ツリガネニンジン(釣り鐘人参),ミヤマキンバイ(深山金梅),センブリ(千振),ヤクシソウ(薬師草),キッコウハグマ(亀甲白熊),ツルリンドウ(蔓竜胆)の実,オオツヅラフジ(大葛藤)の実,サザンカ(山茶花),アキノタムラソウ(秋田村草),イワシャジン(岩沙参),ニシキギ(錦木)の実,サラシナショウマ(晒菜升麻),コムラサキ(小紫)の実,コスモス(秋桜),セイタカアワダチソウ(背高泡立草),オニドコロ(鬼野老)の実,コシオガマ(小塩竈),ウスゲタマブキ(薄毛珠蕗),カントウヨメナ(関東嫁菜),カラタチバナ(唐橘)の実,ダイコンソウ(大根草),アキノキリンソウ(秋の麒麟草),ノコンギク(野紺菊),クサギ(臭木)の実,コウヤボウキ(高野箒),花名不明の白い花1,花名不明の白い花2,ヘクソカズラ(屁糞葛)の実,ハンゴンソウ(反魂草),タカトウダイ(高灯台),ヤマボウシ(山法師)の実,コバノガマズミ(小葉莢迷)の実,アキチョウジ(秋丁字),タカオヒゴタイ(高尾平江帯),クサボタン(草牡丹),オトコエシ(男郎花),シラネセンキュウ(白根川弓),イヌショウマ(犬升麻),ヒヨドリバナ(鵯花),ツリフネソウ(釣船草),キバナアキギリ(黄花秋桐),ミツバフウロ(三つ葉風露),アズマヤマアザミ(東山薊),タケニグサ(竹似草)の実,オケラ(朮),メタカラコウ(雌宝香),タチツボスミレ(立坪菫),トネアザミ(利根薊),セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字),ノブキ(野蕗),ツルギキョウ(蔓桔梗)です.
アオハダ(青膚)の実
花はどんなか見ていない.ちゃんと咲いていたのに,多分地味なので無視したのかも知れない.ごめんなさい.実は実に鮮やかでいやでも目に付く.
以上高尾山2007年10月28日(日)のページから.
ツリガネニンジン(釣り鐘人参)
地下に大きな根があり,それに養分を貯蔵しているそうである.これがチョウセンニンジンのようなものであるそうだ.花はそのまま釣り鐘型で淡い青紫がきれいだ.
以上高尾山2008年10月27日(月)のページから.
ミヤマキンバイ(深山金梅)
高山の岩場や礫地に生えるので深山だが,高尾山のような低いところでもたくさん生えている.
以上高尾山2008年10月27日(月)のページから.
センブリ(千振)
薬草として有名なようだ.乾燥し,煎じてまたは粉末にして飲み,胃腸虚弱,下痢,腹痛,脱毛などに効くそうである.写真のように花びらが4枚のタイプと,他に5枚のものもあるそうだ.
以上高尾山2008年10月27日(月)のページから.
ヤクシソウ(薬師草)
名前は「薬師寺」に由来するとか?黄色い似た花が多いが,蕾の形や花びら先端の凸凹が見分ける手がかりかな.
以上高尾山2008年10月27日(月)のページから.
キッコウハグマ(亀甲白熊)
葉っぱの形が亀甲型のハグマ(白熊).亀甲型といっても必ずしもくっきりした6角形ではないように見える.花びらの先のカールがこの写真のようにいつの一方向なのか否か,もっとサンプルを見てみたい.
以上高尾山2008年10月27日(月)のページから.
ツルリンドウ(蔓竜胆)の実
高尾山9月の花編で載せた蔓竜胆の花の実.とても目立ち,花のサイズに比べて実が大きいように思えるが,気のせいか?
以上高尾山2008年10月27日(月)のページから.
オオツヅラフジ(大葛藤)の実
小型のブドウのようだ.
以上高尾山2015年10月24日(土)のページから.
サザンカ(山茶花)
シベの数がものすごく多い.
以上高尾山2015年10月24日(土)のページから.
アキノタムラソウ(秋田村草)
大分前,夏の頃から継続して咲いている.ナツノタムラソウと云うのが既に在り,アキノ....となったようだ.
以上高尾山2007年10月23日(火)のページから.
イワシャジン(岩沙参)
ツリガネニンジンの仲間で,ひょっとしてツリガネニンジンそのものかな....?
以上高尾山2007年10月23日(火)のページから.
ニシキギ(錦木)の実
今年初めて見つけた赤く小さな実.次は花を見てみたい.
以上高尾山2016年10月22日(土)のページから.
サラシナショウマ(晒菜升麻)
白く大きな花はなかなかきれいだ.若菜を茹でて水で晒して食用に供することからサラシナと呼ばれるに至ったそうである.根は升麻(ショウマ)として日本薬局方に収録された生薬で,解熱,解毒,抗炎症作用があるそうである.
以上高尾山2008年10月20日(月)のページから.
コムラサキ(小紫)の実
花もさることながら,この紫の実がやはり珍重されるのではなかろうか.
以上高尾山2008年10月20日(月)のページから.
コスモス(秋桜)
メキシコ原産だそうだが,日本でも人気が高い.市の花とする自治体も結構あるようだ.
以上高尾山2008年10月20日(月)のページから.
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
北アメリカ原産で,日本には切り花用の観賞植物として導入された帰化植物だそうだ.一般にあまり歓迎されていないので,何かにくっついて偶然日本に入ったのかと思っていたが,わざわざ持ってきたようである.覇権主義的に勢力を拡大するのが歓迎されない理由だと思われる.
以上高尾山2008年10月17日(金)のページから.
オニドコロ(鬼野老)の実
高尾山8月の花編で載せたオニドコロ(鬼野老)の花の実.当時から既に実を付けているものもあり,写真も載せたが,その実は10月でもまだ青々したままだ.
以上高尾山2008年10月17日(金)のページから.
コシオガマ(小塩竈)
先月から咲いている.日当たりを好むようだ.
以上高尾山2008年10月17日(金)のページから.
ウスゲタマブキ(薄毛珠蕗)
花の先っぽがコウヤボウキ(高野箒)のようにくるくるしている.ヒノキの枯れ落ち葉の多い辺りで咲く変わった花だ.
以上高尾山2008年10月17日(金)のページから.
カントウヨメナ(関東嫁菜)
野菊のヨメナ,カントウヨメナ,シロヨメナ,ノコンギク,シラヤマギク,シロヨメナ....等々なかなか区別が容易でないが,葉は対生し,披針形卵状長楕円形で縁に粗い鋸歯がある,のがカントウヨメナの特徴の一つ.それに当てはまると思うが.....
以上高尾山2008年10月17日(金)のページから.
カラタチバナ(唐橘)の実
花はよく知らないながらも赤い実はきれいだ.
以上高尾山2008年10月17日(金)のページから.
ダイコンソウ(大根草)
葉っぱが大根と似ているから大根草か?(よく理解できてない)この黄色い花は似たようなものが多く,図鑑で比べてダイコンソウと判断した.
以上高尾山2010年10月16日(土) のページから.
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
麒麟草だと気高い印象だが,別名アワダチソウとも称するそうで,ちょっと引っかかる.花が泡立つように咲くとの意だそうだ.これと同属の帰化植物セイタカアワダチソウはさらに知られ,どちらかと言うと良くは思われていないのが引っかかりの要因だ.でも花自体はとてもきれいで,麒麟草の名にふさわしいと思う.
以上高尾山2010年10月16日(土) のページから.
ノコンギク(野紺菊)
代表的野菊の仲間であろう.いろいろ似たものがあってよく間違う.
以上高尾山2010年10月16日(土) のページから.
クサギ(臭木)の実
紫味を帯びた赤い5枚の花びらのようなもので包まれている.
以上高尾山2016年10月15日(土)のページから.
コウヤボウキ(高野箒)
オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)やナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)とよく似ているが,このコウヤボウキ(高野箒)の方がより多く見られるのではなかろうか.高野箒の名は,高野山でこの枝を束ねて箒にしたことに由来すると述べられていることが多いが,高尾山系で見られるこの木は箒にできる程大きくはないような.......と思って,いろいろ調べたら,庭を掃除するような普通の箒ではなく,何でも酒造工程で用いる特殊用途の箒であるらしい.
以上高尾山2008年10月13日(月/祝)のページから.
花名不明の白い花1
調べたが判らなかった
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
花名不明の白い花2
こちらも調べたが判らなかった
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
ヘクソカズラ(屁糞葛)の実
8月頃咲いていたヘクソカズラ(屁糞葛)の花がこのような実を結んだ.名前が気の毒だ.
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
ハンゴンソウ(反魂草)
反魂とは魂を呼び戻す意だそうだ.で,反魂草とは,葉の形が人が手招きする手に見え,死者の霊魂を呼び戻すように見えることから付けられた名だそうで,何とまあ深読みしたものか....と恐れ入る.
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
タカトウダイ(高灯台)
どこまでが葉っぱで,花で,実なのか?と,いつも思いながら眺める.まあ,面白い形だ.
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
ヤマボウシ(山法師)の実
6月頃咲いていたヤマボウシ(山法師)の花がこのような実を結んだ.赤い実はヤマボウシの花とはかけ離れたサイズ,つまり甚だしく大きい.たまたま「これはヤマボウシの実ですよ,食べられますよ」と教えてもらい,口に含むと内部の果肉は黄色で,少しはっとし,ほんのり甘い香りがした.
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
コバノガマズミ(小葉莢迷)の実
ガマズミ(莢迷)とただのガマズミ(莢迷)の違いがよく分からないが,ガマズミ(莢迷)の白い花は5月頃咲いていた.
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
アキチョウジ(秋丁字)
花の先っぽが二つ耳のように張り出していて,これが丁の字(Tの字)に似ていて秋に咲くことから付いた名だそうだ.なかなかきれいなブルーだ.
以上高尾山2010年10月11日(月/体育の日) のページから.
タカオヒゴタイ(高尾平江帯)
ハグマやオケラとか云った花と不雰囲気が似ている.タカオヒゴタイ(高尾平江帯)の高尾はこの辺特有若しくは多く見られるということだと思われるが,ヒゴタイ(平江帯)って何でしょう?広辞苑第4版で引いてみると,
ヒゴタイ【平江帯】:キク科の多年草.西日本の山野にまれに自生するが,観賞用に栽培。茎は高さ約九○センチメートル,葉は羽状に分裂し,アザミに似て刺(とげ)があり,裏面に白毛がある.秋,藍紫色の小花を球状につける.
と載っており,残念ながら漢字に関する記述は見当たらない.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
クサボタン(草牡丹)
花からボタン(牡丹)は全く連想できないが,葉の形がボタンに似ていることにで付けられた名だそうだ.クルッと先を巻いた花びらは甚だ特徴的で,あまり類を見ない気がする.なので見分けるのは簡単だ.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
オトコエシ(男郎花)
女郎花(オミナエシ)はごく一般的に知られが,オトコエシ(男郎花)って高尾山でもなければあまり見ることがない.女郎花を男性的にした姿に似ているのが名前の由来と云った説や,白い花を白米(男飯)に見立ててオトコメシ,それが訛ってオトコエシになったとする説....等々あるそうだ.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
シラネセンキュウ(白根川弓)
先ず薬草でセンキュウ(川弓)といのがあるそうだ.白根山で最初に発見された写真の花が薬草センキュウに似ていた(但し薬効なし)がためにこの名が付いたそうである.セリ科シシウド属だそうだが,シシウドより花の密度が高くぼってりしていると思う.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
イヌショウマ(犬升麻)
写真は咲き始め.全開すればもっと華やかだ.薬草でショウマ(升麻)といのがあるそうだが,このショウマは薬用とならず役立たず,犬の名を冠するはめになったそうだ.まあ犬も食べないであろうが.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
ヒヨドリバナ(鵯花)
ヒヨドリが山から里の下って鳴く頃に咲くことから付いた名だそうだ.で,ヒヨドリってどんな鳥,どんな鳴き声?YouTubeなど見させてもらったら,地味な小鳥で,鳴き声もまあ,普通の小鳥の.....で,やはりそれなりの素養がないと猫に小判と云ったところか.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
ツリフネソウ(釣船草)
花の形とつき方が帆掛け舟を吊り下げたように見えることに由来する名だそうであるが,凪で帆が弛んでいるように見える.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
キバナアキギリ(黄花秋桐)
名は,黄色の花が秋に咲き,それがまた桐の花に似ているからという説が有力らしい.しかし桐の花は紫がかって,花びらも広がってちょっと異なる雰囲気の気もするが....
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
ミツバフウロ(三つ葉風露)
ゲンノショウコに似ている.葉が名のように三裂している.でフウロとは?また広辞苑第4版で引いてみると,
ふうろ【風露】:涼しい風と露.‐そう【風露草】‥サウ
と載っているが,名の由来が判るには至らない.
以上高尾山2011年10月8日(土)のページから.
アズマヤマアザミ(東山薊)
アザミなのに花の形態がナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)のようだ.今回初めて見た(気付いた)
以上2018年10月6日(土)のページから.
タケニグサ(竹似草)の実
7月頃咲いていたタケニグサの花がこのような実を結んだ.花の時の賑やかさがそのまま実となっているところが面白い.
以上高尾山2010年10月5日(火)のページから.
オケラ(朮)
カシワバハグマ(柏葉白熊)ではなくオケラ(朮)としたのは,花びら下,茎部分を包むネット状のもの(苞葉と呼ばれるようだ)で,他にないユニークなもので,決め手となった.
ところでオケラの若芽は山菜として食用され,とても美味だという.さらに茎は白朮(ビャクジュツ)と称する生薬だそうで,芳香性の精油を含み,健胃用などに用いられるそうである.
以上高尾山2010年10月5日(火)のページから.
メタカラコウ(雌宝香)
花茎の高さは60cmから1m程度になり,大きい.舌状花が1個~3個くらいあって,非対称,不完全的なところが面白い.
以上高尾山2010年10月5日(火)のページから.
タチツボスミレ(立坪菫)
こんな時期に咲くのは尋常ではないが,実際咲いていた.
以上高尾山2008年10月5日(日)のページから.
トネアザミ(利根薊)
利根が付くだけあって関東に多いようだ.全体に刺々しい感じのアザミ.
以上高尾山2008年10月5日(日)のページから.
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)
広辞苑第4版で関屋を引くと,(1)関守の住む家。関所の番小屋,丁字は,ちょう‐じ【丁子・丁字】チヤウ‥(1)(clove) フトモモ科の熱帯常緑高木.原産はモルッカ諸島.一八世紀以後,アフリカ・西インドなどに移植.高さ数メートルに達し,枝は三叉状、葉は対生で革質.花は白・淡紅色で筒状,集散花序をなし,香が高い.花後,長楕円状の液果を結ぶ.蕾(つぼみ)を乾燥したものを丁香(ちようこう)(クローブ)と呼び古来有名な生薬・香辛料。果実からも油をとる.黄色の染料としても使われた,と載っている.なので,セキヤノアキチョウジはどこかの関所辺りで多く見られ,秋に花咲丁字の一種,となろうか?でもどこの関所でしょうね?
以上高尾山2008年10月5日(日)のページから.
ノブキ(野蕗)
前から継続的に咲いている.集合体としての花はおかしな形だが,小さな個々の花はまともで美しい.
以上高尾山2008年10月5日(日)のページから.
ツルギキョウ(蔓桔梗)
色あいや形がツルニンジン(蔓人参)に似た雰囲気だ.しかしツルニンジンよりかなり小型だ.ただし実は大きく,既に花びらの後ろにできつつある青い実が見えている.
以上高尾山2014年10月4日(土)のページから.